連休は、いつも店の周りが静かです
皆さんお出かけになっていらっしゃるのかな~なんて思いながら・・・
たまたまネットで見かけた気になった記事。
最近、私もとても気になっていること・・・。
ちょうど連休であちこちの観光地で、たぶん見かけられる光景だと思います。
その記事は台湾人の作家さんが書かれた記事を紹介するものでした。
作家さんは、京都で見かけた大勢の和服姿の女性たちが、景観を損ねていると嘆き
その女性たちが台湾からの観光客で、
和服の着方も歩き方も知らない、着ているものもひどく
悲しさや気恥ずかしさを感じた・・と。
私も最近 浅草に行った時に見かけるレンタル着物で街を歩く観光客の方々を見て
同じような事を考えていましたので、この記事は大変興味を持ちました。
更に、読み進めると
「私が見た和服の観光客には、まったく日本の美に対する自覚がない。
彼女たちは粗製乱造された和服とも言えないような和服をきて
優雅でもなければ美観を損なうひどい歩き方だった」
そして、同じ台湾人として考えさせられるという内容でした。
(私が、省略してここで紹介してしまうことはよくないと思いますが)
そして、この台湾人の作家さんの事を紹介した後、こんなことも書かれていました。
「日本人から、こういう意見が出るのならともかく、「同胞」から批判が出たのは考えさせられる。
文章に書かれている『粗雑な和服』を作ったのも、それをレンタルすることを考えたのも日本人でしょ。
日本文化に興味を持つ観光客を責めるのではなく、日本人が考えるべきことがあるのではないか」
これを読んで、まったくその通りだと思いました。
私が、最近浅草で見かける観光客の方々の着物姿。
安っぽいポリエステルの着物に、同じような半巾帯。
足元を見れば、私はそれを足袋とは言いたくない七五三で子供が履くような
足袋の形をしたソックスのようなものに、ウレタンの底の草履。
冬場には、寸法もあってなくゾロっと格好の悪い羽織を着て。
見かけるたびに、「それを着物と思ってほしくない」と叫びたくなります。
今回の記事を読んで、今まで、こういう場で呉服屋の女将という立場で言ってはいけない
と我慢していた思いを、吐き出したくなってしまいました。
ちょっと毒づきます、お許しください。
記事にもあるように、観光客の皆さんが、せっかくだから日本を着物を着て楽しみたい
と思うのは当然です。
そして、安く気軽に着物を着てもらいレンタルすることを商売にするなら
手入れの簡単な最低ラインのポリエステルの着物一式・・となるのも頷けます。
京都や浅草のみならず、鎌倉や、あちこちの観光地に広がってきたようですが
しっとりした歴史ある街並みからは、浮くような気がします。
そして、海外の観光客だけならまだしも、日本人までが・・・・・、
あのケバケバした安っぽいものが着物だと思われるのは、とっても私はイヤ
日本人として、着物を扱っているものとして。
記事にも書かれていたように、その着物を作り着せているのは日本人なのです。
これと同じことを、私はずいぶん前にも感じていてブログに書いたように思います。
成人式の男性の羽織袴姿です。
赤や白、金色?のケバケバした着物を揃えて着ている姿をみて
私は着る人達も理解できませんが、それをレンタルする業者、作る業者がいる・・
売れれば何でもありなのか・・・悲しく思います。
ちょっと話が飛びますが・・
4月の上旬のことでした。
大きな公園に出かけたとき、浴衣?を着た若い女性を見かけました。
気になるので
そっと近づいて見ると、やはり中国か韓国の方のようです。
この時期の公園に浴衣・・違和感があったのですが
更に、気になったのは、台湾の作家さんのおっしゃるようにその着方や歩き方でした。
自分で着られたのか、日本人の知り合いに着せてもらったかは分かりませんが
申し訳ないですが、着方がグスグスなため
強い風が吹いて、太ももまで裾がめくれ上がっても平気な様子は、
見ていて気分の良いものではありませんでした。
