次男の部屋を出、食堂のテーブルでひとりぼおっと座り、張り裂けそうな思いで、
今起きた出来事をふり返っておりました。
衣食住、まだまだ全てを依存している次男。
学校のことだって、ここにくるまで、どれほど彼のフォローをしてきたか、それらなしでは
今の彼は無いではないか・・・。
でも、彼は私の言動一切を「うるさい干渉」「全部お母さんのせい」で憎悪するばかり。
なんか、ものすごく、「私ってそんなに悪いの?」と心が深く沈んでいった・・・その時。
ふと、ある気分が浮かんできました。
「めんどくせい奴だな。」
するとほぼ同時に、大きくて古いブロックがひとつはずれ、音をたて土埃をあげながら落ちるような
不思議な感覚が体の中に起こり、実際、そういう映像みたいなものが一瞬見えたのです。
その瞬間、思った。
「あー、もう捨てよう。彼は19才、もうすぐ20才。充分育った。もう自分で生きなきゃ。」
母によく言われていたのです。
次男と私は、本当にべったり一緒だったと。
それは、次男が幼い頃のことだといつも聞き流していたのですが、もしかしたら、
そうではなかったのかもしれない。
いまだに「お母さんが世話してあげている。お母さんがいなきゃ、この子何もできない。」
と、べったり覆い被さっていた、それこそが私の姿だったのかもしれない、
それでは、子どもが重たくてもがき苦しむのはあたりまえじゃないか、
と、しだいに全貌が見えてきました。
次男は、心が優しい。
だから、私に言えなくて、ああいう病気になってしまったんだ。
私は、次男を本当に可愛くて大事に思っている。
としたら、ここはどうしても「捨て」て、手を離してあげなければ、彼は本格的に
おかしくなってしまうかもしれない。
そうだ、捨てよう。
正気では、私にとってものすごく難しくて、できなかったかもしれない。
が、「めんどくさい奴だな」という、初めて味わう荒っぽい感情が、自分を後押ししたのです。
今起きた出来事をふり返っておりました。
衣食住、まだまだ全てを依存している次男。
学校のことだって、ここにくるまで、どれほど彼のフォローをしてきたか、それらなしでは
今の彼は無いではないか・・・。
でも、彼は私の言動一切を「うるさい干渉」「全部お母さんのせい」で憎悪するばかり。
なんか、ものすごく、「私ってそんなに悪いの?」と心が深く沈んでいった・・・その時。
ふと、ある気分が浮かんできました。
「めんどくせい奴だな。」
するとほぼ同時に、大きくて古いブロックがひとつはずれ、音をたて土埃をあげながら落ちるような
不思議な感覚が体の中に起こり、実際、そういう映像みたいなものが一瞬見えたのです。
その瞬間、思った。
「あー、もう捨てよう。彼は19才、もうすぐ20才。充分育った。もう自分で生きなきゃ。」
母によく言われていたのです。
次男と私は、本当にべったり一緒だったと。
それは、次男が幼い頃のことだといつも聞き流していたのですが、もしかしたら、
そうではなかったのかもしれない。
いまだに「お母さんが世話してあげている。お母さんがいなきゃ、この子何もできない。」
と、べったり覆い被さっていた、それこそが私の姿だったのかもしれない、
それでは、子どもが重たくてもがき苦しむのはあたりまえじゃないか、
と、しだいに全貌が見えてきました。
次男は、心が優しい。
だから、私に言えなくて、ああいう病気になってしまったんだ。
私は、次男を本当に可愛くて大事に思っている。
としたら、ここはどうしても「捨て」て、手を離してあげなければ、彼は本格的に
おかしくなってしまうかもしれない。
そうだ、捨てよう。
正気では、私にとってものすごく難しくて、できなかったかもしれない。
が、「めんどくさい奴だな」という、初めて味わう荒っぽい感情が、自分を後押ししたのです。