「セミノール」
地球温暖化の影響なのか、佐賀県のみかん農家から「露地で無袋栽培できるようになった。」との情報。調べてみると和歌山県有田市でも、セミノールは無袋栽培されいる。袋掛け栽培よりも、甘さと濃くが豊かなようだ。省力栽培で、味が良いなら言うことなし。
三重県南伊勢町では、 蕾が見え始めてから収穫する完熟栽培が行なわれている。普通、セミノールは3月から収穫されるが、南伊勢町では樹上完熟させて、4月中旬から5月上旬まで収穫している。開花から収穫まで1年。収穫する頃には 、すでに次のシーズンの蕾が見えている 。 そもそもセミノールの酸抜けが悪いので、暖かくなって酸が抜けるまで待ったのが始まり。普通形も品質も変身 のセミノールはきれいな球形だが、完熟させると果実が2次肥大し、 果皮が凸凹となる。見た目はよくないが、酸味が抜けて、濃くまろやかな甘みが見られる。
さらに果皮が老化するので、普通はナイフがないと皮が剥きにくいセミノールが、手で剥けるくらいになる 。サイズも大きくな って2Lが中心。「でこぼこセミノー ル 」の名で取り引きされている。
果汁が多く、果皮が美しい。皮は剥きやすく、ジュースにしても最高の香り。袋がけが常識だったが、必要のない地域もちらほら。
*http://www.ykken.jp/14682886295794 より
柑橘類の一種である。タンゼロ類に分類される。
概要
1910年代、アメリカ合衆国フロリダ州オーランドの農務省試験場で、ダンカングレープフルーツとダンシータンゼリンの2種類の柑橘類を交配させ育成した品種。日本へは1955年、農学博士田中長三郎により、カリフォルニア大学を通じて種子から導入された。その後、三重県の篤志家である桂清吉が偶然に田中の庭で枝変わりを見つけ、商品化させた。
名前は「セミノール湖」に由来する。晩生のタンゼロ類で、栽培しやすい品種である。鮮やかなオレンジ色で、特徴のある芳香があり、果皮は滑らかで光沢がある。3月下旬から4月上旬に収穫する。酸が強いため、倉庫で酸が減るのを待って5月以降に出荷される。自家不和合性の「ヒュウガナツ」のパートナーとして植えられていることもある。
日本における2010年の収穫量は3,380.3 トンで、その内訳は大分県41%、和歌山県33%、三重県19%、その他7%となっている。
*Wikipedia より
「セミノール」
●セミノールの来歴や特徴
◆セミノールの来歴
セミノールは1910年代にアメリカのフロリダ州にあるアメリカ農務省の試験場で育成され、1931年に農業植物学者ウォルター・テニソン・スウィングルによって発表された「ダンカングレープフルーツ」と「ダンシイタンゼリン」の一代雑種とされ、ハイブリッド柑橘のタンゼロ類にあたります。同じくアメリカで生まれたタンゼロのミネオラとは外見があまり似ていませんが兄弟にあたります。
日本には1955年に田中長三郎博士によってカリフォルニア大学を通じて導入されました。現在栽培されているものはその中の枝変わりを育成されたものとされています。
◆セミノールの特徴
セミノールの果実は、形は温州みかんと似ていますが、 表面がつるっとしており、皮がやや固めで美しい赤橙色をしています。大きさは150g~200gほどです。
果肉も濃い赤橙色で果汁が非常に多く、ジョウノウも薄いためジョウノウ膜ごと食べることができます。ただ、手で皮を剥けなくはないですがジョウノウ膜が薄炒め破れて果汁が滴りやすく難しいです。
食べるときはナイフで皮を剥いてしまうほうが食べやすいかもしれません。味は甘み酸味共にしっかりとあり濃厚で美味しく、また、独特の強い香りが楽しめます。
●セミノールの主な産地と旬
◆セミノールの主な産地と収穫量
農林水産省ががまとめた平成30年産のデータで見ると最も多く収穫したのは和歌山県で全国の半分を越えています。次いで大分県、そして三重と続きます。関西で多く出回りますが、他のかんきつ類と比べると量はそれほど多くはないです。
◆セミノールの収穫時期と旬
セミノールは3月頃から4月にかけて収穫されますが、少し寝かせ酸が減るのを待って出荷されることが多く、6月近くまで出回り、食べ頃の旬は4月中旬から5月中頃となります。
*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/seminol.htm より