日本の「着物」を着ることを楽しんでくださるのはうれしいですが
そばにいる日本人の誰かが、分かっていない外国の方に
もう少し、教えてあげてくれないものか・・・
正直な気持ちでした。
もう一つ私が心配するのは
そうして外国の方が着ている「着物」や着方を、
日本人が見慣れてしまったりマネしてしまうようにならないか・・
ということ。
日本のことを私たちが、ちゃんと伝えていかなければ・・・
おりしも、オリンピックの新しいエンブレムも決まり話題になっています。
「市松」と「藍」という日本を感じるものに決まり、
和の世界ではよく知られている「市松」や「藍」を広く大勢の方が興味を持ってくださり、
そこから発展してオリンピックを機に「日本」をもっと大切にしていく流れに
なって欲しいと願います。
心の中にあることを、吐き出してしまい長文になってしまいました。
反論やご批判、また気分を悪くなさった方もあるかと思いますが
着物を扱うものの一つの意見として、お聞きいただければ嬉しいです。
最後までお読みいただいてありがとうございます
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皆さんお出かけになっていらっしゃるのかな~なんて思いながら・・・
たまたまネットで見かけた気になった記事。
最近、私もとても気になっていること・・・。
ちょうど連休であちこちの観光地で、たぶん見かけられる光景だと思います。
その記事は台湾人の作家さんが書かれた記事を紹介するものでした。
作家さんは、京都で見かけた大勢の和服姿の女性たちが、景観を損ねていると嘆き
その女性たちが台湾からの観光客で、
和服の着方も歩き方も知らない、着ているものもひどく
悲しさや気恥ずかしさを感じた・・と。
私も最近 浅草に行った時に見かけるレンタル着物で街を歩く観光客の方々を見て
同じような事を考えていましたので、この記事は大変興味を持ちました。
更に、読み進めると
「私が見た和服の観光客には、まったく日本の美に対する自覚がない。
彼女たちは粗製乱造された和服とも言えないような和服をきて
優雅でもなければ美観を損なうひどい歩き方だった」
そして、同じ台湾人として考えさせられるという内容でした。
(私が、省略してここで紹介してしまうことはよくないと思いますが)
そして、この台湾人の作家さんの事を紹介した後、こんなことも書かれていました。
「日本人から、こういう意見が出るのならともかく、「同胞」から批判が出たのは考えさせられる。
文章に書かれている『粗雑な和服』を作ったのも、それをレンタルすることを考えたのも日本人でしょ。
日本文化に興味を持つ観光客を責めるのではなく、日本人が考えるべきことがあるのではないか」
これを読んで、まったくその通りだと思いました。
私が、最近浅草で見かける観光客の方々の着物姿。
安っぽいポリエステルの着物に、同じような半巾帯。
足元を見れば、私はそれを足袋とは言いたくない七五三で子供が履くような
足袋の形をしたソックスのようなものに、ウレタンの底の草履。
冬場には、寸法もあってなくゾロっと格好の悪い羽織を着て。
見かけるたびに、「それを着物と思ってほしくない」と叫びたくなります。
今回の記事を読んで、今まで、こういう場で呉服屋の女将という立場で言ってはいけない
と我慢していた思いを、吐き出したくなってしまいました。
ちょっと毒づきます、お許しください。
記事にもあるように、観光客の皆さんが、せっかくだから日本を着物を着て楽しみたい
と思うのは当然です。
そして、安く気軽に着物を着てもらいレンタルすることを商売にするなら
手入れの簡単な最低ラインのポリエステルの着物一式・・となるのも頷けます。
京都や浅草のみならず、鎌倉や、あちこちの観光地に広がってきたようですが
しっとりした歴史ある街並みからは、浮くような気がします。
そして、海外の観光客だけならまだしも、日本人までが・・・・・、
