いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

なんとも悲しいX'masケーキ

2023-12-25 09:55:03 | 米屋の親父のつぶやき

髙島屋ECで販売された5400円のX'masケーキ。220/2900ケが崩壊したとか。

*https://smart-flash.jp/sociopolitics/266960/image/1/ 参照


製造は「ウィンズ・アーク」、配送は「ヤマト運輸」。

どこに原因があったか?
もう30年も前になるが、私も何度も挑戦しようと試みた。
今とは違い「冷凍配送」の信用度が低く、「アイスクリームケーキ」ですら一抹の不安があった時代。
とりあえず「パッケージ」をどこまでしっかりしたものにするかを、某一流パッケージ会社と何度もやりとりをした。
しかし、その当時「天地無用」はほぼ守られなかったため「配送困難」という結論に至った。
今回のケースは「冷凍ケーキ」であり、ヤマト運輸の「天地無用・冷凍配送」という、いかにも大丈夫そうな形だったのだが・・・
決して不良な製造会社が対応していたわけではなかったはず。
どこに「欠陥」があったのか?

想像するに、たった2900個というケーキの品質管理ではないだろう。他の商品-X'masケーキも製造していたのだろうし、「キャパオーバー」だったか?
冷凍設備・製造スケジュール管理が甘かったのかも?
「パッケージ」を写真で見たが、なんとも貧弱なものだった。これでよく大丈夫と思えたのか?不思議。
製造メーカーだけの責任ではない。

これは「製造メーカー」に発注した「EC担当者」の管理責任が一番!
製造メーカーに責任を押しつける前に、受注会社の謝罪文-ネット上 をちゃんとしないと。なんとも中途半端な対応としか思えない。
「返金」「謝罪」すればいいのか?「誠意ある対応」をちゃんとしないといけない。

キャパを設定、何度も実験し、不可抗力を検討するべき。
一度無くした信用は、なかなか元には戻らない。特に、今の時代、永遠に「崩壊画像」は消えないのだから。

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「キムタク」健在!

2022-11-07 10:58:15 | 米屋の親父のつぶやき

 まだ「キムタク」は健在なのか?

 5・6日開催の「ぎふ信長まつり」に、過去最高の62万人が訪れたという。

 メインイベントのある6日だけで、46万人も!

 「ぎふ信長まつり」とは、

 信長のまち・岐阜を象徴
 秋を彩る、絢爛豪華な戦国絵巻
 春の道三まつりと対を成す岐阜市の秋の風物詩「ぎふ信長まつり」は、岐阜のまちづくりに貢献した織田信長公を称えるお祭りです。義理の父子関係にある道三と信長ですが、祭りの歴史自体は信長まつりの方が先輩。その発端は1953(昭和28)年、信長の「稲葉山入城四百年」記念イベントにさかのぼります。先鞭をつけたのは岐阜商工会議所。岐阜タイムス(岐阜新聞の前題号)と共催し、春に行われる伊奈波神社の例大祭「岐阜まつり」に花を添える形で武者行列を行いました。このとき披露されたのが、信長公をはじめとする十数人の騎馬武者に鉄砲隊等200余人による絢爛豪華な行列。華やかに繰り広げられたこの戦国絵巻は、多くの観客の目を惹きました。そこで4年後の1957(昭和32)年、持ち上がったのがこんな話。
 「これだけ多くの観客を動員するのだから、岐阜まつりと切り離して別の日に行い、商業振興に役立てよう」
こうして秋まつりとしての「ぎふ信長まつり」が誕生! 近年はコロナ禍での中止があったものの、今日まで岐阜の秋を代表するお祭りとして長く続いています。

 毎年熱い注目を集める信長役
 信長公騎馬武者行列にも歴史アリ
 ぎふ信長まつりの代名詞ともいえるのが「信長公騎馬武者行列」。祭りが近づくにつれ「今年の信長役は誰が務めるんだろう?」と、想像するのも楽しいひとときです。時には著名人が出演することもあって、近年は藤岡弘、さん(2017年)、アイドルグループ「MAG!C☆PRINCE」の永田薫さん(2018年)らの登場も記憶に新しいところ。さらにNHK大河ドラマ「麒麟がくる」放映の前年となる2019年には、明智光秀役を新設。マイケル富岡さんのカッコイイ光秀が、好評を博しました。

 特に今も語り草となっているのが2009(平成21)年の「第53回ぎふ信長まつり」。市制120周年を記念して、信長役に岐阜市出身の俳優・伊藤英明さんが扮したときです。若い頃の信長のいで立ちで馬にまたがるイケメン&ワイルドな伊藤さんの姿を一目見ようと、沿道は大賑わい! 岐阜の中心市街地は、かつてない盛り上がりを見せました。

 祭り当日は、各団体の協賛イベントが市内各所で開催されるほか、自由なおどり文化を発信する「市民勝手カーニバル」や「音楽隊パレード」等、とにかくイベントが目白押し。世代や立場を問わず、誰もが思い思いに楽しめる雰囲気も、お祭り好き・新しいもの好きな信長公にふさわしい2日間といえるでしょう。
 これまで10月の第一土曜、翌日曜に行われていた信長まつりですが、2022年からは新たに11月の第一土曜、翌日曜へと開催日を変更。時代ごとに進化と変化を重ねながら、信長公のスピリットはこれからも次世代へと継承されていきます。

 *公式HP より

 今までも結構盛り上がりのあるお祭りだったんですね(笑

 ただ今回は「キムタクの出陣」により一変!

 トークショーの観覧者数は、800名。それに12万通以上の応募に。

 騎馬武者行列の観覧者数は、1万5千人のところ、85万通以上の応募が殺到!

 商店街のイベントは中止になるわ、市は警備費に3150万円も臨時計上。

 「キムタク」が起用されたのは、2023年1月に公開される信長と正室の濃姫を描いた映画「レジェンド&バタフライ」で木村さんが信長役を務めていることから。*https://news.yahoo.co.jp/articles/93e0f7e057a53af42d82b67c154880d12810c739?page=1 より

 

 誰だ?「キムタク」人気に陰りと言ったのは(笑

 まだまだ健在であることを如実に示した。

 

 さて、来年は誰に?ともう話題になっているとか?

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「豆まき」は時代にそぐわない?

2022-02-03 17:22:41 | 米屋の親父のつぶやき

 なんかテレビでやってたけど、「豆まき」は今の時代にそぐわないって?

 節分には「豆まき」をするご家庭も多いことかと。でも、時代に合わせて変えることも必要かもと。

 

 まず、「鬼は~そと~、福は~うち~」と威勢よく「炒った大豆」を撒くのが一般的だが・・・ 

 外に撒いた「豆」って・・・全部回収して食べます?

