京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

ちょっと落ち込む時・・・

2015-10-22 16:37:46 | ひとりごと
店の中で仕事をしていると、表を通って行く人たちの声が結構聞こえます

「わき」「おべべや」というひらがなの看板を見て、小さい子たちが「お・べ・べ・や」などと
読んでいってくれるのは、なんともほほえましく聞こえます。

先日、年配の男性がお連れの方に
「おべべや・・・着物を着せてくれるんだって・・・」
とおっしゃるのが聞こえました。

『あの~~、確かに着物も着せますし、着付けも教えていますが・・・
着付けやさんではなく、正しくは呉服屋が着付けもしているのです・・』
心の中でつぶやきました・・・


最近、街の中に「呉服店」がなくなったせいでしょうか
当店が「着物を売ってる」ということをわかってもらえてない・・という状況であることを
感じることがよくあります。

「京呉服 わき」という看板をみても、何を扱っているのかわかってもらえないのです。

この男性の言葉通り、着付けもさせていただいております。

でも
本職?というのも変ですが、メインの仕事といえば
「着物の販売」なのですが・・・

もちろん、着物にまつわることすべて、させていただきます
お直しや、染み抜き。丸洗いなどのお手入れ、着付・着付教室、いろいろなご相談も承ります。
呉服屋として当然のことなので・・・。


それから、こんなこともよくあります。
着付をさせていただくお客様に、荷物の点検をさせていただき
例えば紐が足りませんとか、足袋がないですね・・と、お話しすると
「じゃあ、どこかで買ってきます・・」というお答え

ほかで買ってきてくださるのはお客様の自由なのですが
お客様は当店でも販売しているという発想がないようなのです

呉服屋ですもの、着付けをするのですもの、
当然のことながら、着物も、着付け小物も・・・置いてます・・販売もしています・・・

”着付けをしてもらうところ”ではないのですが・・・

こういうとき、着物離れをかんじますし
呉服屋=着物を買うところと認知されてないのかな~~と凹みます。

自分たちが気づいてないこの世の中の状況
何か、対策しなければ?

皆さん、何か良い案はないでしょうか・・・


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