いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

<パリパラリンピック2024> ローイング

2024-09-14 07:32:16 | パリパラリンピック2024

 「ローイング」

 ローイングには、肢体不自由と視覚障がいの選手が参加する。パラリンピックでは2008年北京大会から正式競技に加わった。オリンピックと同じ2000mの直線コースでレースが行われる。
 障がいの種類や程度に応じて分けられた3つのクラスごとに競技が行われるが、クラスごとに出場できる種目が決められている。1人乗りの「シングルスカル」(男女)には、下肢障がいで体幹が効かないPR1クラスの選手が出場する。体幹と上肢を使って漕げる選手で、下肢を使うスライド式シートは使えないPR2クラスの選手は男女2人で「混合ダブルスカル」に出場する。男女2人ずつ合計4人に舵手(コックス)が同乗する「混合舵手つきフォア」には、上下肢障がいや視覚障がいのPR3クラスの選手が出場する。また、PR3クラスの男女が乗艇する「混合ダブルスカル」もパリ大会から新たな種目として加わった。最初に先端がフィニッシュラインに到達したボートが勝利となるため、見ていてわかりやすいのが特徴だ。

 対象障がい:肢体不自由、視覚障がい

*https://www.parasports.or.jp/paralympic/sports/rowing.html より

 【パリ2024パラリンピック実施種目】
 ・Men’s PR1M1x
 ・Women’s PR1W1x
 ・Mixed PR2Mix2x
 ・Mixed PR3Mix2x
 ・Mixed PR3Mix4+

 ローイング/ボートとは

 肢体不自由、視覚障がいの選手がオールを使ってボートを漕ぐパラリンピックのローイング。種目によって使用するボート(1人乗り、2人乗り、4人乗り)が異なり、男女別の「シングルスカル」、男女一組の「ダブルスカル」、4人(男女2人ずつ)のクルーと指示を出す1人の舵手で組む「舵手つきフォア」が実施されている。競技は2000mの直線レーンで行われ、最初に艇首がフィニッシュラインを通過したボートが勝利となる。

*https://www.parasapo.tokyo/sports/rowing より

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<パリパラリンピック2024> パワーリフティング

2024-09-13 08:45:40 | パリパラリンピック2024

 「パワーリフティング」

 パワーリフティングは1964年東京大会からパラリンピックで実施されている。下肢障がいの選手たちが鍛え抜かれた上半身のパワーでバーベルを持ち上げるベンチプレス競技だ。
 基本的には一般のベンチプレスのルールに準じて競技が行われるが、パラリンピックでは全身が乗るように作られたベンチプレス台を使用する。競技は男女別、体重別(各10階級)に行われ、障がいの種類や程度による区分はない。下肢切断の選手は障がいによって体重が軽くなってしまうため、切断の程度により、体重に重量を加算している。
 競技は選手がラックからバーベルをはずした状態で静止し、審判の合図とともに胸まで下ろす。そして再びバーベルを押し上げることで1回の試技となる。試技の判定は3名の審判が行い、成功の場合は白旗、失敗の場合は赤旗を上げて2名以上が白旗を上げた場合にその試技が成功となり、記録が認められる。この試技を各選手が3回行い、最重量を挙上した選手の勝利となる。

 対象障がい:下肢に障がいのある肢体不自由

*https://www.parasports.or.jp/paralympic/sports/powerlifting.html より

 パワーリフティングとは

 パラリンピックのパワーリフティングは、下肢障がいの選手によるベンチプレス。障がいレベルのクラス分けはなく、体重別(男女各10階級)に分かれてそれぞれのパワーを競う。選手はベンチに横たわり脚を伸ばしたポジションで競技を行う。ラックからバーベルを外した状態で静止した後、審判の合図とともに胸まで下ろし、再びバーベルを上げる。これが1回の試技。床に足を着けて行うのではなく、延長されたベンチプレス台の上に足を乗せて行うのが特徴。

 【パリ2024パラリンピック実施種目】
 ・Men’s – 49.00kg
 ・Men’s – 54.00kg
 ・Men’s – 59.00kg
 ・Men’s – 65.00kg
 ・Men’s – 72.00kg
 ・Men’s – 80.00kg
 ・Men’s – 88.00kg
 ・Men’s – 97.00kg
 ・Men’s – 107.00kg
 ・Men’s + 107.00kg
 ・Women’s – 41.00kg
 ・Women’s – 45.00kg
 ・Women’s – 50.00kg
 ・Women’s – 55.00kg
 ・Women’s – 61.00kg
 ・Women’s – 67.00kg
 ・Women’s – 73.00kg
 ・Women’s – 79.00kg
 ・Women’s – 86.00kg
 ・Women’s + 86.00kg

