「うどん・そば」「丼物」「寿司」「中華」などが出前された。
半径300~400m程度ぐらいが出前の範囲か?
電話一本で注文できることで、晴れの日以外でも利用された。
これは「電話の普及」と「女性の社会進出」が大きな要因となった。
また「町」が広がりをみせると、出前も徒歩・自転車からバイク一部では車が利用され出前対応に迫られた。
逆に「つながり」の少ない出前先も増えていった。そして、トラブルも増えることに。
今までなら「ご近所のつきあい」があったところが、見ず知らずの顧客からの注文にも対応し、いい面も悪い面も。
外食産業が花盛りとなり「出前」は縮小。
町の飲食店は後継者難なども重なり、今は衰退の方向。
しかし、この「ステイホーム」で「出前」が注目されている。
と云っても以前の「出前」ではなく「デリバリー」という形で。
昭和の出前は「人とのつながり」がまだあった。
しかし、「デリバリー」にはない。単に「運んでくる」というだけである。
大阪府では、「ステイホーム」に合わせ独自の還元を行っている。
「dデリバリー」「出前館」「LINEデリマ」のサイトを通じて注文すれば、還元される。
昨日、大阪市内を車で走っていると、至る所で「デリバリー兄ちゃん」を見かけた(笑
大阪市内在住の方に聞くと、周辺の飲食店は殆ど「休業中」なので利用することもあると。
その方の話では、一部の業者は「運ばれてきた商品がぐちゃぐちゃだった」とか、「デリバリー兄ちゃん」の事故も目立つとか。なんかいろいろトラブルになっていると。
そんな話を聞くと、やはり「昭和の出前」ではないと感じる。
単なる「運び屋」は「出前」ではないのだ。
それを割り切って使わざるを得ないんだろうね。