あのケバケバした安っぽいものが着物だと思われるのは、とっても私はイヤ
日本人として、着物を扱っているものとして。
記事にも書かれていたように、その着物を作り着せているのは日本人なのです。
これと同じことを、私はずいぶん前にも感じていてブログに書いたように思います。
成人式の男性の羽織袴姿です。
赤や白、金色?のケバケバした着物を揃えて着ている姿をみて
私は着る人達も理解できませんが、それをレンタルする業者、作る業者がいる・・
売れれば何でもありなのか・・・悲しく思います。
ちょっと話が飛びますが・・
4月の上旬のことでした。
大きな公園に出かけたとき、浴衣?を着た若い女性を見かけました。
気になるので
そっと近づいて見ると、やはり中国か韓国の方のようです。
この時期の公園に浴衣・・違和感があったのですが
更に、気になったのは、台湾の作家さんのおっしゃるようにその着方や歩き方でした。
自分で着られたのか、日本人の知り合いに着せてもらったかは分かりませんが
申し訳ないですが、着方がグスグスなため
強い風が吹いて、太ももまで裾がめくれ上がっても平気な様子は、
見ていて気分の良いものではありませんでした。
日本の「着物」を着ることを楽しんでくださるのはうれしいですが
そばにいる日本人の誰かが、分かっていない外国の方に
もう少し、教えてあげてくれないものか・・・
正直な気持ちでした。
もう一つ私が心配するのは
そうして外国の方が着ている「着物」や着方を、
日本人が見慣れてしまったりマネしてしまうようにならないか・・
ということ。
日本のことを私たちが、ちゃんと伝えていかなければ・・・
おりしも、オリンピックの新しいエンブレムも決まり話題になっています。
「市松」と「藍」という日本を感じるものに決まり、
和の世界ではよく知られている「市松」や「藍」を広く大勢の方が興味を持ってくださり、
そこから発展してオリンピックを機に「日本」をもっと大切にしていく流れに
なって欲しいと願います。
心の中にあることを、吐き出してしまい長文になってしまいました。
反論やご批判、また気分を悪くなさった方もあるかと思いますが
着物を扱うものの一つの意見として、お聞きいただければ嬉しいです。
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出町柳あたりにお住まいなのでしょうか・・・?
私は若い頃10年ほど、下鴨の美容室で仕事をしておりましたので、なんだかあの頃のゆったりした下鴨のあたり、近所のおいしいお店のことや定休日にぶらぶらした河原町などを懐かしく思い出して、嬉しくなってしまいました(笑)
テレビでコロナ前の嵐山や清水寺、祇園のあたりの様子をみると、すこしがっかり・・・。
なかなか、着物の業界も難しくなってきました。
それでも、最近は着付けを習いに来てくださる皆さんに、少しでも伝えようと・・・思っています。
昨今はコロナウイルスのためレンタル着物を着て歩く観光客も京都では少なくなってきました。
早く終息してもらいたいと思う反面、京都から観光公害をほぼ一掃してくれたのがコロナウイルスというのは皮肉な事だなとおもっております。
私もレンタル着物の観光客さんたちは『仮装行列』のようで、滑稽におもえてなりません。あれは健康ランドの貸し出し浴衣レベルかなと。
彼ら彼女らは着物に愛着があるというよりも、『旅の思い出に京都で着物を着て皆で写真が撮れたらレンタルだろうがなんでもいい』……という人達なので、そこに否定的な感情を抱いても仕方がないなと思っております。
厳しいことを言うと「あなた方は着物がきれて嬉しいかもしれませんが、解る人が見たら『顔に落書きしたまま歩いている』ぐらい笑われてますよ」……と思っています。
本当に着物が好きであれば、自前で一式仕立てますし、なによりも所作や歩き方、そして細部に至る小物まで購入するものです。
