アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

電柱は、オブジェだったの?

2016-07-11 13:58:18 | 日記
先日、「YOUは何しに日本へ」を見ていました。

インタビューを受けていたのは、イタリアから来たお医者さん。

日本で撮った、とっておきの一枚を見せてくださいと言われ、見せてくれたスマホの画像は、
なんと、電線や電信柱の写真でした。

どーいうことかな?と思っていると、インタビュアーのお兄さんも「??」だったらしく、
これのどこが、とっておきの一枚なのか聞きました。

すると、そのイタリアから来たお医者さんは
「整然と張り巡らされた電線が美しい。電柱は、彫刻のようだ」
と、感心していました。

それを聞いて、ほんとにびっくり。

日本では、景観を損ねるから、ヨーロッパみたいに、電柱や電線を地中に埋める構想があるのに、
ヨーロッパの人にとっては、その電線と電柱の風景が、彫刻みたいに「美しい」と感じられるなんて!

イタリアなんて、ローマ時代からの歴史的建造物や彫刻がいたるところにある、美の国といったイメージが
あるので、なおさら、考えてしまいました。

電柱が、現代アートのオブジェみたいに見えて、美しいと感じることもできるのねえ!

世の中は広いのだなぁ。

こんなに、見方や感じ方が違う人々が、地球の上で一緒に暮らしているのだから、
多少、わからないことがあっても、それは当然なのでしょうね。

で、私も、近所の電線と電柱の写真を撮ってみたけれど、見慣れすぎていて
感動はいまひとつ・・・。