暑い日に、素敵ないただき物

毎日、ホント暑いですね・・・
とはいえ、お店の中にこもっている私がこんなこと言ってると
ひんしゅくものかも知れませんが・・・

荷物を届けてくれる宅急便や佐川のおにいさん達を見ていると
頭が下がります。


先日、お客様からこんな暑いときにぴったりの素敵なものをいただきました



たとう紙のようなこれまた素敵な包みから出てきたのは



こんな「渋うちわ」

お客様のご実家のある熊本のものだそうです。
うちわといえば、四国の丸亀が有名だと思っていて、熊本のうちわを見たのは初めてでした。


中に入っていたパンフレットを読むと
江戸時代に、四国の丸亀の旅僧が一宿の謝礼にうちわの製法を伝授し、
肥後藩主細川忠利公の奨励で「来民」の地で作られるようになったのだそうです。

和紙に柿渋を塗ってあり、丈夫で長持ち防虫効果もあります。

いただいたうちわには、川に飛び込む河童が手書きで書かれているのですが
何とも、素朴で味があって、河童たちがキュートです。


そして「来民」で作られているこの渋うちわには
名前の通り「民が来る」という縁起物で、商売が繁盛するといわれているのだそうです。

この不景気になんてありがたいいただきものでしょう

パンフレットの最後に
「益々のご活躍に追い風が吹きますようにご祈念申しあげます」と・・。

なんだか元気が出てきます

お客様がきて下さいますように・・・
パタパタと風を送って、８日までの売りつくしセールを頑張ろう



でも、やっぱり
手作りの伝統工芸はいいですね。

町で配っているプラスチックの骨のうちわでは味気なくて
涼しさもいまいちな気がするけれど
こういううちわから送られてくる風はなんだか心地良い気がします。