こちらに否定的なコメントを書かれる方々の意見も同意出来る反面、「では、あなた方は自分のお着物もってはるんですか?」と逆にお尋ねしたくもなります。
私事で恐縮ですが、着物で外出した際にレンタル着物の方とすれ違うと目を伏せて通り過ぎて行かれます。
偽物が本物に会った時のような感じです。
偽物で満足する人たちに本物を求めても、理解は得られないでしょう。
京都には本物を求め、そしてそれを愛する人たちがしっかりとおります。わからない人たちは相手にしないのがいちばんです。目に飛び込んできても目を逸らしましょう。
長文、失礼いたしました。
2月のお返事にも書きましたが
この記事を書いた時から、時間がたって最近では私の中でも
世の中に合わせて考え方を変えないといけないのかな・・という気持ちになるときもあります。
着物に対していろんなご意見があって当然のことと思います。
私にも、私なりの思いや考えがあります。
私書いたもので皆さんが何か感じて頂けることは光栄な事でもあります。
最後に、このブログは街の呉服屋の一人の女将個人が日々感じていることを書いているもの・・・
と、ご理解いただければ嬉しく思います。
派手派手ポリエステルだってニーズがあって物なのに、何でケチをつけるのか理解出来ない。
日本から着物が姿を消すのも、そう遠い未来じゃなさそうですね(*´∀`)♪喜ばしいことです。
5年も前の記事がいまだに皆さんの目に留まることに驚き責任を感じています。
5年前の着物に対する自分のまっすぐで熱い気持ちを改めて読みなおしてみました。
この記事から日にちがたち日々の状況が変わってきたのも感じます。
基本的な考えや姿勢は少しも揺らいでいないつもりですが、年を取ったせいもあってか、着物もこうして変わっていくんだろうな・・という少々あきらめみたいなものすら感じています。
この記事に対して皆さんからいろんなコメントをいただいて、感謝です。
コロナ禍を経て、今後着物がどういう方向に行くのか不安でいっぱいですが、着物に対してこういうことを考えている感じている呉服屋がいる・・・と
思っていただければ嬉しいです。
さらに、そうだね・・・と感じて頂ける方がいらっしゃることは、うれしく思います。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
この記事を書いてから、随分月日がたち、その頃とは
また着物に対する皆様方の考えも変化してきているのを感じています。
私は呉服店として伝えたい事や私の考えを書いておりますので
お気に障ることもあるでしょうし、反対のご意見もあるかと思いますが
一つの考え・意見として耳を傾けて頂ければ嬉しいです。
これからよろしくお願いします
ポリエステルの何が悪いんですか。私は静電気が嫌いだし、絹の肌触りも水への弱さも嫌いだから綿製しか着ませんけど。観光は式典じゃないんですから気軽にやればいいじゃないですか。
むしろ絹の上等な着物を着て観光するのって、上等なドレス着てうろうろ街歩きしてるものでしょ。そっちの方が視覚的におかしいと思います。
着物が好きでふらふら町歩きをしたりしています。
観光客のレンタル着物、税込みか税別かはわからないけれど、一式2,980円という店がありました。
この値段ではいいものそろえられないなと思いました。
京都ではレンタル着物屋さんが雨後の竹の子のようにいっぱいできています。
たしかに冬でも浴衣かと思うようなデザインの着物を着てぞろぞろ歩いているのは「寒そう!」と思います。
ただ、日本の着物のしきたりにこだわらずに、好きなデザインのものを着ておられるんだろうな、と思います。
それはそれで、敷居が低くなっていいんじゃないかな、と思っています。
国内の方なら、これがきっかけで着物好きになってくれたらいいんじゃないかな?
あくまで入門ですよね、と思います。
そのうちにレンタルじゃなくて自分のものがほしくなり、リサイクルショップめぐりをしたり、そのうちに正絹のお仕立てにつながったりするのでは?