 これが「食品を無駄」にしていると。

 

 次に、素手で「豆を撒く」のは「感染症対策」ができていないと。

 そして、そもそも「鬼に仕立てた人」に食品をぶつけるなんてありえない話(笑

 極めつけは・・・「鬼を悪者」ときめつけるのは「差別」だと(笑

 

 納得できるものもあるが、ばかばかしいものもある・・・と思いませんか?

 

 まぁ北海道や東北の一部などでは、「炒った大豆」ではなく「袋菓子」を撒くこともあるそうだ。これなら大丈夫よね?

 「鬼」に見立てることもよくないのなら、「何か別のもの」を用意せざるを得ないとなるとこれは頭が痛い。

 

 なんともややこしい時代になったもんだ(笑

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出た出た!定着し始めると「値上げ」。これは悪質な商法ではないのか?

2022-01-21 20:21:40 | 米屋の親父のつぶやき

 出ました!

 ある程度定着すると「月額値上げ」するという商法。

スタート時は「割安」だが、定着し始めると突然「値上げ」するという・・・

これは「悪質商法」ではないのか?

 

 やったのは「DAZN」。

現在、月額1980円だったのが、月額3000円になるという。

実質、「1.5倍」となるとんでもない値上げ。

 

 利用者は既に、クレジットなりで支払決済されているため、ちゃんと「値上げ告知」を確認しないと引き落とし時ビックリするかも?

 

 もし「サービス内容」が1.5倍の値上げに見合わないものなら、「ボッタくり」と言われても仕方ないのでは?

 また、消費者庁が調査するかも?

 

 一体、誰がこんな「悪質商法」を決定したのか?

 本当なら大問題になるのでは?

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トンガの海底火山噴火がもたらす日本への影響

2022-01-18 17:05:32 | 米屋の親父のつぶやき

 1月15日に発生した「トンガの海底火山大規模噴火」。

 噴煙が最大2万メートル(20キロ)近く、半径260キロにも広がっている。

 ただ、まだ収束したかどうか不明。

 

 現状で「日本への影響」が出ている。

 まず当日、気象庁は「津波の影響はない」と発表したが、翌日未明に潮位変化がみられたため「津波注意報・警報」を発令。こんなドタバタはかつてなかったのでは?

 太平洋地域において「津波研究の第一人者」を自負していたはずの「日本」。

 気象庁の宮岡一樹・地震情報企画官は、「今回の潮位変化は、地震にともない発生する通常の津波とは異なる。津波と言っていいのか分からない」として、「津波」という表現を避けた。ただ、「防災上の観点から津波警報の仕組みを使って、防災対応を呼びかけている」と述べた。

 「津波ではない」「予想外の津波」「原因は不明」などと意味不明な見解が述べられ、混乱した。

 

 結局、「空振」が潮位上昇の原因だったと。

 「空振」とは、、火山の噴火や、核実験などに伴って発生する空気中を伝わる空気振動である。圧力波の1種とされる。*Wikipedia より

 今後の「津波研究」などに生かしてもらいたい。

 

 日本への影響としては、「噴出物」が気象変化をもたらすのでは?というもの。

 1991年フィリピン・ピナトゥボ火山の噴火と似ていると。1993年の日本の「冷害」 をもたらした原因がフィリピン・ピナトゥボ火山の噴火だと結論づけられている。

 規模は同等か少し小さいかとみられているが、まだまだ不明な部分がある。

なにせピナトゥボ火山の噴火は、1年近くも続き、火山性ガスが大気中に放出され太陽光を遮った。北半球の平均気温が0.5度ほど下がったとされる。

 日本では「冷夏」となり、コメ作況指数は「著しく不良-74」、農作物の被害は過去最大規模となった。これを危惧するメディアが不安を掻き立てる。

 ただピナトゥボ火山との違いは、「南半球」で起こったということ。

 ピナトゥボ火山は、北緯15度あまり。今回のフンガ・トンガは南緯20.5度あまり。

 ピナトゥボ火山の時は、北緯25度~南緯15度に大きな影響を与えた。といっても、日本が冷害になるくらいだから世界的に影響を与えたといえる。

 今回の場合、南半球を中心として大きな影響があるとみられるが、やはり北半球・日本も警戒すべきだろう。「偏東風」の影響をうければ、豪州・NZなどに大きな影響か?

 

 米屋の親父としては、やはり93年の「冷害」のような被害は恐ろしい。

私は当時サラリーマンだったから、直接的影響を受けなかったのが幸い。もう忘れた方も多いだろうが、93年産の米不足により、タイ米の緊急輸入で大混乱した。あの時の「不適切なタイ米」を流通させた政府の責任は大きい。*この話はまたの機会で

 まずは、フンガ・トンガの噴火が収まることを祈るだけだ。

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新年あけましておめでとうございます

2022-01-06 09:04:31 | 米屋の親父のつぶやき

新年あけましておめでとうございます。
昨年、長年営業しておりました「店舗」を閉店いたしました。
現在、新店舗を準備中です。
ただ、以前のような店舗ではなく、「新しい形」になる予定です。
現在も今まで通り「営業・販売」は続けております。「配達-デリバリー」のみの対応となります。
お電話でのご注文・対応をしております。お気軽にお電話ください。
今後ともご贔屓賜れれば幸いです。
  お米のことしか知らない米屋-大浜北尾米穀店
   五代目店主 北尾憲正

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大阪クリニック放火事件の余波

2021-12-20 07:56:47 | 米屋の親父のつぶやき

 大阪で起こった「クリニック放火事件」。

 現在、24人の死亡が確認、3人が重体に。

 本当に痛ましい事件である。

 

 消火は30分。狭い空間に閉じ込められ、殆どの方が一酸化炭素中毒や気道熱傷などで亡くなられたとみられている。

 

 「クリニック」は相当な患者を抱えていたようだ。報道によると600人。朝一から20数人が待合室にいたとか。

 出入口は1ケ所。そこで「ガソリン」らしきものが撒かれ、暖房器具に引火したと。「ガソリン」なら一気に燃え広がる。というか爆発したのかも。

 それより「窓側」まで火災が広がったのは、もしかして「内装」に問題はなかったか?「難燃素材」使ってたら、あそこまで広がらなかったのでは?まぁ放火を予想していなかっただろうから仕方ないか?少々疑問符が付く。

 

 犯人とみられる男性は、事件30分前に西淀川にある自宅?にも放火。その足でクリニックに向かったのだろう。

 

 この「クリニック」は、心療内科と精神科が主。

 ネットでの評判は、「悪いこと」も書かれているが、それなら600人の患者を抱えているのは不思議。やはり「悪いこと」もあるだろうけど、「良いこと」も多かったのでは?

 犯人が患者もしくは元 患者だったとしても、「何か恨み」を買うような酷いことをしたのか?精神科・心療内科の患者だから犯行を起こす可能性が多いとは一概には言えないはず。ただ可能性は否定できない。

 犯人とみられる男は重体になっているだけに、事件解明はどこまで進むのか?

