ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

写真で見る12月1日、ウリハッキョ漬けの1日でした。

2012-12-02 11:28:38 | 日記
 12月1日は民族教育漬けの1日でした。

 10時半から久宝寺陸上競技場での初級部低学年のドッチボール・サッカー大会の応援に行きました。









 大阪第4の選手たちです。淡グリーンのユニホームです。



 中大阪はハンマウムTシャツを着て出場です。



 ユナとリファも頑張りました。











 中大阪サッカーチームです。





 12時半に大阪朝高に向かいました。11時15分から朝高祝典のウリマル自慢と演劇を見るためです。





 ウリマル自慢です。基礎発音の練習風景をバトンをタッチしながら楽しく見せてくれました。

 民族教育の歴史を歌った詩も紹介されました。ななんと私の処女作を朗読してくれたのです。



 この詩は1968年、共和国創建20周年を祝い、大阪の同胞たちが5つの鉄筋校舎を同時に建てる凄い運動を展開していたときに、
 
 小路の或る分会に寝どまりしながら取材をした日々に、同胞たちの民族愛、学校愛に触れ、

 感動で胸がいっぱいになり、生まれて初めて書いた詩「祖国の息吹の中で」です。

 又朝鮮新報に初めて掲載された詩でもありました。

 その詩を中級部時代、手塩にかけて育てた放送口演部の卒業生キヘが朗読してくれたのです。

 

 観賞の最初の部分からもううるうるです。

 いろんなコントを織り交ぜながら、「ウリマル自慢」が展開されました。爆笑続きでした。3年生がほとんど出演していますが、

 ほとんどが教え子です。









 初級部時代の母校の校歌も歌ってくれました。今は休校中の奈良の校歌を卒業生たちが歌ってくれた時は胸が詰まりました。











 教え子2人が司会も頑張っていました。女子は舞踊部で、とてもウリマルの上手だったセリョンです。

 男子はサッカー部のエースでしたが、とても無口でほとんど声を聞いたことが無かったソンフンでした。

 彼の変貌ぶりに朝高の偉大さを感じてしまいました。



 演劇の始まりです。タイトルは「ウリハッキョ金木犀の香り」でした。

 現在ウリハッキョに通う朝高生たちが、朝鮮学校無償化実現や、助成金を取り戻すための街頭署名活動に出掛けるのですが、

 「心、気持ち」さえあれば他に必要なものは何もないと出かけた学生たちが、実践活動に出てみていろんな体験をしながら、

 初めて大事なことに気づき始めます。

 「心」とはいったい何なのか?どんな「心」を育み、どんな「心」を後輩たちに残していかなければならないのか、
  
 学生たちは真剣に考え始めます。それも、学校を移転したとき植えられた歴史の刻まれた金木犀の香りを、

 全身で感じながら学生たちは考えるのです。舞台ではいろんな体験談が演劇化され観客たちの「心」を掴んでいました。

 若いミョンスク先生が基本台本を書かれたと聞いておりましたが、学生たちと共に作りあげた演劇は、

 今を生きる子供たちが社会の中でもまれながらも、決して失ってはならない心の柱をしっかり持っていることを知らしめてくれ
 た感動の演劇でした。

































 感動の内に演劇が終わり、司会者がお客さんたちのための抽選会の結果を発表し始めたので一度家に帰りました。

 なぜなら夜の7時から、孫のユニ・ユナを連れて朝高吹奏楽部の第8回演奏会に出かける予定があるからです。

 もっといたかったけど花園駅に向かいました。





 家に着いたのが4時半です。急いで夕食の支度をし、孫たちに食べさせ、さぁ出かけようとしたら、

 ユニとユナがホットカーペットの上で眠ってしまっていました。今日の試合で疲れたのでしょう。

 起こすわけにもいかずどうしようかなと思案していたら主人が「広報部長が行っておいで、自分がチビたちを見ておくから」と言って

 くれたので甘えることにしました。

 近鉄電車に乗って永和駅に着いた時、7時5分を回っていました。急いで会場に入りました。1曲目が始まっていました。







 民族楽器部の二人が司会で友情出演していました。可愛い教え子です。

























 

 大阪吹奏楽団の友情出演です。朝高の吹奏楽部の皆さんは卒業後、大阪吹奏楽団に入り大人になっても演奏活動を続けています。

 素晴らしいことです。





 第4の父兄、オクシルさん(左側の方)も3人の子育てをしながら、また自らも勤めを持ちながら吹奏楽団で週1回の練習に参加し、

 今日も出場しています。こんな方々を見るたびに芸術活動の幅の広さ、継続性の大切さをしみじみ感じます。

 大阪は体育のみならず芸術活動が本当に盛んです。学生時代のクラブ活動が卒業後の文芸同活動へと繋がっていっているのです。



 学校の先生も演奏活動を続けておられます。









 吹奏楽部顧問の尹先生が大阪吹奏楽団の文団長を紹介しています。尹顧問は文芸同大阪の委員長も兼任されています。

 7月に功労芸術家の称号も授与された素晴らしい方です。

3年前に私が還暦を迎えた年に、若い尹先生に委員長をバトンタッチいたしました。

 残念ながらここでカメラの電池が切れてしまいました。だって一日中カメラを使っていましたから。

 演奏会の余韻を楽しみながら家路につきました。本当に昨日は一日中「民族教育漬け」の幸せな日でした。



 (これは吹奏楽部の今年の目標を表現した4文字熟語です。勿論造語です。)





  





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