京都の町、たしかにレンタル着物がいっぱいですが、それはそれでかわいいなと思ってみています。
旧い着物のレンタルなら、それなりの色彩、デザインがありそれはそれで趣があります。
しかし、今時のデザインにはではでな品のかけらもない色調のペラペラの着物を観光客が着ているのをみるにつけがっかりします。
これは確実に
★貸す側の儲け優先、モラルが反映しているのだと思います。これは大問題です。
反省して改善してほしいと思います。
町並みの印象は、人の服装も反映してしまいますからね。
通りすがり、大変失礼いたしました。
合羽橋の道具屋さんに外国人が来ておりますが、研ぎ屋さんが言うのは、あの商品でこの値段はないだろう!って少々怒っておられました。
何も知らない外国人をだまして商売してるのかな?ってこれじゃー逆に良いものがわかってる外国人は怒るだろうって。
例えば、日本の爪切りってとても評判が良いのですが
本当にいいものは刃こぼれがしにくい構造になってます。私も見せてもらいましたが、確かに刃を微妙にずらして刃同士があたらないようにできてます。
そういうものは結構高いです。でもこれは一生ものですね。
かっぱ橋の道具は一般のよりは確かに高いですが、しかし、職人が自国に帰って使いこなせるものかは微妙なものがあるって指摘されてましたね。
そういう絶妙な値段設定で、外国人をある意味だまして購買させてる。
その研ぎやさんはウチの30万の包丁買ったら、一生研ぐっておっしゃってましたし、本来そういうものだと思うんですよ。
しかし、外国人相手だから、微妙に高く、微妙にホームセンターにあるものよりは良いものを置いてその場で買わせてあとは知らんってのは日本人はやってほしくないですよね。
買ったあと外国人は帰国後どうしてるんだろう?
って心配になります。
着物にも言えますよね。あんな安っぽい着物もどきを
買って帰国したら、あんな肌ざわりの悪いものが着物って思われたくないですよね。
良いものはいいけど、但し、値段も張るって当たり前のことを思いかえしてほしいでよね。
それに良いものは作る工程に手間暇かけてるので
高いわけですし、それを安価に提供するって製作者を冒とくしてますよね。
僕はそんなにお金があるわけではないですが、メガネはいいものをつけてます。
999.9ってブランドでかけごごちがいいです。
少々高いですが、良いものはいいです。
デフレ経済が続いて、なんでも安くなるのが当たり前って日本人自身が良いものを評価できなくなったのかと思うと悲しいですよ。
評価基準は安いか否かだけ!
もう少し、いいものはどうしていいのか?高いのはやはり手間暇かけてますよ!ってことを日本人自身が
わかってほしいと改めて感じます。
外国人にも説明できる人がいれまいいんですけどねー。
コメントありがとうございました。
ずいぶん前に書いた記事にいまだにこうしてコメントをいただいたり、また、店にご来店くださるお客様からも京都などに行った時に見たレンタル着物の感想や意見をお聞きすることが度々あることを考えますと、やっぱり着物の好きな方にとっては気になる事なんだなと思います。
都忘れさんの優しいご意見、外国の方などに本当に着物を理解していただくにはいい方法ですね。
でも、レンタル着物業者にそこまで着物のことを考えてくれる業者がいるだろうか・・・って、現実を見ると、(嫌な考えですが・・・)そんな風に考えてしまいます。
街中で着崩れた方を見るとお声かけして直してあげたりしていますが、レンタルされているお店の横の繋がりですぐに直してくださる場所のアプリを立ち上げることは出来ないでしょうか?
