いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

シンボリックな店舗の閉店

2010-12-26 09:30:56 | 独断と偏見
 1984年に有楽町にOPENした大型店舗が、昨日「閉店」した。
26年という営業だったが、一時代を象徴するものであった。

 とても寂しい話ではある。
特に私のように「思い入れ」があったり、そこに関係した人たちなら尚更のことだろう。

 「あの時代」の産物ではある。
消費がMAXとなり、繁栄の極みと化した感があった日本経済。そこに「あの店」は位置していた。

 ただ私のように「成長戦略の早期転換」を考えていた者にとっては、一刻も早く「転換」を願っていた。入社直後の「研修」において、私の発表が皆に笑われた。特に研修する側の社員は「鼻で笑った」。

 皆何か方向感覚を見失っていたのだと思う。
中に居る者には「何も」見えていなかったように思う。

 私は「入社する会社」を徹底的に研究したつもりだ。
「経営学」と「経済学」を専攻し、「大型店舗を中心としたマーケッティング」を学んだ。
店舗見学は関西・関東と回れるだけ回った。自分の将来を託す会社だからこそ、いろいろ調べ、学び、研究した。

 その結果を発表したところ・・・笑われる結果となった。
悔しかったが、それが「現実」であった。三流大学生の言うことなぞ、何の足しにもならなかった。

 「このまま進めばやがて潰れる」ことは、私の持論の中では明白であった。
「原点回帰」という名の下に舵を大きくきったかのような時もあったが・・・「原点回帰」の「原点」がブレていたのでは話にならない。

 旗艦店である店舗の閉店は、「時代の流れ」という言葉で片付けてはいけない。
もっと「経営者」だけでなく、それに携わる全ての「社員」が恐れることなく「声をあげ」、逞しく成長してもらいたいものである。
コメント
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