お気楽忍者のブログ 弐の巻

ミニカー収集/お魚採取/動植物フォト/行楽記・・・趣味のごった煮ブログ

東海道 草津宿本陣(2)

2021年10月25日 18時00分00秒 | 行楽・旅行記4

10月20日

10月20日に立ち寄った滋賀県草津市にある旧東海道 草津宿本陣。

国の史跡にも指定されていて、敷地や建物の大半が現存している日本でも最大級の本陣史跡です。

台所土間には一度に大人数の食事の準備ができるようにかまどがいくつも並んでました。

こちらは本陣の当主 田中家の住居だった部分だそうです。

田中家の本業は材木商で、本陣入り口の横、東海道に面したところに店の間と呼ばれる帳場がありました。

向上段の間

上段の間

座敷部の最も奥にある一番格式の高い部屋で、一行の主客が休泊する部屋でした。

他の部屋に比べると豪華な造りになってますね。

部屋の写真撮影はOKでしたが、部屋の中の右の襖絵はNGだったのでこの角度でしか写せません。。

上段の間の横の渡り廊下から湯殿に向かいます。

主客が利用した湯殿

下から沸かす五右衛門風呂ではなくて、外の湯沸屋形で沸かしたお湯を運んだそうです。

1枚目の写真で左にある屋形が湯沸屋形です。

板の間の床に排水用の溝が切られてるのが分かりますね。

風呂桶のサイズに比べて部屋が広いのは建物の外からの攻撃に用心したためだとか、これなら槍も届きませんもんね。

他の部屋や広間はいたってシンプル。

食事の配膳をする場所だった御膳所(ごぜんしょ)には皇女和宮が宿泊された時に供されたお膳が再現されてました。

幕末期、尊王派や反幕派の批判回避と幕藩体制の強化のため朝廷との繋がりを深めようと幕府が画策した公武合体政策の一環として、仁孝天皇の第8皇女で孝明天皇の妹にあたる和宮親子内親王が14代将軍徳川家茂に嫁ぎました。

京から江戸へ向かう行列は約50kmにも及んだと云われてます。

これ行列の先頭が草津に着いても、最後尾はまだ京都の御所出てませんよね

この後は近くの草津川跡地公園に初めて行ってみます。

最近、滋賀県の観光地集客数上位に上がってきた公園です。

過去記事<東海道 草津宿本陣(1)

よろしければ、応援クリックお願いします!


にほんブログ村



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (murasaki)
2021-10-25 19:48:06
管理人さん こんばんは、
草津本陣 大変勉強になりました
有り難うございます。

和宮様の事は何回かドラマや映画化で
途中で入れかわっていたとか、ありましたが
50㎞もあれば途中で入れ代わっても分かりませんね
実際はどうなのか?、
最近?ではNHK大河ドラマの篤姫で、ストーリーの
中で、和宮が輿入れされて、家茂?と大変仲良しで
なのに家茂が早死にしてしまい、篤姫を大変慕って
いたような、そんなシナリオだったと思いますが
京都から草津は、近いですから、今でも
それは変わらずで、この前はNHK滋賀放送で
草津川の跡地は、とてもいい公園になったと
紹介されていました、で、まだもっと長さを伸ばす
予定をしていると言われてました、
私は実際に行ってないので、又行かれたら
写真UPしてください😊。
返信する
Unknown (masa)
2021-10-25 21:27:08
murasakiさん>
こんばんわ。
写真NGの調度品や資料、襖絵などもあったから、ぜひご自身の目で見て頂けることをお勧めします。
歩いて3分のところには草津宿街道交流館もありますよ。
和宮は江戸を嫌っていたとか許嫁が居たのに政略結婚の犠牲になったなど悲劇のヒロインとして描かれることもありますが、実際はどうだったんでしょうね?
大河の篤姫は私も見てました。
草津川跡地公園はまた紹介しますね。
いつもありがとうございます。
返信する

コメントを投稿