*https://www.parasapo.tokyo/sports/powerlifting より

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<パリパラリンピック2024> 柔道

2024-09-12 08:14:43 | パリパラリンピック2024

 「柔道」

 視覚障がいの選手による柔道。視覚障がいの程度によるクラスと体重による階級にそれぞれ分かれて競技を行う。クラスにはJ1(全盲)とJ2(弱視)の2つがあり、体重による階級は男女それぞれ4階級ずつに分かれている。
 一般の柔道と同じ試合場を使用し、基本規定を国際柔道連盟(IJF)の試合審判規定とし、それに加えてIBSA(国際視覚障がい者スポーツ連盟)JUDOが定める独自規定がある。視覚に障がいのある選手たちが出場することを考慮したルールが加わっているが、ほぼ一般と同じルールで行われている。
 視覚障がい者柔道の代表的なルールは、開始から常に組み合った状態で試合を行うこと。審判によって両選手とも道着の同じ位置を掴み、公平な状態を確認してから、「はじめ!」の合図がかけられる。試合中に両手が離れたり、場外に出てしまった場合などは、開始時と同様、審判によって試合場の中央に戻され、再度組み合ってから試合を再開する。
 また、選手には声や音などを使って情報が伝えられる。例えば、場外が近づいている場合は審判が選手に「場外!場外!」と声をかけて位置を知らせる。

 対象障がい:視覚障がい

*https://www.parasports.or.jp/paralympic/sports/judo.html より

 【パリ2024パラリンピック実施種目】
 ・Men’s – 60kg J1
 ・Men’s – 73kg J1
 ・Men’s – 90kg J1
 ・Men’s + 90kg J1
 ・Men’s – 60kg J2
 ・Men’s – 73kg J2
 ・Men’s – 90kg J2
 ・Men’s + 90kg J2
 ・Women’s – 48kg J1
 ・Women’s – 57kg J1
 ・Women’s – 70kg J1
 ・Women’s + 70kg J1
 ・Women’s – 48kg J2
 ・Women’s – 57kg J2
 ・Women’s – 70kg J2
 ・Women’s + 70kg J2
 ※変更の可能性あり(2022.10時点)

 Point 観戦のポイント
 最後まで勝敗が分からない『接近戦』
 組み手争いがないため、「はじめ」の組み合った状態からいかに相手を崩すかが勝負のカギ。接近戦での技の応酬は壮絶で見応えがあり、4分間の試合は一瞬たりとも目が離せない。とくに、残り2秒でも組み合ってから始まるため、大逆転勝利もあり得るのはパラリンピックの柔道ならではの見どころ。

*https://www.parasapo.tokyo/sports/judo より

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<パリパラリンピック2024> ゴールボール

2024-09-11 09:15:13 | パリパラリンピック2024

 「ゴールボール」

 ゴールボールは、視覚障がい者が男女別に行う対戦型チームスポーツ。6人制バレーボールのコートと同じ18m×9mのコートを使用し、試合は前後半12分 ずつの計24分、ハーフタイムは3分で行われる。
 1チームは最大6名・ベンチコーチが3名で編成され、コート上には選手3名が出場する。 障がいの程度(視力や視野)によって競技力の差が出ないよう、選手はアイシェード(目隠し)を装着し、同じ条件のもとで競技を行う。
 攻撃側は鈴の入ったボール(1.25kg)を相手ゴール(高さ 1.3m×幅9m)に向かって投球し、守備側は全身を使ってボールをセービングする。選手たちはボールから鳴る鈴の音や相手選手の足音、動く際に生じる床のわずかな振動などを頼りに、攻撃と守備を入れ替えて得点を競う。
 選手は音を頼りに競技するため、プレーが始まる前に審判が「クワイエットプリーズ!(Quiet Please!)」(お静かに!)のコールをする。これが静かにする合図で、これ以降は観客もプレーが途切れるまで声を出して応援することができない。静寂の中で激しい攻防が繰り広げられる、障がい者スポーツ独自の競技だ。

