特定農林水産物等の区分 第1類 農産物類 野菜類(うるい)
特定農林水産物等の生産地 山形県上山市東地区、本庄地区の一部
登録生産者団体 山形農業協同組合
特定農林水産物等の特性 うるい特有のぬめりが強く、シャキシャキとした食感。食用として好まれる茎の白い部分が一般的なうるいに比べて2割程度長い。
光沢がある鮮やかな外観と食味の良さから市場での評価も高く、一般的なうるいに比べて高値で取り引きされている。
地域との結び付き 生産地は蔵王連峰の裾野に位置する中山間地域で、うるいが自生していた山中と気象条件が近似。火山灰を含み水はけが良いが適度に粘性がある土壌は、作土も深くうるいの栽培に適している。
「小笹うるい」の苗を地域外へは持ち出さないことで生産農家の意思統一が図られてきたことから、現在もこの地域内のみに栽培が限定されている。
*https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/register/i76.html より
「小笹うるい」は、うるい(1)特有のぬめりが強く、シャキシャキとした食感を有し、食用として好まれる茎の白い部分が一般的なうるいに比べて2割程度長いのが特徴です。
光沢がある鮮やかな外観と食味の良さから市場での評価も高く、一般的なうるいに比べて高値で取り引きされています。
「小笹うるい」は、生産地内で栽培している「小笹うるい」(上山系統)を株分けした苗を用い、生産地内で栽培します。
出荷規格は、病害虫の被害がなく、茎葉の長さが25cm以上です。
「小笹うるい」の栽培は、明治20年代後半に、上山市に住む農家が上山市東地区の山中のうるいの群生地から採取したものを自宅付近に植え、自家消費用野菜としたのが始まりです。
生産地は、火山灰を含み水はけが良く適度に粘性がある土壌であり、作土も深いため、うるいの栽培に適しています。
生産地では、「小笹うるいの苗を生産地域外へは持ち出さない」という、生産農家の意思統一が図られてきたため、現在もこの生産地域内のみに栽培が限定されています。
1945年頃から、自家消費用だったうるいを商品として青果店等に販売しはじめました。1980年頃には本格的に市場出荷を開始したことによって、「小笹うるい」の名称での市場評価が確立しました。
2018年現在、生産面積は約1.3ha、7tを生産しています。
(1)うるい:大葉擬宝珠(オオバギボウシ)という植物の若葉を「うるい」と呼び、日本では古くから山菜として食されています。葉柄の軟らかい部分を根もとから切り取り、ゆでたものを適当な長さに切っておひたしとして食べるほか、ゴマあえ、みそ汁、煮もの、酢のもの、てんぷらなどで食します。
*https://gi-act.maff.go.jp/register/entry/76.html より
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