ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

日記 「孫たちが魯信夫さんの絵に色を塗りました。」

2012-12-27 19:24:26 | 日記
日記 「孫たちが魯信夫さんの絵に色を塗りました。」

 4歳ユファの塗り絵です。







 1年生リファの塗り絵です。







 2年生ユナの塗り絵です。







 5年生ユニの塗り絵です。









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2012・9・9 詩⑳  「園芸師」バイリンガル

2012-12-27 11:05:56 | 詩・コラム
*1年のまとめ

                
詩⑳

 「원예사」

-고 김희려화가의 회고전에서-


그 작은 몸매에
그 애기같은 눈망울에
어쩌면 그런 큰 힘이 숨었는지

<백름>
이름 그대로 름름한 그대여
사랑의 원예사여

1세 화가의 그림 통해
재일동포의 삶을 되살리고싶다고
후세들에게 그 정신 전하고싶다고

그대가 구상하고 소중히 가꿔온
금강석같은 5년의 나날을
가슴 울렁이며 바라봅니다

그대가 해빛을 부르고
그대가 물을 주지 않았더라면
결코 꽃필수 없었던 오늘의 회고전

살아 움직이는듯한 화폭들
<밀항>,<4.19>,<니이가다부두>,<원산항>┅
투쟁속에서도 웃음을 안 잊던 1세의 넋

80여년 파란만장한 1세화가의 인생이
눈부신 빛을 뿌리며 소생하였습니다
작은 사랑이 피워낸 크나큰 꽃입니다


 
    「園芸師」

―故 キム・ヒリョ画伯の回顧展にてー
 


その小さな体に
その幼子のような瞳に
こんな大きな力が潜んでいたなんて

「白凛」
名前の如く凛々しいあなた
愛の園芸師よ

一世画家の絵を通じ
在日同胞の生きざまを蘇らせたいと
四世五世にその想いを伝えたいと

あなたが 想いを馳せ 大事に育てた
ダイヤモンドのような5年の日々を
胸躍らせながら しっかり見つめます

あなたが陽光を呼び寄せ
あなたが水を注がなければ
花咲くことのなかった キム・ヒリョ回顧展

いまにも動き出しそうな画幅の数々
「密航」、「4・19」、「新潟埠頭」、「元山港」┅
闘いの中にもユーモアを忘れなかった一世の魂

80数年 波乱万丈 一世画家の人生が
眩い光を放ちながら 蘇生したのです 
小さな愛が咲かせた 大輪の花です

                         
   
      
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2012・9・9 日記 「金熙麗回顧展」を振り返って  

2012-12-27 09:32:42 | 日記
*1年のまとめ 
 
日記 「金熙麗回顧展」を振り返って  (2012・9・9)

9月4日午前11時に開催された「金熙麗回顧展」が9日午後4時に閉会された。

 1日8時間、時間にして45時間もの間、白凛さんは一度も会場を離れることなく、「回顧展」を見守った。

 実行委員会の方々が交代を申し出たが、彼女は自分がいない間にお客様が来られたら申し訳ないからと、申し出を断ったそうだ。



 今日、最終日にもたくさんのお客様が来てくださった。





 私が到着したとき、コマプレスの朴サユさんが取材に訪れていた。

 大阪第4の父兄、姜さんは2回目来られていた。(この間はオモニムと今日はご主人と)




  
 文学部の韓さんは息子さんと来ていた。同級生のうちの長女も日曜日なので私を送ってくれたついでに4階まで上がって見学した。


(昨日長田からFbチングのパク・チャンリさんが来てくれた。)


(今日はパクさんの奥様の圭子さんがきてくれた。)


(昨日のお弁当は「豚肉とかぼちゃの甘辛いためと春雨サラダとおにぎり」)


(最終日の今日は大阪らしく「お好み焼きとツナ・コンサラダ」だったが、いつも食事中に必ずお客さんが来るので、凛さんは途中で立ち上がる。今日は東大阪支部の青年同盟の方たちが団体で来てくださった。)



 



 食事の途中だったがせっかく来てくださったお客様をそのままにして食事をすることはできないので仕方なく片づけた。ソン・ギチャン先生もお子さんを連れてきてくださったので、凛さんはいつものように一番最初から解説を行った。ソン先生も青年たちも熱心に聞いてくださっていた。