着物が大好きな人が増えることを願っています。
おっしゃる通りです。
みなさんの着物に対する考え方、価値観が違ってきていることは、日々切実に感じています。
外人観光客に対してのレンタル着物は、仕方ないかもしれません。温かい目で見られるKさん、エライ私は心が狭いので、ついつい本音が・・、いやだな~と思ってしまいます
でも、今は日本人の多くが日常で着物を見たことや触れたことがなくなってきて、アレが着物のスタンダードになっていってしまうのではと私は心配になります。
現実に観光地のレンタル着物ほどではないですが、着付を承ったお客様が持ち込まれるレンタルの着物一式が、年々価格競争のためか品質か落ちていくように感じています。
そのレンタルされた着物一式をお持ちになるお客様は、それしか見たことがなく、着物とはこういうものと思っていらっしゃると思うととても残念に思うのです。
それはそれで仕方ないことですが、もっといいものも見て、こういうものがあるという事を知ってほしいとただただ思うのです。着物を扱っているものとしては・・・。
着物の敷居の高いところ・・これもKさんのおっしゃる通りです。
ただ、逆に見れば、だから着物は面白く奥深いもの・・とも思うのです。呉服屋目線と言われればそれまでですが・・・。そのあたりをうまくお伝えしていかねばとも思っています。
まずは皆さんに興味を持っていただいて、敷居を低くすることは、私がこの業界に入ってからずっと思い続けていること。だから悩んだり落ち込んだりしながら毎日仕事をしています。
書いてるうちに、なんだかポイントずれてきてしまったような・・・
もしかしたらKさんは、何らかの形で着物にかかわっていらっしゃる方でしょうか?
また、ご意見お聞かせくださいませ
私も観光地でレンタルされた着物の安っぽさを残念に思います。
ただ、(着物レンタルに限らず)外国人相手の商売全般に言えるのですが、経営は難しいのでしょう。
シビアな値段、需要の波、(便利な場所の)店舗代はもちろん、汚されることを考えたらそりゃ安い着物にならざる負えないとも思います。
書かれている通り、そういう着物をレンタルさせる日本人経営者の感性も首を傾げますが、
多くをしめる中華系外国人には派手な着物が好まれますし、
女性の自立が確立された欧米人の女性に、既婚・未婚、年齢によって相応しい着物が違うことなど、うまく説明してもがっかりされてしまうこともあります。
着物は素晴らしい日本の伝統ですが、ある意味現代の価値観にはそぐわない部分が多く、
日本人が着物を着ないのはそこにあると思うんです。
また着物に関してのしきたりや格(値段)も、着慣れていない人には敷居を高くするだけでして、
皮肉な事にそういう着物の素晴らしさが、着物離れの原因なのですよね。
そして着物離れは生地産業の衰退を招いて、織物技術にしろ仕立て技術にしろ、小売りにしろ着物業界は瀕死の状態。
・・・だとすれば、日本人外国人問わず、まあちんどん屋のような着物でも、とりあえず着てみて良さを知ってもらって、着物の宣伝塔になってもらえば素晴らしいじゃないかと思っています。
実際、日本人でも多くの人は、安い外国製の浴衣から始めます。
それで興味を持ったら、安い着物や中古の着物から揃え始めますでしょ?