 

 この事件の余波はいかがなものか?

 総務省が全国の「雑居ビル」に総点検支持。防火管理がポイントというが・・・

 もし模倣犯のような事件が起これば、「心療内科・精神科」のクリニックに対して風当りが厳しくなるのでは?

 現在、入居中の場合、ほかのテナントはどう動く?

 そして次回更新時には・・・

 なにせこのような放火事件が起これば、その「不動産価値」は激減する。

 そして「火災保険」などについても見直しされる恐れも。

 

 むつかしい話である。

 精神科系診療所は、大阪で780ケ所。殆どが病床を持たず、通院による診療を行っている。ということは、それほど大規模ではないということになる。

 このような「クリニック」の治療ってどんなのか?一人当たりにかける診療時間はそれほど長くはないだろう。もちろん「初診」は別として。

 ということは「薬の処方」がメインなんだろう。

 大阪の中心地にあり、遠方からも患者は訪れていたようだ。

 精神科系診療の難しさが浮き彫りとなった事件である。

 

 お亡くなりになった方にお悔やみを申し上げるとともに、治療中の方の一刻も早い回復をお祈りいたします。

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Z世代トレンドアワード2021

2021-12-04 09:52:01 | 米屋の親父のつぶやき

 今年のトレンドとして「Z世代」というものは外せない。

 そもそも「Z世代」とはなんぞや?

 ジェネレーションZ(英: Generation Z)、Z世代(ゼットせだい)とは、アメリカ合衆国や英語圏、日本などにおいて概ね1990年代中盤から2000年代終盤までに生まれた世代のことである。ただし、カナダ統計局の場合には1993年生まれ以降を、アメリカ心理学会の場合には1997年生まれ以降を指すなど、定義は厳密に決められているわけではない(何年生まれまでを指すかについても、2010年頃とされる場合や2010年代序盤から中盤とされる場合もあり流動的である)。主に2010年代から2020年代に掛けて社会に進出する世代となる。大半がジェネレーションXの子供世代に当たる。

生まれた時点でインターネットが利用可能であったという意味で、真のデジタルネイティブ世代としては最初の世代となる。デジタル機器やインターネットが生まれた時から当たり前のように存在し、Webを日常風景の一部として感じ取り、利用している世代である。また、パソコンよりもスマートフォン(スマホ)を日常的に使いこなし、生活の一部となっている「スマホ世代 (iGen)」でもある。さらに、ビデオ通話サービスのZoomを多用することから「Zoomers(ズーマーズ)」とも呼ばれる。成長期にWeb 2.0を当たり前のように享受し、情報発信力に長けているため、当該世代からは数多くのインフルエンサーが登場している。

この他、ジェネレーションZと同時期(1990年代〜2000年代)に生まれた若者は、ジェネレーションC(英: Generation C)、C世代(シーせだい)、あるいはニュー・サイレント・ジェネレーション(英: New Silent Generation)と呼ばれることもある。*Wikipedia より

 これからの時代、「Z世代」が世界をリードしていくことだろう。

 そこで、バイドゥ株式会社が提供するキーボードアプリ「Simeji」は、「Simeji presents Z世代トレンドアワード2021」の結果をみてみたい。

 「Simeji presents Z世代トレンドアワード2021」とは
 メインユーザーはZ世代、4800万DL突破し5000万DLも目前となってきたキーボードアプリ「Simeji」。「Z世代が選ぶ!Siemjiランキング」を毎月発表、毎年12月には「今年の顔文字大賞」を発表し、これまでZ世代であるユーザーの皆さんとともにカルチャーを発信してきた「Simeji」が、今年は顔文字だけでなく、2021年に流行ったモノやヒトなどを大調査しました。
 ■調査概要
 調査方法:アプリ「Simeji」内でのアンケート調査
 調査期間:2021年11月2日(火)~11月7日(日)
 調査対象:10歳~24歳、男女
 有効回答数:7,723名

 

 ■「Simeji顔文字大賞」1~10位までを詳しく解説!
 1位 はにゃ(੭ ᐕ))?【よみ:はにゃ】
 ワタナベエンターテインメント所属のお笑いタレント丸山礼さんが火付け役となった「はにゃ?」を顔文字化したものが今年の顔文字大賞を制しました。「はて、どうしたものか、よくわからない…。」そんな不安な気持ちをたった三文字で小首をかしげて「かわいらしさ」へと昇華する。非常に高度な技術ながら使いやすい点が評価されました。実際に使用しているユーザーからは「うざいけどなんかカワイイ(ハート)」「みんな使ってる!」といった声が挙がりました。
 2位 ( ˶ー̀֊ー́ )੭"【よみ:ぐっ】
 「Good!」と親指を立てて「いいね!」と表現する「ぐっ」。親指を立てる顔文字デザインは以前より複数あるのですが、特殊文字を採用して親指を表現する新しい顔文字時代の到来を予感させます。使用しているユーザーのコメントとして多かったのは「今年一年前向きにがんばれた!」、「昨今の感染症をみんなで乗り越えていく気持ちが表れているから!」という非常に前向きな意見が見受けられました。
 3位 ( •᷄ὤ•᷅)【よみ:お】
 眉をしかめ眉間にシワを寄せた「お」。「このご時世眉間にシワが寄るようなことばかり」「あまりよくない一年だった」といった理由が挙げられました。ネガティブな理由が目立ちましたが「デザインのブサカワさが暗い気持ちを薄めてくれる」といった意見も見られました。
 4位 ꒰ঌ( ⌯' '⌯)໒꒱【よみ:てんし】
 羽を広げフワフワと漂う姿が可愛らしい「てんし」。「とにかくカワイイ(ハート)」「幸せな気分になる」といった声が多数挙がりました。また今年話題のキーワード「推し活」にからめて「推しの尊さを表現するときによく使う」「推しの尊さに召される」といった『尊さ』を天使で表現する使用法もあるようです。
 5位 ദ്ദി^._.^)【よみ:ねこぐっど】
 猫が「いいね」と親指を立てる「ねこぐっど」。可愛らしい猫ちゃんから「Good!」と言われる何とも言えないキュートさがありますね。「TwitterやTikTokでよく見かける」「友達が良く送ってくれる」など実際の使用シーンもよくあり、前向きな気分にしてくれます。
 6位 ( ◜‿◝ )【よみ:にや】
 たれ目で優しそうに微笑む「にや」。通常の笑顔ではなくこのほっこりのほほんとしたイメージがウケましたね。「この顔のようにいつも穏やかな気持ちで過ごしたい」「いつも笑顔でいたい」という『笑顔』に願いを込めて使用している人が多かったようです。
 7位 ꒰( ˙ᵕ‎˙ )꒱【よみ:うぱ】
 何かと思えば「ウーパールーパー」を表現したこちらの顔文字「うぱ」。実際にウーパールーパーを話題にしているかどうかはさておき、「ほんわかして癒される」「どんな文章にも癒しを加えてくれる」といった声が多数。送るメッセージにも思いやりと癒しを込めたいという暖かい意識が素敵ですね。
 8位 ( ◎ω◎ )【よみ:しろめ】
驚きやバタバタでついつい白目をむいてしまう顔文字「しろめ」。わかりやすい感情の虚無感や脱力感がポイントですね。「いろいろなことが起こりすぎた1年だったから」「非常に目まぐるしいこの一年の生活を表している」といった意見が多数ありました。

