アンコールの1曲目は「いい日旅立ち」でした。
が、彼等(この日は、ジャズピアニストとベースとのトリオ)にかかると
この哀愁をおびた青春ポップスは、いきなり大人のタンゴになってしまうのでした・・・。
うひゃーと思って聞き終わると、無言で2曲目へ。
いつも必ず、演奏の前には曲名を紹介してから弾かれるので、一瞬「あれ?」と
思いましたが、数秒後には「あー、チャルダッシュだー。」とわかりました。
が、同時に「うわぁ、なんか大変なことになるかもや~」とも思った。
案の定、次第にバイオリンは命を持った生命体のように、なんか別の生き物みたいに
なっていったわけ。
むせび泣き、饒舌に語ったかと思うと大声で笑い踊り狂い、およそ人間の持つ
あらゆる感情を全身全霊で歌うような、疾走する凄まじいチャルダッシュでありました。
最後の一音と同時に「BRAVO!!」の声が飛んだけれど、こちらはもう
それどころではなかった。
魂を抜かれた抜け殻のようになって、あえぐような息をして、シートに座っているのが
やっとのような状態。
呆然と言葉もなく、身動きもしばらくできませんでしたね。
やっとの思いで、誘ってくださった知人の方に
「素晴らしかったですね。お誘いいただき、ありがとうございました。」
と一言。
そしてもう、何か呆けてしまったように、のろのろと家に帰ったのでありました。
悪魔のような天使のバイオリン弾きですわ。古澤巌さんて。
が、彼等(この日は、ジャズピアニストとベースとのトリオ)にかかると
この哀愁をおびた青春ポップスは、いきなり大人のタンゴになってしまうのでした・・・。
うひゃーと思って聞き終わると、無言で2曲目へ。
いつも必ず、演奏の前には曲名を紹介してから弾かれるので、一瞬「あれ?」と
思いましたが、数秒後には「あー、チャルダッシュだー。」とわかりました。
が、同時に「うわぁ、なんか大変なことになるかもや~」とも思った。
案の定、次第にバイオリンは命を持った生命体のように、なんか別の生き物みたいに
なっていったわけ。
むせび泣き、饒舌に語ったかと思うと大声で笑い踊り狂い、およそ人間の持つ
あらゆる感情を全身全霊で歌うような、疾走する凄まじいチャルダッシュでありました。
最後の一音と同時に「BRAVO!!」の声が飛んだけれど、こちらはもう
それどころではなかった。
魂を抜かれた抜け殻のようになって、あえぐような息をして、シートに座っているのが
やっとのような状態。
呆然と言葉もなく、身動きもしばらくできませんでしたね。
やっとの思いで、誘ってくださった知人の方に
「素晴らしかったですね。お誘いいただき、ありがとうございました。」
と一言。
そしてもう、何か呆けてしまったように、のろのろと家に帰ったのでありました。
悪魔のような天使のバイオリン弾きですわ。古澤巌さんて。