 対象障がい:視覚障がい

*https://www.parasports.or.jp/paralympic/sports/goalball.html より

 ゴールボールとは

 視覚障がいのある選手がプレーするゴールボールは、パラリンピック特有の競技。鈴の入ったバスケットボール大のボールを互いに投げ合い、得点を競うチームスポーツだ。コート上の選手は3人。選手は障がいの程度に関わらず、「アイシェード」と呼ばれる目隠しを装着し、全盲状態でプレーする。試合時間は前後半各12分の計24分。

 【パリ2024パラリンピック実施種目】
 ・Men’s
 ・Women’s

 Point 観戦のポイント
 注目ポイント
 音を消した移動攻撃や味方の声を頼りにパス交換するなど、多彩な攻撃が展開される。それに対し、選手は相手選手の足音などのかすかな音を頼りにボールの出所を読み、体全体を使ってゴールを守る。したがって試合は静寂の中で行われる。審判が「Quiet Please!(お静かに)」のコールをしたら、選手に声援を送りたい気持ちはおさえて静かに見守ろう。携帯電話をマナーモードに設定するのもお忘れなく。
 プレー『再開後』にも注目
 両チームとも一歩も譲らない攻防が続き、得点もなかなか入らず、もどかしい時間帯も少なくないゴールボールの試合。選手自身で相手を見て、状況を打開することが難しい上、プレー中にコート外から声をかけることも禁止されているからだ。だが、「得点率の高い局面」がある。コーチが直接、選手に作戦を伝えられるタイムアウトや選手交代の直後は試合が動きやすいのだ。条件は両チームとも同じ。ゲーム再開後の数プレーは特にお見逃しなく!

*https://www.parasapo.tokyo/sports/goalball より

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<パリパラリンピック2024> ブラインドフットボール

2024-09-10 08:27:31 | パリパラリンピック2024

 「ブラインドフットボール」

 視覚に障がいのある選手が行い、ブラインドサッカーとも呼ばれている。出場できるのは全盲~光覚までの選手(B1)のみ。弱視(B2/B3)の選手は出場することはできない。
 試合は前後半15分ハーフの合計30分のプレーイングタイムで行われる。ピッチは40m×20mで、高さ1mほどのサイドフェンスが並べられている。チームはフィールドプレーヤー4名と晴眼もしくは弱視のゴールキーパーの合計5名で構成される。フィールドプレーヤーは全選手が公平な条件になるよう、アイマスクの装着が義務づけられている。また安全のため、ボールを持った選手に向かっていく際には、「ボイ(スペイン語で“行く”の意)」と声を出さなければならない。
 ボールは転がると「シャカシャカ」と音が出る仕組みになっていて、その音やゴールキーパー、監督、ゴール裏にいるガイドの声などから情報を得てプレーする。そのため、観客は競技の妨げにならないよう、プレー中に声や音を出して応援することはできない。

 対象障がい:視覚障がい

*https://www.parasports.or.jp/paralympic/sports/football_5-a-side.html より

 ブラインドフットボール/ブラインドサッカーとは

 パラリンピックでは視覚障がい(男子、全盲)選手がプレーする、ブラインドフットボール/ブラインドサッカー。フィールドプレーヤー4人はアイマスクを装着し、転がると音の鳴るボールをドリブルやパスでゴールまで運ぶ。ボールが両サイドを割らないように、サイドラインに壁を設置。選手たちは、敵陣のゴール裏で味方にゴールの位置と距離、角度などを伝える「ガイド」、晴眼者や弱視者が務める「ゴールキーパー」、サイドフェンスを越えたベンチに立つ「監督」の声を聞きながらプレーする。

 【パリ2024パラリンピック実施種目】
 ・Men’s

 Point 観戦のポイント
 注目ポイント
 アイマスクをした選手による、“まるで見えているかのような”スーパープレーが見られる。選手たちは、仲間の声や音を頼りにピッチ上の自分の位置を把握し、自分や周囲の動きをイメージしながらプレーする。力強いシュートや連携プレーも驚きだが、GKと駆け引きは想像を絶する。思わず感嘆の声を上げてしまいそうになるが、そこはぐっとこらえて。選手は、GKが弾いたボールの音や切り替えし後の仲間の指示に耳を澄ましている。胸の内で声援を。

