ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

アデレード行:60年の栄光の歴史

2020年05月07日 | オーストラリア:アデレード

1926年に姉妹で始めた
中華雑貨やギフトを売る
チャイナギフト・ストア

大人気となったものの


4年で長女ドロシーが結婚。



姉がシドニーに転居した後も
グラディスは1人で2店の経営
を続け、アデレード初の女性
実業家と目されています。


ドロシーが結婚した時の
グラディスは弱冠25歳



1939年には自身も結婚し

夫が拠点とするタスマニア
に引っ越していきました。


彼女がスゴかったのは、
転居後も遠隔で店の経営を
継続したことです


リージェントアーケードの
2号店は50年代に閉店。

(※今でも現役のアーケード)


1979年に引退し娘のメイリン
が引き継いだ時グラディスは
御年74歳でした。


苦労した第一世代の背中を
見ながら育った第二世代。


英語も西洋の教育も教養も
身に着け、商品の買い付け
に海外出張を繰り返し、
白豪主義の差別の中でも
弛まぬ努力と優れた商才で
ビジネスを成功に導いた

アデレード移民史に
末永く名を残す才女


メイリンは1985年に店を閉め、
チャイナギフト・ストアは60年
の栄光の歴史に幕を閉じました。


今は血縁ではない男性2人が
ミス・グラディス・シムチョン
という名でブティックを経営

今でもグラディスの名前は地元の
ファッションアイコンのよう。


店はビクトリアン建築に奇抜な
真っ赤で非常に目立ちます

(※写真はグーグルから)



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