 憎たらしいほどのドヤ顔を表現した「どや」。今年も様々なドヤ顔があふれる年だったようですね。「友達に煽りで送るのが楽しい」「煽りながらもかわいいのが好き」といった声が見受けられました!
 10位 (´◔ ̯◔)【よみ:むす】
 上目遣いで口をへの字にした、ちょっと不満そうな表情「むす」。不満げな表情がわかりやすく相手に伝わります。「コロナ禍でもやもやした一年だった」「自分の不満が伝わりやすい」といった意見が多かったです。
 <Simejiスタッフよりコメント>
 今年の顔文字のキーワードは「未来への希望」ではないでしょうか。社会への不安、人間関係の不満。そんなネガティブな気持ちを抱きながらも顔文字に込める願いは「かわいらしさ」や「面白さ」が詰まっています。手探りの状況でも「はにゃ?」とかわいく笑って吹き飛ばす。そんな明るいコミュニケ―ションが笑顔で交わされる明るい時代を作っていきたいというZ世代の気持ちが表れているようです。
 ■「これを使っていたら古い!顔文字大賞」
 (^_−)−☆【よみ:ういんく】 が堂々1位にランクイン。「『ウインク』という行動自体に古さを感じる!」「今時ウインクなんて誰もしない」「かなり昔から見るが、そういえば今誰も使ってない」「星(☆)の圧倒的ダサさよ…」といった声が見られました。ウインクって…ダサいのか。ダサいんですね…。「オワタ」の声が聞こえてきそうな顔文字 \(^o^)/【よみ:おわた】 が2位に登場。「『オワタ』は死語」「『\/』この線を手に見立てる時点でもう古い」「お母さん、お父さんが使っている…」という声が多数。中には「そもそも『オワタ』という意味があることを知らない…」という完全なジェネレーションギャップも生まれているようです…。
 ■「今年のやっちまった!誤変換大賞」
 TVアニメ化、実写映画化もされたマンガ「東京卍リベンジャーズ(よみ:とうきょうりべんじゃーず)」が圧倒的1位を獲得しました。「卍を入れるの忘れがち」「抜けても違和感ないけど、正式名称で打ちたいよね!」など、誤変換や打ち間違いというよりもマンガ表記正式名称の「卍(まんじ)」を入れ忘れるという声が多くみられました。マンガに対する愛情が大きく、表記にこだわりを持つ、作品のファンが多かったようです。ちなみにTVアニメや実写映画版の正式名称には「卍」が入っていないのですが、その理由は諸説あるようです。(※)そして、YouTubeでのMV再生回数1.9億回超え「うっせぇわ」など多数の楽曲で支持を集めたアーティスト「Ado」が2位にランクイン。理由としては「『あど』とひらがな入力してそのままカタカナにしちゃう」「『Ad』とよく間違えた」などの声が挙がりました。
 ※TVアニメ、実写映画版のタイトル表記正式名称は「東京リベンジャーズ」。
 ■ギャル流行語大賞
 顔文字大賞でも1位に輝いた「はにゃ?」がギャル流行語大賞においても堂々の1位に輝きました。ギャルたちの中でも会話を可愛く盛りつつ、ユーモアさが生まれる言葉として爆発的な人気を集めました。そして、昭和のドッキリ番組で使用されていた効果音「テッテレ~」が、2位に登場。令和ではドッキリのネタバラシの時に使用する言葉「テッテレ」としてリバイバル!「今のテッテレだよ!」とネタバラシしたり、「〇〇にお財布忘れたテッテレしてみた」とテロップで使用したりと、ドッキリであることを簡潔に表現出来る言葉として人気を集めました。
 <ヒト部門>
 "推し活"が話題となった2021年。今年活躍した有名人を調査しました。

 ■今年活躍したヒト流行大賞
 YouTubeチャンネル登録者数160 万人(2021年12月現在)を誇る、動画配信サイトを活動拠点とした6人組エンタメユニット「すとぷり」が圧倒的1位に。ファンからは、「ティーンに大人気!もう若者で知らない人いませんよ!!!!」「曲聴いてください。惚れますよ?」「たくさん新しい挑戦をしてたくさんの楽しいを届けてくれました。」「リスナーさんの喜ぶことを分かっていて一緒に作っている感じが好き!」など熱い想いが寄せられました。楽曲はもちろん、ファン想いの姿に惹かれる方も多いようです。そのほか、人気のYouTuberやTikTokerが続々とランクイン!やはり、Z世代の流行の発信地はSNSなのかもしれません。
 <モノ部門>
 食べモノから人気のドラマ、アプリや今年一番聞いた曲まで、2021年最もZ世代の間で話題となったモノを調査しました。

 ■今年流行ったグルメ大賞
 SNSで瞬く間に拡散され人気となった「地球グミ」が圧倒的1位という結果に。「YouTubeでもあげられてたり、学校とかでも、食べたことあるーてゆぅてたからカナ!?」「YouTuberやTikTokerがこぞって試しに食べてみたりしてた」「2時間並んだのに買えなかった(´・ω:;.:...)」など、ビビットな色をした見た目が映えるためか、SNSで「食べてみた」という動画があふれ、店頭では品切れ続出となりました。SNSで流行が広まるのは、デジタルネイティブなZ世代の特徴ですね。
 ■今年流行ったアプリ大賞
 大切な友達と位置情報をシェアできる「Zenly」が5位にランクイン。「周りの友達に使っている人が多かった」「友達が何処に居るかが分かるから」「みんな使ってる」との回答があり、お互いの位置情報がわかるという点で”友達と待ち合わせがしやすい”という利点があるようです。「放課後5時に●●駅で」という会話をせずともアプリを使い、相手の位置を確認して集合をするのが今のZ世代なのでしょうか。
 ■今年一番聴いた曲大賞
 令和を生きるアーティストたちが集まり、“架空の六畳半アパート”「MAISONdes-メゾン・デ-」から生まれた楽曲「ヨワネハキ feat. 和ぬか, asmi/MAISONdes」が1位となりました。「TikTokで沢山流れてきて、ハマってしまって何度も聴いてた」「1回聞いただけで頭に染み付いた」との声が多く、YouTubeで公開されたMVの再生回数は2,700万回を超えました(2021年12月時点)。「聞いてると昔の自分を思い出す」「励まされる」という回答もあり、“マニュアル通りな生活を来る日も淡々と過ごしていた”という平凡な日常を描いた歌詞もZ世代の共感を得る理由なのかもしれません。
 <総合部門>
 コト・ヒト・モノと調査をしましたが、その中でも一番、2021年のトレンドを表すものとは?Z世代に今年の「年間トレンド大賞」を聞いてみました!