最初から反物から注文する人いませんから、着物再生への起爆剤として、私は着物レンタルを温かい目で見るようにしています。
そして、さっきコメントをいただいていることに気が付き、お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
こうして、レンタル着物に対して皆さんが考え思ってくださっていること、ありがたく思います。
この記事を書いた時からさらにひどくなっているように感じ、つい最近もブログでレンタル着物についての思いを書かずにいられませんでした。
観光地のレンタル着物もひどいものですが、日々のお店の仕事としての着付けの現場で目にするレンタルの着物・・・
あまり声を大にしては言えないのですが、レンタル業者(一部であってほしい)が、私たちが考える本来の「着物」をかき回し、ぐちゃぐちゃにしているように感じます。
そうした業者は、成人式の時にも問題になりましたが、着物は儲けのための手段としてしか考えていないように思い、悲しくなります。
職人さんの手のかかった本来の美しい着物が、将来も残っていってほしいと願っています。
五番目さんも、ご自分の感じられた通り、本来の着物というものはこういうもの・・・と周りに伝えてくださると嬉しいです。
先日、京都に行きましたが、レンタル着物を着ている方々をたくさんみかけました。
私は日常、着物とは縁のない生活をしている者ですが、自分は着物を着ないまでも、日本人として着物姿は大好きです。
でも、とても着物とはいえない物をレンタルしていることに唖然としてしまいました。
ひどいものは、生地も洋風の安いカーテンのような化繊の生地で、帯も同じ生地で作られた、形すら帯とは言えないひどい物でした。着られている外国人の方に、とても申し訳ない思いになりました。
着物がどんな物かもしらないでしょうに、それが着物だと思ってお金を払って借りて着ているのですから。
ひどい日本人がいるものだと思いました。
どうか着物協会とかもしそんな団体があれば、正式に政府に「着物以外を着物としてレンタルしてはいけない」という法律を作るよう要請してほしい思いになりました。
ああいう着物をみると、日本人としてあまりにも情けないし、悲しい思いになりました。
せめて「これは着物ではありません」という注意書きと、「着物風」という名前でレンタルするように指導、規制して欲しいと思いました。
レンタル着物業界がひどいことになってるな...と思い検索したら、ここにたどり着き、ついコメントしてしまいました。
私も似たようなことを感じることがありますので、おっしゃること、わかります。
せっかく着物を着てくださってるのに言ってはいけないことかもしれませんが、私にもスキになれない着物姿があります。
ここでは、詳しく言えませんが(笑)
ご意見伺っていろいろ考えたのですが、それはお茶の方だけには限らないように思います。
お茶をなさってる方でも、とても人間的にも尊敬でき、着物もステキにお召しになってくださる方もたくさん知っていますし、逆に着物をただのお茶の時に着る衣装と考えていらっしゃるような方にお会いすると悲しく思います。
趣味や習い事、職業でも、その他、その世界独特の雰囲気ありますね。印象の悪い雰囲気は人数が集まるとさらに強く感じるようにも思います。
話がまとまらずお返事になってないかもしれませんが・・・
考えた結果、私がこういう着物がおしゃれです!!といったところで、洋服でも同じで、皆さんが同じ考え、お好みとは限らず・・、
京呉服わきとしては、着物に対する考え方や、お好みのあうお客様を大切にしていくこと・・と思いました。
亜雅紗さんも、ご自分の好きなイメージで着物を楽しく着ていただけたらうれしいな・・・と思います。
コメントありがとうございます。
お店にお越しくださるお客様もほとんど同じ意見です。
着物が好きな方、分かってくださっている方は、嘆いています。
この業界でも本当に着物を考えている人たちは、眉をひそめているはず・・と思うのですが。
七五三や成人式も、最近はコスプレの日のようになっている気がしています。
真面目に着物のことを考え着物に携わっている人も多いのですが、一部のこういう動きがこの業界の首を絞めることにつながると思います。
またまた書きかけると、キリがなくなります(笑)
良識のある皆さん方が、あれはおかしい!と疑問をもって声をあげ周りに伝えてくだされば心強く思います。
どうか、応援してください。
京都在住の友達にその事を話すと、東京資本の企業がレンタル着物(ヘア・メイク込)3500円の低価格で参入して、ペラペラの浴衣みたいな着物を、何も知らな観光客(日本人も含む)に提供しているらしい事が判明しました。
着物と着物文化を愛する私にとっても、これはゆゆしき問題だと痛感しています。
勿論、私もGパンを履いて街を闊歩する事もありますが、着物を着た瞬間にそのような行動が改められるので、日本女性としての慎みやたしなみを維持していていくために、お休みの日には着物でお出かけするようにして、西洋文化に毒された自分の心と体のバランスを回復させています。
この件、もっと声を上げましょう!
もしかしたら、着物業界の方ではなくて、私のような一般市民からの声の方が、レンタル着物業界の方も真摯に受け止めてくれるかも知れませんね。