アディダスは昨年来「リサイクル素材」を一部に利用した商品-スニーカーを発売してきた。
その商品は、「高機能リサイクル素材PRIMEGREEN」を内側に採用。アッパーにはレザーと同じ外観と手触りの「日本製プレミアムPUコーティングを施したリサイクルポリエステル」を、アウトソールには「天然ラバー」や「リサイクルラバー」を使用した。その他、レースやライニング、インソールなども全て「リサイクル素材」で作られている。
*https://www.vogue.co.jp/fashion/article/2020-12-16-adidas より
そしてこのほど「代替レザー」を使用した商品を発表。
その「代替レザー」は、キノコから作られたレザーのような素材「マイロ(Mylo)」。
カリフォルニア州エメリーヴィルに拠点を置く「ボルト・スレッズ(Bolt Threads)」が開発。
生産プロセスとしては、温度や湿度を管理した環境で、トウモロコシの茎の上で菌糸体の細胞を培養。細胞同士が強く結びつき立体に成長したものをシート状に圧縮し、なめすとマイロが出来上がる。特徴は、本物のレザーのような見た目と触り心地、そして生産スピードの早さだ。牛などの動物を育てるためには年単位の時間が必要だが、マイロは数日で生産が可能。化学薬品を使用するポリウレタンやPVCとは異なり、植物由来の環境に優しい人工レザーと言えるだろう。
*https://www.fashionsnap.com/article/inovation-leather/ より
何か大きく変わりつつあると感じられる。
まだまだ「理想」の追求は先の話かと思われたが、着々と進みつつある。
「環境負荷が少なく」「サスティナブル」な社会が一歩一歩前進しているのかも。