 ■年間トレンド大賞
 「地球グミ」が堂々の1位に輝きました!”映える見た目”と”SNSで拡散”という点がトレンドになるポイントだったようです。また、Netflixで放送中の韓国ドラマ「イカゲーム」が2位にランクイン。「だるまさんがころんだのリズムが頭から離れない」「カルメ焼き作ってる人沢山いた」「クラスのみんなが『いかゲーム』の事話してる」「イカゲームの服を着る人が多い」との声が集まり、ドラマで登場した食べ物を再現したり、仮装をしたりする人も多く、人気ぶりが伺えました。”真似できる×SNS”がポイントのようです。
 【総評】
 14項目を通してZ世代のトレンドを調査しました。人気のコト・ヒト・モノ、どれを見ても流行の発信地はSNSだったように感じます。トレンドだと思った理由を聞いてみると、「TikTokで流れてきた」「YouTubeで良くみた」などのコメントが多くよせられました。生まれた頃から高速インターネットやスマートフォン、SNSが存在しており、それらを違和感なく使いこなすZ世代。デジタルネイティブな彼らの間では、トレンドとなるスピードも昔とは比べものになりません。瞬く間にSNSで世界中に拡散されトレンド入り、”再生回数が数千万超え!”と、その人気ぶりがニュースとなります。来年はどのようなものがトレンドとなるのでしょうか。コミュニケーションの幅も多様化していく中で、Simejiは「たのしくかしこい」キーボードとして今後も皆様の楽しいコミュニケーションのお手伝いができればと願っています。

*https://www.jiji.com/jc/article?k=000000537.000006410&g=prt より

 

 普段直接的な接触が少ないかもしれないZ世代だが、ここを読み切らないと時代を読めない。

 もっともっと注目していかねば・・・ おじさんは大変だw

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「北海道のコメがうまいのは温暖化のおかげ」発言に対して

2021-10-28 07:46:33 | 米屋の親父のつぶやき

 自民党の麻生太郎副総裁は25日、北海道で衆院選の公認候補とともに街頭演説し、道産米について「昔、北海道のコメは『やっかいどう米』と言うほどだったが、今はやたらうまいコメを作るようになった。農家のおかげか、違う。温度が上がったからだ。温暖化というと悪いことしか書いてないが、いいことがある」などと発言した。温暖化にメリットがあるかのような発言だが、品種改良に取り組んだコメ農家の努力などには触れておらず、波紋を広げそうだ。

 麻生氏は演説で「おぼろづき、こちぴかり、金賞取った。いずれも北海道米だ」とも発言した。「こちぴかり」という名の道産米ブランドはなく、事実誤認とみられる。【高橋由衣】 毎日新聞 10/25(月) 21:00配信

*https://news.yahoo.co.jp/articles/28468e5d2d05d6e695d0fa51e1bdb4eec802f9f8 より

 

 「温暖化したおかげで北海道のコメはうまくなった」 自民・麻生氏 10/25(月) 16:30配信

■ 自民党・麻生太郎副総裁(発言録)

 暑くなった、温暖化した、悪い話しか書いてないけど、温暖化したおかげで北海道のコメはうまくなったろ? 北海道米は昔は厄介道米って言われてたじゃないの。それなのに今はコシヒカリだ、コチピカリだ、ねえ、なんか怪しげな名前だけど、おぼろづきとか名前をくっつけて金賞をとって、その米を輸出してんだよ。

 そういったものは温度が2度、お米の花が実に変わるあのころの温度が2度上がった。それだけで売れるようになった。おいしいお米になって。それを輸出してる。これが今の現実じゃありませんか。

 北海道の雪がいいから、フランスからオーストラリアからスキーやりに人が来てる。倶知安だ、ニセコだ、みんな行ってるわけだ。そういったことを思い出していただくと、北海道にはこれで新幹線だ、この小樽経由で札幌まで行くんでしょ。今の札樽道路も通ってくる。一つ一つ明るい将来というものが出てくる。(北海道小樽市の街頭演説で)

 

 麻生氏「コメがうまいの温暖化のおかげ」発言 火消しに躍起の政府  毎日新聞 2021/10/26 20:46
 自民党の麻生太郎副総裁が「北海道のコメがうまいのは、農家ではなく地球温暖化のおかげだ」と発言したことが波紋を広げている。北海道を中心に農産関係者の反発は強く、政府・与党は火消しに追われた。

 麻生氏は25日、北海道内であった衆院選候補者の応援演説で「昔、北海道のコメは『やっかいどう米』と言うほどだったが、今はやたらうまいコメを作るようになった」とした上で、品質向上は農家の努力ではなく「温度が上がったからだ。温暖化というと悪いことしか書いていないが、いいことがある」などと述べた。

 しかし、北海道庁などによると、実情がまったく異なる。北海道は特有の厳しい気候に適した品種の開発・改良を数十年にわたって継続し、全国屈指のコメの主産地となった。1988年に登場した「きらら397」をはじめ、「ななつぼし」「ゆめぴりか」といったブランド米も次々と誕生している。

 9月25日現在の北海道の2021年産米の作付面積は10万3300ヘクタール、主食用米の予想収穫量は52万6000トンに上り、いずれも新潟県に次ぐ規模だ。道内の農家で構成する「北海道農民連盟」の大久保明義委員長は26日、「全国でも北海道米が高い評価を得ているのは、全道を挙げてコメの品種改良を重ね、官・民・農が一体となって協力し、地位を確立した結果。生産者の努力と技術をないがしろにするような発言は断じて許されない」と抗議する談話を出した。

 政府・与党は後始末に追われている。松野博一官房長官は26日の記者会見で「コメントは差し控えたい」と沈静化を図った。金子原二郎農相も閣議後記者会見で同様の対応でかわそうとしたが、記者から詰められると「農家の皆さんの努力に尽きる。気候どうこうというより、気候に合ったものを作る努力をした結果、今日がある」と麻生氏の発言を事実上、修正した。

 気候変動はコメの品質にどの程度、影響するのか。拓殖大北海道短大の田中英彦教授(作物学)は「稲が実るには穂が出た後の40日間で、気温が一定の水準に達する必要がある。温暖化が収量や品質に貢献する部分はある」とする一方で、「おいしいコメを生み出すには品種改良や農家の努力などの積み重ねが前提になる」と麻生氏の発言は正しくないとの見方を示した。【浅川大樹】

 

 米屋の親父としては「無視-スルーできない」話である。

 あちこちから批判が出るのも当然!