*https://www.parasapo.tokyo/sports/blind-football より

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<パリパラリンピック2024> 馬術

2024-09-09 08:39:11 | パリパラリンピック2024

 「馬術」

 パラリンピックで行われる馬術は、人馬一体となった演技の正確性と芸術性を男女混合で競い合う馬場馬術競技。障がいに応じたスタイルによる、人馬一体となった演技で観客を魅了する。パラリンピックの中では唯一、採点で順位が決まる競技で、選手は馬と上手くコミュニケーションを取り、自分の障がいに応じた方法で馬を正確に操ることが求められる。
 選手は障がいの種類や程度により、5つのクラス(グレード)に分かれて競技を行い、順位を決める。競技中に選手が馬に指示を出す際は、主に手綱、鞭、鞍(腰の体重移動)、脚を駆使する。種目には、規定演技種目の個人課目(パラグランプリテストA)と団体課目(パラグランプリテストB)、自由演技課目(パラグランプリテストフリースタイル)がある。障がいによっては手綱など用具を改良し、事前に申請して許可を得ることで試合において使用することができる。

 対象障がい:肢体不自由、視覚障がい

*https://www.parasports.or.jp/paralympic/sports/equestrian.html より

 【パリ2024パラリンピック実施種目】
 ・Mixed Individual – Grade I
 ・Mixed Individual – Grade II
 ・Mixed Individual – Grade III
 ・Mixed Individual – Grade IV
 ・Mixed Individual – Grade V
 ・Mixed Team – Open
 ・Mixed Individual Freestyle – Grade I
 ・Mixed Individual Freestyle – Grade II
 ・Mixed Individual Freestyle – Grade III
 ・Mixed Individual Freestyle – Grade IV
 ・Mixed Individual Freestyle – Grade V

*https://www.parasapo.tokyo/sports/equestrian より

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<パリパラリンピック2024> 自転車競技

2024-09-08 08:35:25 | パリパラリンピック2024

 「自転車競技」

 自転車競技には、切断、脳性まひ、視覚障がいなどの選手が参加する。競技は障がいの種類や程度で分けられたクラスごとに行われ、種目や使用する自転車もクラスによって異なる。トラック種目はタイムトライアル、個人追い抜き(パーシュート)、チームスプリントの3種目で、自転車専用の屋内走路(ベロドローム)で行われる。道路など屋外のコースで行われるロード種目はタイムトライアル、ロードレース、チームリレーの3種目。風や雨、暑さなど自然の影響を受けながらレースを行う。
 使用する自転車は一般的な競技用自転車だが、障がいによっては改良することが認められている。さらに、体幹のバランスが悪い選手はバランスのとりやすい3輪自転車(ロード種目のみ)を使用し、視覚障がいの選手は「パイロット」とともに乗るタンデム自転車(2人乗り)で競技を行う。また下肢障がいの選手は、上肢だけで駆動するハンドサイクル(ロード種目のみ)を使用する。

 対象障がい:肢体不自由、視覚障がい

*https://www.parasports.or.jp/paralympic/sports/cycling.html より

 【パリ2024パラリンピック実施種目】
 [トラック]
 ・Men’s C 1-2-3 Kilo
 ・Men’s C 4-5 Kilo
 ・Men’s C 1 Pursuit
 ・Men’s C 2 Pursuit
 ・Men’s C 3 Pursuit
 ・Men’s C 4 Pursuit
 ・Men’s C 5 Pursuit
 ・Men’s B Kilo
 ・Men’s B Pursuit
 ・Women’s C 1-2-3 500m
 ・Women’s C 4-5 500m
 ・Women’s C 1-2-3 Pursuit
 ・Women’s C 4 Pursuit
 ・Women’s C 5 Pursuit
 ・Women’s B Kilo
 ・Women’s B Pursuit
 ・Mixed C 1-5 Team sprint
 [ロード]
 ・Men’s H 1-2 Road Race
 ・Men’s H 3 Road Race
 ・Men’s H 4 Road Race
 ・Men’s H 5 Road Race
 ・Men’s C 1-2-3 Road Race
 ・Men’s C 4-5 Road Race
 ・Men’s B Road Race
 ・Men’s T 1-2 Road Race
 ・Women’s H 1-2-3-4 Road Race
 ・Women’s H 5 Road Race
 ・Women’s C 1-2-3 Road Race
 ・Women’s C 4-5 Road Race
 ・Women’s B Road Race
 ・Women’s T 1-2 Road Race
 ・Mixed H 1-5 Team Relay
 ・Men’s H 1 Time Trial
 ・Men’s H 2 Time Trial
 ・Men’s H 3 Time Trial
 ・Men’s H 4 Time Trial
 ・Men’s H 5 Time Trial
 ・Men’s C 1 Time Trial
 ・Men’s C 2 Time Trial
 ・Men’s C 3 Time Trial
 ・Men’s C 4 Time Trial
 ・Men’s C 5 Time Trial
 ・Men’s B Time Trial
 ・Men’s T 1-2 Time Trial
 ・Women’s H 1-2-3 Time Trial
 ・Women’s H 4-5 Time Trial
 ・Women’s C 1-2-3 Time Trial
 ・Women’s C 4 Time Trial
 ・Women’s C 5 Time Trial
 ・Women’s B Time Trial
 ・Women’s T 1-2 Time Trial

