アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

「ワガママ」を突き詰める

2013-07-29 10:56:08 | 心や気持ちのお話
そう、うちの主人は、「自分のやりたいこと」に対して、すごく正直です。

アタリマエのこととして、それを優先します。

私にはそれが、時に理解不能であり、時に甚だエゴイスティックな行動に映ってきたわけです。

なぜか?

答えは簡単。
自分は、そうしなかったから。そうできなかったから。

以下、自問自答。

「どうして?」

「そんなことしたらいけない、って思うから。」

「どうして、いけないって思うの?」

「だって、ワガママなことだし、ワガママは誰かに迷惑かけるし、自分ばっかり良い思いするのは
良くない。」

この理屈でいくと、主人はワガママで悪い人、ということになっていきます。

なので、長年私は、表面では、いろんな事を穏やかに受け入れているように見せても、内側は常に
煮えくりかえるように、主人に対して怒りを持っていたと思います。

心の内側全部、とは言いませんが、そういう激しく暗い面を持っていた、ということです。

私は、いつもまったりした雰囲気で、にこにこ微笑んでいる方で、実際、そういう穏やかな面も
持っています。

心優しい周囲の人たちの多くは、私がそういう人格だと思ってくださっている。

でも、稀に、鋭く内側を見抜いてくる人も何人かはいましてね
「顔は笑っているけれど、いつも怒っているよね。」
「その、貯まった怒りを早く流してしまわないと。」

と、言われたことがありましたっけ。

でもね、どうにもならなかった。何年も。

上記の理屈が自分の芯にある限り、主人への怒りは溶けないわけですよ。
何年たってもね。