 まず「農家のおかげ」について

 やはり「農家の力」あってこその「お米」である。これを疎かに扱うことはあってはならない。

 そこをなしがしろにしたような発言は失言と言わざるを得ない。

 

 ここで今一度「北海道産米」の歴史を復習してみたい。

 北海道米がたどって来た歴史

 新米のおいしさを知ったら、いよいよ本題!北海道米のおいしさに迫ります。先ほど述べたように、北海道は昔、寒い気候により『不作の大地』と呼ばれていたんです。実際に生産するお米も、「おいしくない」といわれ続けてきたそう。

 それが今では、全国の有名ブランド米と肩を並べるような品種が続々と登場するまでに改良されましたよね。ここに至るまでの歴史をざっと振り返ります!

 1869年 1692年より始まった米づくりが、「土地が稲作に適さない」という理由で一時禁止に…

 1873年 『赤毛』という品種で北海道寒冷地稲作が成功!

 1961年 米の収穫量が新潟県を抜き初の日本一に!!!

 1979年 減反政策により政府買い入れ価格に銘柄間格差が導入されるが、北海道米はほとんどが最低ランク…

 1980年 優良米の早期開発に取り組む

 1988年 『きらら397』が誕生!!!一躍ブームとなり北海道米が全国的に注目される

 1996年~2008年 『ほしのゆめ』『ふっくりんこ』『おぼろづき』などブランド米が続々誕生!!

 2011年 『ゆめぴりか』『ななつぼし』が、北海道米で初めて食味ランキング最高位『特A』を獲得!!

 このように、最初は作ることすら制限され、そのうち大量に作れるようにはなったけれど、「おいしくない」と酷評され…優良米の早期開発に取り組んだ結果、『きらら397』が爆発的ヒット!!!それからは、ヒットを連発し今では北海道米=おいしいというイメージがしっかり根付きましたよね。

*https://asatan.com/articles/91 より


 「やっかいどう米」と揶揄された北海道米がブランド化するまでの歴史を振り返る 2019-10-07

 今週のお題は「#わたしの推し米」です。

 どうやらタイアップ企画のようで2週間くらい続くようですね。

 私自身はお米の品種についてはさほど拘りはない方ですが、北海道米の「ゆめぴりか」が好きです。

 今でこそ美味しくなった北海道米ですが、ここに辿り着くまでには先人達の気が遠くなるような努力がありました。

 今回はそんな北海道米の歴史を振り返ってみたいと思います。

 北海道の稲作
 北海道の稲作の歴史は意外に古く、時代は元禄まで遡ります。

 元禄5(1692)年には、東部亀田村(現在の道南地方)で吉田 作右衛門 氏が開田を試みた記録が残っています。

 その後も松前藩による開田事業が行われましたが、あくまで北海道内で比較的温暖な道南地方に限られたもので、成果も芳しくなかったようです。

 それを受けてか、明治2(1869)年に設置された北海道開拓使の農業育成方針では、稲作は北海道に向かないとして禁止。畑作、畜産を推進していく方針がとられました。

 しかし、明治4(1871)年に農業指導者の中山 久蔵 氏によって耐冷品種である「赤毛」が道央で作付けされ、翌々年には収穫に成功します。

 耐冷品種とはいえ、当時は風呂の湯をくんで苗代に入れたり、川から引いた水を日光で温めてから水田に引くなど並々ならぬ努力と工夫があったようです。

 その後も中山 氏は品種や栽培方法の研究を続け、改良した種子を開拓者に配布。このことから「北海道稲作の父」と称されるようになりました。

 「やっかいどう米」時代
 品種改良や生産技術の進歩によって道北地方での栽培も可能となり、北海道全域に生産が拡大。昭和36(1961)年には作付面積で日本一になりました。

 しかし、1970年代に入るとパン食の普及などにより米が生産過剰になり、北海道は作付面積を半分近くに制限されてしまうことに。

 その原因は米の質。美味しくない、売れない割に量だけは穫れるため「やっかいどう米」と揶揄されたそうです。

 若い世代からすると信じられない話かと思いますが、1980年代後半〜平成の初期くらいまで「北海道米はまずい」というのは一種の常識でした。

 ブランド米の開発 
 1979年には政府の米の買い入れ価格に銘柄間格差が導入され、北海道米がほとんど最低ランクと評価されてしまいました。

 そのため、翌年の1980年から北海道が優良米の早期開発に着手。関係者の必死の努力により昭和63(1988)年に「きらら397」が誕生しました。

 実際に登場すると、パッケージの愛らしいイラストの効果もあり、従来の「美味しくない」北海道米のイメージを覆し大ヒットとなりました。

 この流れが後年の「ほしのゆめ」「ななつぼし」の登場につながったようです。

 この3種はそれぞれ特色があり「きらら397」は粒が固めのタイプで「ほしのゆめ」は味を主張し過ぎないタイプ。「ななつぼし」は粘りや甘味のバランスが絶妙で、冷めても美味しいと評判です。

 とりわけ「ななつぼし」は平成22(2010)年に北海道米では初の食味ランク「特A」の評価を獲得。他府県のブランド米に引けを取らない質であることを証明しました。

 そして平成23(2011)年、やや高級路線をとった「ゆめぴりか」が全国デビュー。

 1997年に交配を行ってから10年以上の歳月を費やした品種で、当初は「味は抜群だが収量不足」とされたり、デビュー前の2009年には冷害に遭うなど困難もあったそうです。

 現在は定番と化した「きらら397」「ななつぼし」や同じく高品質路線の「ふっくりんこ」と並ぶ人気品種です。

 挑戦は続く…
 もともと稲は温暖な気候を好む植物。耐寒性と病害虫対策、収量、味を両立させることは至難でした。 

 それらを先人の努力でクリアーしてきたわけですが、北海道は地区により気象条件が大きく異なり、それによる品質のばらつきが課題とされています。

 また、ブランドとしてのネームバリューも他府県の有名品種と比べるとまだ1歩及びません。

 今後どのような品種が登場するのか、個人的には期待大です。

*https://www.mukai-kaze.com/entry/2019/10/08/002755 より

 

 昭和44年から「自主流通米制度」が始まり、「お米の取引」が今までとはガラッと様変わりしました。

 その少し前の昭和37年には「新潟こしひかり」が、昭和59年には「秋田あきたこまち」が誕生し、全国で「良質品種」が栽培され市場に流通されることに。

 配給制度から「自主流通米制度」に切り替わり、「品種」での販売が米屋で始まった。

 小学校4年の社会の授業で、「家ではどんなお米を食べているか、お米の袋などを持ってきなさい」と宿題が出された。

 少々私は困惑したw 今まで一般的に売られているお米の「袋」に入ったものを食べていたわけではないから。そりゃ当然だわな、お米は売るほど店にあり、わざわざ「米袋」に入ったものをお袋が台所に持ってくるはずもない。お店に行って、精米された袋詰めされていないものを適当に取ってくるだけだものw

