啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「シラネアオイ」と「ミネザクラ」

2011-06-24 10:46:07 | 山野草

長時間の登山道歩きの確認と花を期待して歩いた武尊山。花の季節には少し早すぎたようだが、熊笹の間からしっかりと顔を出し、残雪に映える「シラネアオイ」に感激。残雪の上を歩くトラバース道には「ミネザクラ」が咲いていた。

過日のブログで六合村・野反湖の「シラネアオイ」を掲載したばかり。素晴らしかったが残念ながら自生していたものではない。武尊山のアオイは誰も手を加えず、自然の中で咲いていたもの。深い熊笹の中、残雪の近くでしっかりと咲いていた。

昨年、この花の“本場”?の日光白根山にこの花を見たくて登った。残念ながら、花の時期は過ぎており、鹿の食害対策で厳重に鉄条網が張り巡らされた中で、葉だけが元気だった。登山口に下りて、群馬中高年山岳会の方から「残雪が残るぐらいの頃にシラネアオイは咲く」と聞いたが、その通りに残雪の残る場所に咲いていた。

「ミネザクラ」は中ノ岳への鎖場を越えて、ハイマツ帯のトラバース道に出たところ。残雪の上を歩いていると、笹薮の中から桜の花がついた枝が飛び出していた。桜の仲間では一番高いところに咲く。木の高さもあまり高くならず3-5メートル。

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