お気楽忍者のブログ 弐の巻

ミニカー収集/お魚採取/動植物フォト/行楽記・・・趣味のごった煮ブログ

MY LIBRARY  ガン回廊の朝

2023年01月22日 04時00分00秒 | 本の紹介

書名:ガン回廊の朝(あした)
著者:柳田邦男
出版社:講談社文庫
出版年:1981年
ジャンル:医療ノンフィクション

内容紹介(背表紙説明より)

昭和37年、国立がんセンター設立。学閥、年齢を問わず、全国から集められた人材が、ガン撲滅の闘いを始める。患者の苦しみを自らの苦しみとして研究治療に没頭、情熱が苦難を克服して、早期発見・治療の成果を挙げていく。ガンと闘う臨床医や研究者たちの苦悩と不屈の姿を描く感動のノンフィクション大作(上巻)

ガンとの闘いに休みはない。気の遠くなるような闘いだが、気管支ファイバースコープの完成、発癌物質の究明、肝臓ガン手術の連続成功など、その研究と診断治療法は着実に前進している。国立がんセンターで、日夜、治療と研究にとりくむ人々の苦闘と成果を描いた傑作。講談社ノンフィクション賞受賞(下巻)

もう、30年以上前に読んだ本ですが、今だに手離せず手元に置いています。

2人に1人が癌になると言われる現在、早期発見、治療の技術は飛躍的に進歩しました。その裏では効果的な癌治療技術や癌研究に挑んだ人々の苦闘のドラマがあり、本書はその黎明期を描いた素晴らしいノンフィクションでした。

これ以降、ノンフィクション作家の柳田邦男氏の著作を読み漁ったりしました。

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MY LIBRARY  地球内部からの円盤

2023年01月19日 04時00分00秒 | 本の紹介

書名:地球内部からの円盤
著者:ブリンズリー・ルポア・トレンチ著、村社 伸 訳
出版年:1975年
ジャンル:超常現象

1975年に刊行された角川文庫超自然シリーズの中のひとつで、超自然シリーズは超常現象に関する名著(?)が集められてました。

48年前、この文庫本の定価は¥260

内容紹介(本カバーより引用)

世界各地でUFOの目撃が報道され、信憑性のある多くのデータから、今やUFOの存在は否定しがたい事実となった。しかし、その発信地と目的については以前として謎に包まれている。一体、UFOは何のために、そしてどこから飛来するのか。本書ではUFOをアトランティス文明、地球空洞説と関連させて、壮大な仮説を展開する。著者によれば、太古にアトランティスとともに海底に沈んだアトランティス人の末裔が今も地底に住み、UFOを発進させながら、密かに人類の滅亡をたくらんでいるという。

昔はUFOやオカルト話が大好きでしたが、さすがに40年、50年経っても全く決定的証拠が無いですからね。。

今にして思えば、上の紹介文も凄い煽り文句ですね。これ、「壮大な仮説」じゃなくて「誇大な妄想」じゃないの(笑)

でも、心の片隅にはUFOやUMA、超能力などが存在して欲しいなんていう思いもあったりして。。。

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MY LIBRARY  半島を出よ

2023年01月10日 04時00分00秒 | 本の紹介

書名:半島を出よ
著者:村上 龍
出版社:幻冬舎文庫
出版年:2007年
ジャンル:小説

2005年に出版され、2007年に文庫化された村上龍氏の小説。

内容紹介(背表紙より)
2011年春、九人の北朝鮮の武装コマンドが、開幕ゲーム中の福岡ドームを占拠した。さらに二時間後に、約五百名の特殊部隊が来襲し、市中心部を制圧。彼らは北朝鮮の「反乱軍」を名乗った。慌てる日本政府を尻目に、福岡に潜伏する若者たちが動き出す(上巻)。

さらなるテロの危険に日本政府は福岡を封鎖する。いまや九州は反乱軍の占領下となった。逮捕、拷問、粛清、白昼の銃撃戦、被占領者の苦悩と危険な恋。絶望と希望が交錯する中、若者たちの決死の抵抗が始まる。現実を凌駕する想像力と、精密な描写で迫る聖戦のすべて(下巻)。