 親父に相談すると・・・「玄米の袋にはエフ-いわゆる荷札がついているから、それをいくつか持っていきなさい」と。

 今まで「店では遊ぶな」と言われてきたため、「玄米」が積んでいることはわかっていても、それほどマジマジと見たこともなかった。まぁ遊ぶなと言われた本当の理由は、小1の時に店で遊んでいて骨折したからだがw

 「玄米」の袋には、そのお米の「産地など」が書かれたもの-エフが付いていた。(今から考えてみると闇米ではなかったということだw)

 そしてのそのエフを集めた。

 たぶん、「新潟」「富山」「福井」そして「北海道」など数種類のエフを次の社会の授業に持って行った。

 担任の先生は、うちの姉キの担任をしたことがあったので、うちが米屋だということも知っており、それを見るなり「やっぱり米屋の子」と笑われた。

 当時-昭和47・8年頃だから、殆どの友達は「産地名」の書かれた米袋などは持ってきていなかったように思う。

 先生は、黒板に日本地図らしきものを書き、持ってきた袋から読み取った「産地名-県産名」を書いていた。でも物足りないものになった。思ったほど各地の県が集まらなかったから。

 そこで取り出したのが私が持ってきたエフ。

 「ほぉ~北海道もあるんだ」と先生。

 この授業では、全国各地でお米が作られていることを学ぶためのものだったのだ。

 帰宅して親父に話したら・・・「北海道のお米は今はたいしたことないが、いずれ楽しみなものになるぞ」と言われたことを覚えている。

 そう、昭和40年代後半では「北海道米はたいした食味ではない、つまり低品位米だった」ということ。*上記に書かれている北海道米の歴史の裏取りでもある

 米屋に戻った今から25年前。低品位米と蔑まれた北海道米は食味を向上させていた。親父に言われた「いずれ楽しみなものになる」と言う言葉を思い出し、北海道米を積極的に取り寄せ、また勉強もした。

 そしてその数年後、組合で販売キャンペーンを行うまでに。

 ただ親父の年齢に近い人だけでなく、私に近い年齢の人まで、「北海道米に対するアレルギー」はすごいものだった。勉強会・試食会をし、情報を流し、ようやくキャンペーンができるように。

 決して我々は「やっかいどう米」などという言葉は使いはしなかったが、ほとんどの米屋さんが毛嫌いしていたことは間違いなかった。

 ようやく消費者の方にも「おいしい北海道米」と認知されるようになったことは、嬉しい限りである。

 「いずれ楽しみなものになる」という言葉は、本当に親父には確信があったのか?いろいろなことで思うのだが、親父を知る人がよくいう「あんたの親父は宇宙人」だったのかも?w

 

 北海道産米のおいしさの秘密の要因はいくつかある。

 一番はやはり「品種改良」。

 北海道米の最優良食味米「ゆめぴりか」の歴史を見てみると・・・

 第1話  北海道の美味しいお米「ゆめぴりか」の誕生 ~  道総研農業試験場のお米の品種改良 道総研 上川農業試験場長 紙谷 元一

 北海道の新しい優良品種「ゆめぴりか」は食味が非常に優れ、各方面から注目を集めています。

 今から30年前、北海道のお米は食味が劣り、「やっかいどう米」などと消費者に不評でした。

 そこで北海道は「ササニシキ」や「コシヒカリ」並の極良食味品種の開発を目標に1980年から「優良米の早期開発」プロジェクトをスタートし、機器分析による成分育種が大きな効果を発揮しました。

 北海道で生産するお米は本州に比べ低い温度条件下で登熟(とうじゅく)するため、澱粉の一成分であるアミロース含量が高く、またタンパク含量も高めでした。

 そのため、お米の粘り気が少なく、固くなる傾向があります。農業試験場では、アミロースやタンパク含量を測定する分析装置を導入し、毎年何万点という試料を分析して品種改良を進めました。

 こうした5期30年にわたるプロジェクト研究の中で、「きらら397」(88年 上川農試)、「ほしのゆめ」(96年 上川農試)、「ななつぼし」(2001年 中央農試)など美味しいお米が開発されています。

 「ゆめぴりか」は、97年に「札系96118」を母本、「上育427号」を父本として交配を行いました。母本は(独)農研機構北海道農業研究センターで育成された低アミロースの良食味系統です。「きらら397」の変異系統で、低アミロースのうるち遺伝子を有しているため「コシヒカリ」よりも低いアミロース含量を示し、食味の向上に大きく寄与しています。

 交配種子はおしべから稲をつくる葯培養(やくばいよう)を経て選抜が進められ、さらに生産力検定試験や各種特性検定試験、奨励品種決定現地調査などを行い、2009年に北海道の優良品種に認定されました。

 「ゆめぴりか」は炊飯米につやがあり、ねばりが大変強く、もちもち感もあって消費者による食味試験でも大変美味しいと評価されています。参考品種ながら、日本穀物検定協会の食味ランキングで、基準米よりも特に良好なものに相当する「特A」となりました。

 食味に関していえば、優良米開発プロジェクト発足30年にして、いよいよ当初の目的が達成されたといえます。ただし、耐冷性や耐病性についてはまだ十分とはいえず、改良すべき点も残されています。

 品種改良は長い年月と多くの労力を必要とするプロジェクトです。効率化の進む水稲でも、交配から品種認定まで約10年、現地調査だけでも数年にわたり延べ50カ所以上で、栽培農家や農業改良普及センターのお世話になり実施しています。

 今後も、温暖化による気象変動や持続可能な農業に対応するため、農業試験場内の連携はもちろん、関係機関のご協力をいただきながら試験研究を進めていきます。

*https://www.hro.or.jp/info_headquarters/domin/magazine/2011415.html より

 「上川農試」の努力は大変なものだったと思う。毎年のように全国各地で「新品種」が出てくるが、そのほとんどが数年も経たないうちに姿を消す。その中にあって「北海道米」の新品種は成功を収めている。その大きな要因は「組織力」ともいわれる。そう「ホクレン」の力。まぁこの話はまた別の機会に。

 

 麻生さんの失言は「勉強不足」が原因と言われる。演説の中で話された「新品種名」?

 たぶん「ゆめぴりか」のことだったろうけど、「こちぴかり」って何だ?w

 

 話は戻るが・・・

 麻生さんの「言いたかったこと」は、「温暖化が全て悪者ではない」と言いたかっただけだろう。

 それがお得意の「失言」につながった。調子に乗って演説すると、どうも間違いを犯しやすいw

 ただ「温暖化の影響」はたしかに少しは影響していると考える。ある専門家は「ほとんどない」、一方である専門家は「ある」という。「全く関係ない」という見解はまだ見たことないw ということは「少しは影響ある」と言えるのでは?

