
白髪岩が予想以上にすんなり行ったのと珍しい植物にも会え気分は良かったが、何だか歩き足りず、赤久縄山(1522メートル)に久し振りで上がってみた。神流川沿いの山系では最高峰。山頂には白い花を開き始めた珍しい花があった。
「クサタチバナ」はガガイモ科カモメヅル属の多年草。登山道脇に大型の草が元気良く伸びていたが、どこかで見たような植物程度しか判らない。日当たりの良い山頂に着くと成長し花が咲き始めているものがかなりあった。私にとっては“初めての植物”。私の好きな白い花だが、草丈が4,50センチと大型で感激するほどではない。タチバナの花に似ているのでこの名がついているという。
「赤久縄山」はスーパー林道経由で4~5回、栗木平から1回登っている。天候と気分が良かったので、今まで歩いたことの無い西側の登山口(スーパー林道から)から入る。登山と言っても歩行距離は片道4百メートル。それなりに息は切れるが、ハイキング気分で上がれる。カラマツを含む木々の新芽は鮮やかで気分がいい。
西上州の山系の主峰の一つだが、展望に欠ける分人気がないようだ。ただ、森林公園の事務所から尾根沿いに歩くコースは新緑の頃、紅葉の頃には見ごたえがある。
