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<人物> フィリップ殿下 ご逝去

2021-04-12 10:53:47 | 人物

 「フィリップ殿下」が4月10日にご逝去された。

 「英国 女王エリザベス2世」の「王配」にあたるにも関わらず、「国葬」としないことが発表された。

 

 「フィリップ殿下」とは、いかなる人物なのか?あまり知られていないのでは?

 1921年6月10日生まれ、99歳であった。

 単に「女王陛下の夫=王配=女王の配偶者」とだけはわかる。

 本名は?「エディンバラ公爵フィリップ王配=Prince Philip, Duke of Edinburgh」。

 別称号に「 エディンバラ公爵」「メリオネス伯爵」「グリニッジ男爵」がある。

 ギリシャおよびデンマーク、ノルウェーの王家であるグリュックスブルク家(正式には、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン=ゾンダーブルク=グリュックスブルク家)出身。ギリシャ王国の第2代国王ゲオルギオス1世の四男アンドレアスとバッテンベルク家(英語名:マウントバッテン家)出身のアリキ(英語名:アリス)の長男として誕生。ギリシャ語名フィリッポス(Φίλιππος)。ヴィクトリア英女王の玄孫であり、連合王国王位継承権を持つ(2012年2月現在第485位)。*Wikipedia より

 

 日本の皇室とは全く違う。というより「日本の皇室」がスタンダードでないだけ(笑

 欧州において歴史的に「いろいろな国」との縁組は一般的なため、「家系」はややこしい。

 

 ギリシャで生まれるが、生後間もなくクーデターが発生。イギリスのジョージ5世の差し向けたイギリス海軍の軍艦によりギリシャを脱出。フランスで亡命生活。幼少期に渡英。海軍兵学校を好成績で卒業し、海軍に入隊。第二次世界大戦に従軍。

 その後、英国に帰化。

 1947年7月9日に、イギリス国王ジョージ6世の第1王女で次期王位継承者であったエリザベスとの婚約が発表される。同年11月20日に、ロンドンのウェストミンスター寺院で結婚。帰化時or結婚時に「ギリシャ王子及びデンマーク王子」の地位を放棄宣言。

 王室の一員としての公務には献身的に取り組んだだけでなく、王室の改革、近代化に積極的で、初めて王室の日常をテレビジョンで公開するなど、王室と国民の関係を親密にすることに心を砕いた。なおこのような改革について義母のエリザベス王太后との確執があったが、後に沈静化した。

 南極大陸・南大西洋の訪問を機に自然保護への関心を深め、世界自然保護基金の初代総裁を務めた。また、イギリス国内のケンブリッジ大学やエディンバラ大学、ソルフォード大学などの総長なども務めている。

 1956年には「エディンバラ公賞」(The Duke of Edinburgh's Award)を設立し、優れた技能を持った世界各国の若者を表彰している。特に、自然保護に貢献のあった人物を表彰していることで有名である。

 1952年から2011年まで科学技術産業振興協会(王立技芸協会)会長を務めた。

 2017年5月4日、同年8月中をもって、「一切の公務からの引退」を決断したことを発表。同年8月2日にバッキンガム宮殿におけるイギリス海兵隊のパレードに参加し、単独の公務を全て終えた。11月20日に結婚70周年。

 2021年2月、心臓病の検査と治療を受けるためキング・エドワード7世病院に2週間近く入院、3月1日には聖バーソロミュー病院へ転院した。

 2021年4月9日、ウィンザー城にて薨去。99歳没。

 「英エリザベス女王」を献身的に支え、天寿を全うされたことだろう。

 ご冥福をお祈りいたします。

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