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大型連休最終日の昨日、いつもより一層地味な連休を過ごしていたワタクシでしたが、
もはや「こどもの日」とは縁が無いため、夫と共に、丸の内にオープンした三菱一号館美術館へ
「マネとモダンパリ」展に行って来ました。
「こどもの日」っぽいスポットではなかったせいか、そんなに混んでいなくて良かったです。
建物も美しくてね。
で、マネ。
マネと言えば、黒とグレイの美しい画家、というのが私の印象です。
もうずいぶん前になりますが、府中の美術館でマネの展覧会を見たことがあります。
教科書でよく見た「笛を吹く少年」や「オランピア」等を初めて見ました。
というか、マネという画家の作品をきちんと見たのは、それが初めてでした。
「すごいきれいなグレイだなぁ。」
「どうして、こんなにたくさんの黒を使い分けることができるのかしら。」
というのが、強く印象に残っています。
本当に美しいの。
そして、本当に多様な「黒」なのです。
画像の作品は「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」の部分ですが、もしご覧になる
機会がありましたら、彼女の帽子をよく見てください。
ただの黒い帽子に見えるのですが、黒一色で、ビロード、羽根飾り、レースまで描き分けている
見事さに、思わず「うっ」となると思います。
私の頭の中で、黒を見事に描くもうひとりの画家は、スペインの宮廷画家ベラスケスです。
唸るほど美しい。
なんか、黒の美しさもそうなんだけど、タッチの荒さとか似てるよねー、と思っていまして、
夫もそう思っていたらしい。
そしたらなんと!
解説パネルに、マネがベラスケスはじめスペイン画家の作品に大変影響を受けたって書いてありました。
パネルを読んだ夫は
「やっぱり考えてた通りだよ!」
と大喜び。ナゾが解けたような気分なんですね。
きっとマネは、ベラスケスの模写とかしながら、一生懸命研究したんだろうねえ。
だってマネの黒は、全然「暗い」っていう感じじゃなくて、深くてぴりっとしててつやつやしてて、
ほんとにきれいだもの。
もはや「こどもの日」とは縁が無いため、夫と共に、丸の内にオープンした三菱一号館美術館へ
「マネとモダンパリ」展に行って来ました。
「こどもの日」っぽいスポットではなかったせいか、そんなに混んでいなくて良かったです。
建物も美しくてね。
で、マネ。
マネと言えば、黒とグレイの美しい画家、というのが私の印象です。
もうずいぶん前になりますが、府中の美術館でマネの展覧会を見たことがあります。
教科書でよく見た「笛を吹く少年」や「オランピア」等を初めて見ました。
というか、マネという画家の作品をきちんと見たのは、それが初めてでした。
「すごいきれいなグレイだなぁ。」
「どうして、こんなにたくさんの黒を使い分けることができるのかしら。」
というのが、強く印象に残っています。
本当に美しいの。
そして、本当に多様な「黒」なのです。
画像の作品は「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」の部分ですが、もしご覧になる
機会がありましたら、彼女の帽子をよく見てください。
ただの黒い帽子に見えるのですが、黒一色で、ビロード、羽根飾り、レースまで描き分けている
見事さに、思わず「うっ」となると思います。
私の頭の中で、黒を見事に描くもうひとりの画家は、スペインの宮廷画家ベラスケスです。
唸るほど美しい。
なんか、黒の美しさもそうなんだけど、タッチの荒さとか似てるよねー、と思っていまして、
夫もそう思っていたらしい。
そしたらなんと!
解説パネルに、マネがベラスケスはじめスペイン画家の作品に大変影響を受けたって書いてありました。
パネルを読んだ夫は
「やっぱり考えてた通りだよ!」
と大喜び。ナゾが解けたような気分なんですね。
きっとマネは、ベラスケスの模写とかしながら、一生懸命研究したんだろうねえ。
だってマネの黒は、全然「暗い」っていう感じじゃなくて、深くてぴりっとしててつやつやしてて、
ほんとにきれいだもの。
『黒』って様々な黒があると思うんです。
奥ゆかしい色だと思ってます。
ダークなイメージ以外がたくさんありそうですよね。
艶っぽい黒、水墨画のような黒やら。
今ではほとんど見ませんが、映画でも、
白黒映画のほうが説得力があるように思います。
あれは、なにかすごく深みがありますよね。
色彩という情報が目から流れ込まない分、大事なものが深く心に入ってくるような感じです。
映画全体の空気の匂いや、登場人物の心のひだなんかも、じっくり感じられる気がします。
あと、白黒の写真もいいですよね。
美しいですよね。なんか、すごく雰囲気あって。
「ローマの休日」の映画で一番ポピュラーな、オードリー・ヘプバーンがアン女王の格好でニッコリ笑ってる写真あるでしょう?
あれ、普通映画と同じ白黒写真で、とってもステキですよね。
以前、あれのカラー写真を見たことあるのですよ。
ガックリ。
メイクが想像以上にすごくきつくて、それがもろに見えちゃうの。
白と黒だけだからこそ表現できる美しさってあるんですねー。