アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

ピカソ

2010-05-08 16:30:57 | 美術・芸術
諸処の事情から、大変地味な大型連休を過ごしたワタクシ達夫婦でしたが、本日普通の土曜日
横浜へお出かけいたしました。

そごう美術館で開催されている「ピカソと20世紀美術の巨匠たち」という展覧会を見に行ったのです。

そごう美術館て、初めて行ったけど、ゆったりした広さで、疲れない程度の展示数で、とても
良かったです。

先日行った三菱一号館美術館は、建物は美しくて中もおしゃれなんだけど、やはり、もともとが
古い建物なので、展示室が狭くて、人が多かったせいか、かなり窮屈感を感じました。

ピカソ以外にも、モディリアニやクレーやブラックや・・・いろんな画家の作品を見ることが
できて、けっこうお得な展覧会かも。

でも、やっぱりピカソはすごいわね。
このあいだ、クリスティーズのオークションで、ピカソの油彩画が100億とかで落札されて
いましたね。
う、う~ん、すごいね~。

この展覧会のピカソもすごいのがありましたよ。
亡くなる直前の作品なんだけど、油彩画の大作で、すごいエネルギッシュで、とても90過ぎの
今にも死にそうな老画家の作品とは思えないの。

夫は、衝撃を受けて、何度も何度も見ていました。
ガツーン!ときたって。
年取っても、ローン返済が残ってる・・・とか言ってる自分に喝を入れられた感じらしい。

画像は「読書する女の顔」という作品です。

これ、右半分はフランソワーズ、左半分はジャクリーヌではないかと思います。
フランソワーズは、唯一ピカソを捨てた女性で、ジャクリーヌは、ピカソが亡くなると後を
追うように自殺しちゃった人。

ピカソって、このほかにもたくさんの女の人とつきあってたのよね。

女の人にも大量にエネルギー注いで、絵や版画や陶芸やらの創作活動にもそれ以上に大量に
エネルギー注いで、もうほんとに完全燃焼系の人です。

だから、絵の前に立つと、それがわかるとかわからないとか、いいとか悪いとか関係なく、
なにか圧倒的な力を感じるのでしょうね。


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