「私」は賑わう店の店頭にい
ました。そこは実際にボラン
ティアをしているチャリティ
ーショップで、店のレイアウ
トもレジも本物どおりです。
「私」は中東系と思しき3世
代家族を相手に、彼らの買い
物を手伝っていました。若い
娘風の人だけが片言の英語を
話し、大人数で和気あいあい
です。民族的な習慣なのか、
値切ることだけは忘れず(笑)
苦笑いしながら商談
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_2.gif)
めいざ支払いとなりました。
マウスを操作しスクリーン上
の3ドルを押すと、ネットが
切れそうなのかクルクル回る
信号が出て画面が変わりませ
ん。それが何回か繰り返され
先に進めず、先程までレジを
打っていた人を呼びました。
「今朝からずっとそうですよ」
やってきた若い男性は日本語
でそう言いました。日本人男
性がボランティアとしていた
ことはなく、彼は架空の誰か
でしたが慣れた感じでした。
「それは大変だったでしょう」
「そうです。時間がかかるし」
と男性ははきはき言いつつも
「レジが合ってないかも、と
眠れない日もあるんですよ」
とさらりと言いました。ボラ
ンティアがそこまで悩む
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_2.gif)
驚いて返事に窮していると、
「でも池上さん(仮)に、そうい
うことはよくあるから気にす
るなって言われて、少し気持
ちが楽になったんですけど」
池上という知り合いの実名が
出てきて、私たちには共通の
知り合いがいるようでした。
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英語がほとんど話せない中東
系3世代の逞しさと、英語が
話せても過敏なほど繊細な日
本人男性の対比が鮮明な夢。
本人の責任感の強さもさるこ
とながら、間違いを許さない
減点主義社会から来た人が、
できることを認める加点主義
社会の中に忽然と現われた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_stand.gif)
のを目撃した気がしました。