滋賀県蒲生郡日野町の『近江日野商人館』。
近江商人とは近江(滋賀)に本宅あるいは本店があり、全国で行商を行っていた商人の総称です。
この近江日野商人館は江戸中期以来、近江日野商人として商いを続けてきた山中兵右衛門の本宅屋敷を使って貴重な近江日野商人の歴史資料を保存展示してある博物館になります。
2階の展示室
日野では800年ほど前から椀製品の製造が盛んで、今から400年ほど前の江戸初期は漆器産業が栄えました。
そして300年ほど前には製薬産業が盛んになりました。この頃から、これらの産物を携えて全国に行商し、近江日野商人の名が知れ渡りました。
今から70年くらい前の電話機。
映画「となりのトトロ」でサツキがお父さんの大学研究室に電話するシーンで使われていた電話機と同じようなタイプですね。
普段は1階も日野商人に関する資料の展示室になってますが、今の時期はご覧のように雛人形が飾られています。
過去記事<日野ひなまつり紀行2020>
文政3年(1820年)作の古いお雛様。
めぐみさんの帰国「待ちわび雛」
このお雛様は北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさんのお母様、横田早紀江さんの京都のご実家にあったものだそうです。
5年前に近江日野商人館にやって来たお雛様で、それ以来この時期に展示はされていましたが、今年になって横田さんのお許しもあり、初めてその由緒が公開されました。
滋賀のローカルニュースでも度々紹介されてます。
お爺ちゃん、お婆ちゃん宅のお雛様なので、めぐみさんも幼い頃にこのお雛様を見たかもしれませんね。
拉致事件の解決と拉致被害者の一刻も早い帰国を願って止みません。
つづく
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