 Point 観戦のポイント
 パラリンピックの観戦に役立つ『クラス表記』
 パラサイクリングのクラスは、二輪の自転車を使うC、三輪自転車使用のT、ハンドバイク使用のH、2人乗りのタンデム自転車を使用するBがある。Bクラス以外はさらにH5、H4……のようにクラスが分けられており、数字が小さいほど障がいが重いクラスだ。さらに男子(M)、女子(W)をつけて「MC1」や「WB」などと呼ぶことも多い。それぞれのクラスで活躍する、世界の超人に注目してみよう。
 タンデム車を走らせる、息の合った『コンビ力』
 視覚障がいクラスで使う、2人乗りのタンデム車には、前席に晴眼のパイロットが、後席に選手が乗る。ペダルは前後が連動して動くが、ハンドルは前だけが動き、後ろは固定されている。安定走行のために選手は、パイロットが踏むペダルのリズムに合わせて脚を動かし、ハンドル操作に合わせて体を左右に傾けなければならない。2人のタイミングや傾ける角度がずれるとタイムロスにつながるが、高速走行中は声かけも難しい。練習で培った、以心伝心の一体感が勝利のカギだ。

*https://www.parasapo.tokyo/sports/cycling より

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<パリパラリンピック2024> カヌー

2024-09-07 08:01:52 | パリパラリンピック2024

 「カヌー」

 競技専用のカヌーを使用して、水上に設定された真っ直ぐなレーンで200m先のゴールまでのスプリントタイムを競う。水しぶきを上げながらパドルを漕ぐ選手たちの力強さ、水の上 を滑るように進むカヌーのスピード感、ゴール前のデッドヒートなど、迫力満点の競技となっている。 脊髄損傷、下肢切断、片まひ、二分脊椎など下肢に障がいのある選手が参加する。障がいの程度によって、肩と腕の機能のみで漕ぐL1クラス、胴体や腕を使って漕ぐL2クラス、体幹が効き、腰や胴体、腕を使って漕ぐL3の3つのクラスに分かれて競技を行う。 正式競技として採用された2016年リオ大会ではカヤック種目のみが実施されたが、2020年東京大会からは片側にアウトリガー(浮力体)の付いたヴァー種目も追加された。カヤックを表す「K」またはヴァーを表す「V」をクラスの前につけて表記する(例:カヤックのL1クラスは「KL1」、ヴァーのL3クラスは「VL3」)。

 対象障がい:肢体不自由

*https://www.parasports.or.jp/paralympic/sports/canoe.html より

 【パリ2024パラリンピック実施種目】
 ・Men’s Kayak single KL1
 ・Men’s Kayak single KL2
 ・Men’s Kayak single KL3
 ・Men’s Va’a single VL2
 ・Men’s Va’a single VL3
 ・Women’s Kayak single KL1
 ・Women’s Kayak single KL2
 ・Women’s Kayak single KL3
 ・Women’s Va’a single VL2
 ・Women’s Va’a single VL3

 Point 観戦のポイント
 注目ポイント
 2016年のリオ大会で初めて実施されたカヌーは、下肢障がいなど肢体不自由者のための競技で、障がいに合わせて座面を工夫するなどした艇を使用。水をとらえ、いかにスピードに乗れるかが勝負どころだ。リオ大会ではカヤック種目のみ実施されたが、東京大会からはヴァー種目が追加された。

*https://www.parasapo.tokyo/sports/canoe より

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<パリパラリンピック2024> ボッチャ

2024-09-06 08:08:00 | パリパラリンピック2024

 「ボッチャ」

 ボッチャは「ジャックボール」と呼ばれる白いボール(目標球)を投げ、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投球して、いかに近づけるかを競う。カーリングのように、相手のボールを弾いたりして、自分が優位に立てるよう位置取りをしていくが、的となるジャックボールも弾いて移動させることができるため、カーリングとは一味違う戦略が展開される。
 比較的重度の障がいの選手が出場し、障がいの種類や程度によって4つのクラス(BC1-4)に分かれて、個人(1人)、ペア(2人)、チーム(3人)で順位が競われる。障がいによって手でボールを投げることができない選手は足でボールをキックしたり、「ランプ」と呼ばれる滑り台のような投球補助具を使って、「ランプオペレーター」のサポートを受けてボールを転がす。ただし、「ランプオペレーター」は、コートに背を向けながら選手の指示に従い「ランプ」の角度や高さを調節することはできるが、選手にアドバイスをすること、コートの方を振り返ることは禁止されている。