 麻生さんの言いたかったであろう「温暖化は全てに対して悪者」ではないということだろう。

 

 「北海道米の良食味・高品質」は、「農試の品種改良」と「農家の努力」そして「組織力」が支え、「温暖化も多少の影響」を与えたものだと結論付けられるのでは?

 

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「イカゲーム」って?

2021-10-25 10:33:45 | 米屋の親父のつぶやき

 「イカゲーム」がブームだとか?

 「イカゲーム」とは、Netflixで配信されている韓国のサバイバルテレビシリーズ。ファン・ドンヒョクが脚本・監督を務める。イ・ジョンジェ、パク・ヘス、ウィ・ハジュン、チョン・ホヨン、オ・ヨンスらが出演する。2021年9月17日にNetflixで全世界で公開された。

 あらすじ
 主人公の中年男性 ソン・ギフンは事業に失敗、それ以降ギャンブル暮らしで母親を悲しませる毎日を送っていた。妻とは離婚し、最愛の娘の誕生日に「来年の誕生日にはプレゼントを贈る」と約束するが、別の男性と再婚した妻はアメリカに転居する予定であった。

 そんなギフンの前に、『大金を賭けたゲーム』への参加を促すスタッフが現れる。拉致されたギフンが目を覚ますと、ゲーム主催者によって同じ様に拉致された456人の人々がいた。彼らは456億ウォン(約45億円)の賞金がかかったゲームに参加することになる。それは、命をかけて挑戦する極限のデスゲームであった。

 最初のゲーム『だるまさんが転んだ』が開始されると、わずか1ターンで100人以上が射殺され、ゲーム会場はパニック状態になる。最終的に255名が射殺されて、201名のプレイヤーがこのゲームをクリアとなる。生き残ったプレイヤー達は、多数決投票で以降のゲーム参加を拒否したことで解放される。

 しかし、ギフンの母が糖尿病で入院する必要に迫られ、ギフンの幼馴染の秀才 チョ・サンウは勤めていた証券会社の金を横領して警察に追われていた。プレイヤー達の多くは生活の困窮などそれぞれの事情から、ゲームに再参加することを余儀なくされる。

 ゲームに参加して失踪した兄を探す警察官 ファン・ジュノは、運営側の一員と入れ替わり、仮面を被ってイカゲームに潜入。謎の運営者を追う。ギフンとサンウ達は、パキスタン人出稼ぎ労働者 アリ・アブドゥルと、脳腫瘍を患う高齢者のオ・イルナムらとチームを組んで、このデスゲームに立ち向かおうとする。

 2番目のゲーム『カタヌキ』が始まり、ギフンは最も難しい「傘」のカタヌキに挑戦することになるが、唾液で型を溶かすことを思いついてクリアする。79名が脱落し、残り108名のプレイヤーがゲームクリアとなる。

 支給される食料が少ないことが発端となり、就寝時間の暗闇の中でプレイヤー同士の乱闘が発生する。ギフン達は、ギャングの頭 チャン・ドクスと敵対することになり、彼と因縁がある脱北者の女性 カン・セビョクを仲間にして生き残る。この乱闘により27名が犠牲となり、残り80名となる。

 3番目のゲーム『綱引き』は10人一組の団体戦で、女性と年寄りが多いギフン達のチームは窮地に立たされるが、イルナムの綱引きの極意とサンウの機転により勝利を収める。このゲームで半数の40名が犠牲となり、プレイヤー数は残り40名となる。

 111番の医者は裏で赤服のスタッフと共謀しており、売買するための臓器の摘出を行う見返りに、次のゲームの内容を教えてもらっていた。しかし、それがゲームの公平性を損なうとして支配人フロントマンの怒りを買い、一味は始末されてしまう。

 4番目のゲーム『ビー玉遊び』ではチームを組まされた二人がビー玉遊びで競って、どちらか一人が勝利するという非情なものだった。サンウはアブドゥルを騙して勝利し、人生に絶望していたジヨンはセビョクに勝利を譲り、余命のない爺さんはギフンに最後のビー玉を贈り、チームメイトだった3人が脱落する。プレイヤー数は残り17名となる。

 5番目のゲーム『飛び石ゲーム』では、ガラスの上を踏破していく過程でギフン、サンウ、セビョク以外の14名が落下してしまい、プレイヤー数は残り3名となる。潜入がバレたジュノは無人島から脱出するが、支配人による追跡が始まる。

 近隣の島に脱出するも崖の上に追いつめられたジュノだったが、支配人の正体は失踪していた兄 ファン・イノだった。投降を促すイノだったが、拒んだ弟に発砲し、ジュノは崖から落下する。一方、運営から手渡されたナイフが引き金となり、セビョクはサンウにより首を切られて死亡する。

 最終ゲームは『イカゲーム (子供の遊び)』。かつて幼馴染として遊んでいた懐かしいゲームで、ギフンとサンウによる決闘が始まる。死闘の末ギフンの勝利かに思われたが、ギフンは多数決ルールにより2人で棄権しようと促す。しかし、人生に絶望したサンウは自らの首をナイフで刺して自決し、ギフンの優勝となる。解放されたギフンの銀行口座には456億ウォンの大金が振り込まれていたものの、母親はすでに病いで亡くなっていた。

 1年後、大富豪になったものの世捨人となったギフンに、イカゲーム運営からのメッセージカードが届く。そこで待っていたイカゲームの黒幕は、4番目の『ビー玉遊び』で射殺されたはずの老人 オ・イルナムであった……。その後、人生をやり直すことを決めたギフンは、セビョクの弟を施設から引き取ってサンウの母に世話を任せ、アメリカにいる娘に会うために空港へと向かう。しかし、そこでイカゲームがまだ続いていることを知ったギフンは、イカゲームを潰すために再参加することを決断する。*Wikipedia より

 

 う~ん、実際には見てないから何とも言えないが・・・

 「イカゲーム(子供の遊び)」からタイトルがつけられたのだろう。

 それは、朝鮮半島で行われている子供の遊びである。韓国では1970年代から1980年代に小学生の間で流行したが、遊んでいる最中に衣服が損傷したり裂傷や脱臼などを負うなど過激な要素を持つことから、教育委員会によって禁止された地域も多く、自然に廃れていった。

 命名の由来は、ゲーム用に地面に描いたフィールドの外観がイカのように見えることから。Squid gaisan[2]またはsquid takkariという地域的変異(ローカルルール)が存在する。 Netflixで配信されている韓国のテレビシリーズに登場したことで知られる。このテレビシリーズを見てイカゲームという遊びを知ったという若い世代もいるが、先述のように廃れた歴史を持つことからこれは仕方ないとする報道もある。*Wikipedia より

 

 評判は、今までの「韓国ドラマ」とはちょっと異なる。

 Netflixが流行らすために、いろいろと手を尽くしているようだが・・・

 まだまだな感じがする。

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