6月25日
6月25日の夕方6時頃、滋賀県米原市の醒井(さめがい)宿を訪れました。
写真はヴォーリスが設計し、大正時代から昭和48年まで醒井郵便局として使われていた建物で、国の有形文化財に指定されてます。今は醒井宿資料館として、その歴史が紹介されてます。
醒井宿は近江国坂田郡にあった中山道六十九次の61番目の宿場町。
古代から交通の要衝で、日本武尊(やまとたける)伝説に登場する「居寤(いさめ)の清水」や日本書記の「居醒井(いさめがい)の泉」がその地名の由来と考えれてます。
近くの醒井養鱒場には家族で何度か来た事はありましたが、この宿場町を歩くのは初めてです
2015年には日本遺産『琵琶湖とその水辺景観 - 祈りと暮らしの水遺産』に認定されました。
古くからの清水や泉が有名で、宿場街に沿って地蔵川という清流が流れています。
十王水は平安時代に天台宗の僧 浄蔵によって開かれた水源で、この裏手の山麓から水が湧き出してます。
浄土真宗本願寺派 了徳寺にある天然記念記念物のオハツキイチョウ。
オハツキイチョウ(御葉付銀杏)はイチョウの変種で、葉の上に銀杏の実を付け(葉の主葉脈のところに実ができる)、全国的にも20本程度しか確認されてない珍しい木だそうです。
そして、醒井宿の見どころのひとつが地蔵川のこのバイカモ(梅花藻)。
バイカモはキンポウゲ科の沈水植物で、水温15度前後の湧水に生息しています。
ちょうど、5~8月頃に梅の花に似た白い5枚の花びらの小さな花を付けます
アマガエルがいました。
この後は西から東へ醒井宿を歩いてみます。
夕刻なので閉まっているお店や施設も多く、観光客もほとんど居ませんでしたが、その分 宿場の景観をよく観察することができそうです。
つづく
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