 対象障がい:重度脳性まひや同程度の四肢重度機能障がい

*https://www.parasports.or.jp/paralympic/sports/boccia.html より

 【パリ2024パラリンピック実施種目】
 ・Men’s Individual – BC1
 ・Men’s Individual – BC2
 ・Men’s Individual – BC3
 ・Men’s Individual – BC4
 ・Women’s Individual – BC1
 ・Women’s Individual – BC2
 ・Women’s Individual – BC3
 ・Women’s Individual – BC4
 ・Mixed Teams – BC1/BC2
 ・Mixed Pairs – BC3
 ・Mixed Pairs – BC4

 Point 観戦のポイント
 ボッチャとは、イタリア語で「ボール」を意味し、重度脳性まひ者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたヨーロッパ発祥のスポーツ。投球したボールを正確に目標に近づけられるか、または、相手のボールを利用して自分のボールを有利にするか、選手のテクニックが光る競技だ。
 ボールの特性を見極め、『戦術』にいかす
 ボッチャで使用するボールは、周長270±8㎜、重さ275±12gの主に皮革製または合皮製。表面はつまめるほど柔らかく、弾まず転がりにくい仕様になっている。表面の縫い目によってボールの軌道が変わることから、一つひとつの癖を見極める力も必要とされる。ボールを確実に積み上げたり寄せたりするため、空気を抜いたり、クリームを塗って柔らかさを調整する選手もいる。どの場面で、どの素材のボールを使うかといった戦術にも注目したい。

*https://www.parasapo.tokyo/sports/boccia より

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<パリパラリンピック2024> バドミントン

2024-09-05 08:17:53 | パリパラリンピック2024

 「バドミントン」

 バドミントンは2020年東京大会から正式競技に採用された。アジアを中心に競技人口が多く、パラリンピックの正式競技になる前からアジアパラ競技大会などの国際大会で実施されてきた。
 立位や車いすなど、障がいの種類や程度によって分けられたクラスごとに競技が行われる。ラケットやシャトルは一般と同じものを使用し、基本的なルールは同じ。シングルス戦とダブルス戦があり、1ゲーム21点方式で2ゲーム先取した選手の勝利となる。
 ネットの高さも一般と同じだが、クラスによってコートのプレーエリアを設定することで、バドミントンならではの激しいラリーや駆け引きを実現している。例えば、下肢に重い障がいのある立位クラス(SL3)のシングルスでは、通常の半分の広さのコートでシングルス戦が行われる。車いすカテゴリーの2つのクラス(WH1、WH2)では、通常の半分のコートからさらにネットとショートサービスラインの間もアウトとなる。

 対象障がい:肢体不自由

*https://www.parasports.or.jp/paralympic/sports/badminton.html より

 【パリ2024パラリンピック実施種目】
 ・Men’s Singles WH1
 ・Men’s Singles WH2
 ・Men’s Singles SL3
 ・Men’s Singles SL4
 ・Men’s Singles SU5
 ・Men’s Singles SH6
 ・Men’s Doubles WH1-2
 ・Women’s Singles WH1
 ・Women’s Singles WH2
 ・Women’s Singles SL3
 ・Women’s Singles SL4
 ・Women’s Singles SU5
 ・Women’s Singles SH6
 ・Women’s Doubles WH1-2
 ・Mixed Doubles SL3-SU5
 ・Mixed Doubles SH6

 Point 観戦のポイント
 『半面』ならではの“駆け引きとラリー
 車いすのクラスのシングルスは半面で行い、全面コートより攻撃のテンポが速くなる。そのため、車いすの勢いを計算した上でひと漕ぎでシャトルの落下点に入るチェアワーク、同時にスイングの体勢をとるスキル、そして配球を読む力が求められる。もちろんスタミナも不可欠だが、むしろ技術の習熟度とメンタルの強さが勝利のカギを握る。大量の点差があっという間にひっくり返ることも。「コートが狭いからこその戦略的な駆け引き」は見ごたえ十分だ。

*https://www.parasapo.tokyo/sports/badminton より

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