大地の芸術祭 その３

大地の芸術祭は、越後妻有の里山ばかりでなく、そこに点在する古民家も、重要な舞台になっています。

もはや誰も住むことがない古い家屋が展示会場になったり、あるいは、家屋そのものがアート作品になったのも
ありまして、なんとも面白いものでした。

こちらは「脱皮する家」。古民家の梁や柱や床が、彫刻刀で削られまくっています。



こちらは、昔、診療所だった建物。部屋の中には無限空間を演出する作品が・・・。



こちらは「産土の家」。それ自体がアートのような美しい形の古民家ですね。

ここには、陶芸作品が展示されており、期間中は臨時のカフェもできて、それらの作品に囲まれながら、
お食事をとることもできる、贅沢空間です。



感じたこと・・・古民家の持つ暗さや柔らかさが、現代アートの鋭さを包み込むような感じで、
実に心地よい良い空間になっていました。