アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

ゲゲゲの鬼太郎

2013-01-16 14:10:43 | 日記
アニメの話の続きなんですがね、その、お正月の「アルプスの少女ハイジ」ぶっ通し
の翌日は、「ゲゲゲの鬼太郎」スペシャルの日だったのですよ。

それこそ一日中、鬼太郎の映画をぶっ通し放送するわけ。

この日は主人も見なかったのですが、二人して
「ゲゲゲの鬼太郎」って長いよねー。」

そう、私が小学校1年生の頃、初めてテレビ放送されたと思います。

その頃は白黒だったから、今よりずーっと妖怪ぽくて恐かった。
白黒の方が、断然イイと思うんですけどね、今でも。

何故こんなに長寿マンガなのか?
大人も子供も楽しむことができるのか?

それはもちろん、鬼太郎や目玉のおやじや一反もめんやぬりかべや砂かけ婆や猫娘
なんかの魅力が一番でしょう。

が、ホントのところは、あの鼠男のおかげなんじゃないかと、あたしなんかは
密かに思っているのです・・・

鬼太郎の親友みたいな顔しておきながら、相手次第で、鬼太郎を裏切り友を売る行為を
いとも簡単にしてしまう。

しかも、形成次第であっさり寝返り
「オレは最初から鬼太郎の味方だったんだよー、わかるだろー?」
みたいに鬼太郎にすりよってくる。

さんざんなことをしておきながら、そして鬼太郎の仲間に罵倒されながら
それでも、時には、鬼太郎のピンチを救ったりして、ホント、イイ奴なんだか
悪い奴なんだかわからない、どこまでもグレーな鼠男。

もし鼠男がいなければ、ゲゲゲの鬼太郎は、鬼太郎とその仲間たちによる
「人間を守る良い妖怪」の単なるおこちゃま向けヒーローまんがで終わってしまって
こうまで長寿マンガにはならなかったんじゃないかと思ったりするわけですよ。

あの、うさんくさい鼠男が、このマンガにオトナの影と厚みを与えているのだわよ・・・

よく主人とも話すのですが、水木先生は戦争で片腕を無くされましたが、従軍中、
もしかしたら兵隊仲間の中に、鼠男のような人がいたのかもしれない、
その印象や記憶が「鼠男」という強烈なキャラクターを生み出したのかもしれないと。

そう、最後にしつこく言うけど、もし鼠男が、いつも鬼太郎を助ける親友という
キャラになったら、とたんにあの「ゲゲゲの鬼太郎」はつまらなくなると
私は思います。