最近のきな臭い国際状況を見てると、必ずしも絵空事ではありませんね。小説の中でも何もできない日本政府の状態が際立ってます・・・嗚呼。

福岡の航空写真とヤドクガエルの装丁も気に入ってます

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MY LIBRARY Dr. コトーを探して

2023年01月06日 04時00分00秒 | 本の紹介

書名:先生助けて!Dr.コトーを探して
著者:西秀人
出版社:小学館文庫
出版年:2006年
ジャンル:ノンフィクション

先だって、現在公開中の映画『Dr.コトー診療所』のチャリティ上映会を天皇皇后両陛下と愛子様がご覧になられたことがニュースになってましたね。

内容紹介(背表紙より)
“よか医者どん”を見つけるために、村役場の民生課長・西さんは今日も奔走する。鹿児島県の西海上に位置する離島・下甑島(しもこしきじま)。医師が一人去れば、緊急時どころかごく当たり前の医療さえも受けられない現状。僻地に住む住民は切り捨てられていいというのか――。西さんの奮闘ぶりと村人たちとの交流、そして人気コミック『Dr.コトー診療所』の主人公のモデルとなった医師との出会いを通して、命の重みや離島・僻地医療のあり方をも問う苦闘の医師探しドクメンタリー。"Dr.コトー"はこうして島にやってきた。

Dr.コトーのモデルとなった下甑島の下甑手打診療所長 瀬戸上健二郎医師は2017年に39年に渡った離島医療を76歳で引退したそうです。

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MY LIBRARY  ぜったい好きになってやる!

2022年12月16日 04時00分00秒 | 本の紹介

書名:せったい好きになってやる!
著者:みうらじゅん
出版社:ちくま文庫
出版年:2009年
ジャンル:エッセイ

管理人が尊敬してやまないイラストレーターのみうらじゅん氏のエッセイです。

みうら氏が夢中(マイブーム)になった46のものがエッセイ形式で綴られてます。

飛び出し坊ややひこにゃんを代表とするゆるキャラなど、滋賀ゆかりのものも紹介されてるのが妙に嬉しい(笑)

内容紹介(背表紙より)
みうらじゅんが夢中になったもの全46。マイブームとなった「とんまつり」や「ゆるキャラ」等、面白く可愛いものもあれば、「恐山」「キリストの墓」「海女」など謎のものも。でも、好きにならずにはいられない。他にも「顔出し看板」「銅像遊び」や、『蟹工船』『イワンのばか』等の書名から中身を想像して絵に描く等、誰しもやってみたいこと満載。

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本の整理(1)

2022年09月25日 14時00分00秒 | 本の紹介

春の引っ越しに向けて、ぼちぼちと荷物を減らしていかなければなりません。。

第一の難関は書籍類。

おそらく3,000冊は超えてるであろう蔵書も残しておきたいものとそうでないものに仕分けせねば。

いらないものは某OFF系リサイクルショップに売りに行ってきました。

基本的に文庫本は¥10以下での買い取りですが、さてさてどんな値付けになるんかな

本は乱読派なので色んなジャンルを読みますが、ドキュメントやノンフィクション、エッセイが好きですね。

文庫の『東京するめクラブ 地球のはぐれ方 村上春樹/吉本由美/都築響一著』は¥100で引き取ってくれました。専門書の『やさしい精神医学入門 岩波明著』は¥200。

池井戸潤氏の半沢直樹シリーズは二束三文でした

一時期よく読んでいた小林よしのり氏のゴーマニズム宣言も一気売り。

『大東亜論 最終章』は¥200、『民主主義という病』は¥60・・・値付けの仕方がよくわからん。

藤倉善郎氏の『「カルト宗教」取材したらこうだった』は面白かったな。ちょうど今、旬だし(笑)

『報道災害【原発編】』が2冊あるのは、既に読んだのに間違ってまた買っちゃったから・・・。

さて、文庫本56冊、単行本・大判本19冊、親書11冊、絵本3冊の計89冊の買い取り価格はHow much?

 

¥1,330

思っていたよりはいい値段が付いたというのが正直な感想。

以前は平成になってから発行された文庫は¥10で買い取ってくれていたように記憶してますが、紙媒体の書籍が売れなくなってきていることも中古市場に影響しているのか、買い取り価格は下がってきてるのかもしれません。。。

これだけ売ってもまだまだ焼け石に水、これからも本の整理が続きます

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MY LIBRARY  再び、立ち上がる!

2022年08月25日 04時00分00秒 | 本の紹介

書名:再び、立ち上がる! 河北新報社、東日本大震災の記録
著者:河北新報社編集局
出版社:筑摩書房
出版年:2012年
ジャンル:ドキュメント

2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災。

地元甲賀は震度1~2だったので気付かない人もいましたが、揺れの時間が阪神大震災の時のように長く、どこかで大きな地震があったんだろうなぁと思ってました。仕事中だったので津波による大きな被害をテレビで目の当たりにしたのは夜に帰宅してからでした。

本書は仙台に本社を置く日刊紙 河北新報を発行する河北新報社が大震災発生から1年後までの取材をまとめたドキュメントで貴重な記録でした。

今後、南海トラフ地震が発生すると甲賀は震度6強~7と予想されてます。津波被害は無くとも、瓦が重い木造家屋の多い地域だけに家屋の倒壊などが心配です。

今も地元に戻ることができず避難生活を余儀なくされてる皆様には心よりお見舞い申し上げます。

 

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MY LIBRARY  超常現象 科学者たちの挑戦

2022年05月21日 12時00分00秒 | 本の紹介

書名:超常現象 科学者たちの挑戦
著者:NHKスペシャル取材班
出版社:新潮文庫
出版年:2018年
ジャンル:ルポタージュ

2014年のNHKスペシャルで放映された『超常現象』。

幽霊やテレパシー、超能力、予知、前世を記憶する子供、臨死体験といった様々な超常現象、それらの現象に科学で挑む世界中の研究者たちに焦点を当てたドキュメントでした。

超常現象が本当か嘘かというものではなく、科学的にどこまで説明できて、まだどこが解明しきれないのか、真正面から最新科学で超常現象に向き合った内容でしたね。

子供の頃はテレビでも『矢追純一のUFO特集』や夏になれば『あなたの知らない世界』などオカルトチックな番組がたくさんありました。

本当か嘘かなんて関係なく、ワクワクドキドキしながらそれらの番組を見ていたことを思い出します。

デジタルカメラが普及してからはめっきり心霊写真といった話題も無くなってしまいましたね。

ピンボケや手ブレが減ったり、多重露光や現像時のミスなんていうのも減ってしまったからでしょうか

デジタルデータであればインチキもすぐ分かっちゃうもんね。

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MY LIBRARY グリコ・森永事件

2022年05月19日 17時30分00秒 | 本の紹介

本の紹介シリーズ始めました

かなり偏ったセレクションですが、ご興味があればご一読下さいませ。

書名:未解決事件 グリコ・森永事件 捜査員300人の証言
著者:NHKスペシャル取材班
出版社:新潮文庫
出版年:2018年
ジャンル:ノンフィクション

1984年に江崎グリコ社長誘拐事件に始まったグリコ・森永事件。

怪人21面相を名乗る犯人が警察を挑発するような脅迫文を送ったり、青酸入りの菓子を店頭に置いたり、グリコ、森永だけに留まらず、丸大食品、ハウス食品、不二家、駿河屋にも脅迫はおよびました。

青酸カリ入りの菓子を店頭に置く防犯カメラに写った男、キツネ目の男など犯人逮捕につながる情報はあったものの、2000年に全ての事件は公訴時効を迎え、警視庁広域重要指定事件では初の未解決事件になりました。

本書はNHKの記者たちがこの事件の捜査に当たった捜査員から聞き取った証言を元に事件の経過に迫ったものでした。

時効となったから話せるという証言もあって非常に興味深い内容でしたね。

犯人が名神高速を使って身代金の輸送を指示した時、高速道路上での捜査は大阪府警の担当でしたが、内緒で大津サービスエリアに張り込んでいた滋賀県警捜査員が目撃したチューリップ帽を被ったキツネ目の男のくだりはそれまでの本事件のドキュメントやルポには無かった証言でした。

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MY LIBRARY  東日流外三郡誌 偽書事件 

2022年05月17日 12時00分00秒 | 本の紹介

書名:戦後最大の偽書事件 東日流外三郡誌
著者:斉藤光政
出版社:集英社文庫
出版年:2019年
ジャンル:ルポタージュ

古代、ヤマト政権に弾圧された民族が現在の北東北で一大国家を築いていたことを書き記した古文書群の『東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)』は、1970年代に青森県五所川原の和田氏宅の天井裏から見つかったとされる通称和田文書を中心とした古文書群でした。

当時、新たな古代文明の存在に地元は熱狂し、公的な報告書や論文にも文献のひとつとして取り上げられていました。

しかし、この古文書は20世紀になってから使われるようになった文書表現があるなどその真贋の論争が巻き起こりました。

2000年には神の手と呼ばれたアマチュア考古学研究家による旧石器捏造事件が毎日新聞にスクープされ、教科書を書き換えなければならないほどの騒動になったことを思い出しますね。

和田文書の最初の発見以降も次々と新しい古文書を発見し続ける和田氏・・・

東日流外三郡誌は一体誰が書いたものなのか?

本書は青森の地方紙 東奥日報の記者である著者がその真相を暴く渾身のルポタージュでした。

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