 今日で終わりなので解説が終わるのを待ってお別れの挨拶をしてから帰りたかったが、今日は孫のリファの初めてのピアノの発表会だったのでやむなく黙って会場を後にした。

 帰り道昨日の夜の「回顧展の懇親会」の模様が思い出された。


 (今回パンフレット制作や、搬入など裏方の仕事を黙々とこなしてくださった高ウオンスさんと、東京からワゴン車を走らせ作品を運んでくださった朝大の李ヨンフン先生)


(学美展に深い関心を示され、ウリハッキョの美術教育を支援してくださっている仲野誠先生が鳥取からワザワザ駆けつけてくださった)



 半世紀もの長い間、金熙麗先生と共に絵を書いて親交を深められた京都文芸同の河さんはじめ、自称弟子を自認されている共和病院の李先生、若いころ一緒に活動した画家の金石出さんと崔ジュンテさん、学美展の責任者である朴イルナム先生、大阪朝高の趙ガンレ先生はじめ美術部の皆さんが口々に先生との思い出を語ってくださった。

 私はここにおられるすべての方々のおかげで金熙麗先生は再び蘇られたと思った。又 素晴らしい作品を残された金先生と、その作品を後世に伝えようと頑張ってくださった皆さんがそばにおられたことは、金先生とご遺族にとって本当に幸運だったとつくづく思った。


 (同じテーブルに座った時、はじめいた女性4人で凛さん囲んで写真を撮った。)


 (最後に挨拶をと促され凛さんが語った。「皆さんの支えがあったからこそ回顧展を成功させることができました。有難うございます。」と。なんと謙虚な人だろう。)

 私は白凛さんのように、限りなく向学心に燃えた若い美術研究家が現れたことは、本当に喜ばしいことだと思った、在日の宝だと思った。

 私に今回できたことは1日1時間だけ彼女の傍にいてあげたことだけだ。でも彼女はまるで娘のように慕ってくれ、毎日会うのがどれほど楽しみだったかも知れない。長い間忘れていた金先生との逸話はボツボツブログにアップしょうと思う。若かった頃7年もの間机を並べた上司である金先生だが、今回の回顧展を通じて改めて偉大な画家と共に過ごした青春時代を誇らしく思った。皆さんコマッスムニダ!



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2012・8・6 コラム30 「東中放送口演部の皆さんと」

2012-12-27 08:58:40 | 詩・コラム
*1年のまとめ

コラム30
 「東中放送口演部の皆さんと夏休み最後の練習をしました。」

 
 今日は朝からすっきりしない天気予報です。
 家に帰るまでは雨が降らないことを祈りながら10時半に家を出ました。郵便局で用事を済ませ、学校に着いたら11時でした。
 学生たちは基礎練習を済ませてくれています。楽しい練習が始まりました。

 中1の教科書の中から選んだ小説「分団委員長」の朗読です。練習も三日目なので、みんなとても上手になっています。
 競演大会の時だけ練習するのではなく毎日クラブ活動として練習している学生たちなので、基礎がしっかりしています。

 ベテランの崔梨奈先生がいらっしゃるので、別に私が行く必要はないのですが、退職後も毎年夏休みには練習を一緒にしてきたので習慣になっています。学生たちに教えるのではなく一緒にウリマルの話術を楽しむため通っています。三日間と言っても6時間だけです。午後からは学童に行かねばならないので長時間いるこてはできないのです。練習が楽しいのであっという間に2時間が過ぎてしまいます。

 7人が7人個性的で、とても発音がきれいです。子供たちの朗読や詩の朗誦を聞いていると、とても幸せな気分になります。何時間でも一緒に練習したい気分です。無情にもお別れの時間が来ました。3日間の感想を語ってもらいました。

 それぞれ伸びたと思うところ、これからの課題についてです。皆さん的確に自分自身を見つめていることには感心しました。
 朗読は難しいけどとても奥が深くて、練習すればするほど得るものがある、と言ってくれた学生、自分には朗読は無理だと思っていたけど練習を繰り返すうちにしっかり伝えなければならないものがなんなのかがわかり面白くなってきた等、色々な感想はとても勉強になりました。27日始業式の日まで会えないので記念写真を撮りました。



 みんな珍しく真面目な顔をしています。好きな表情していいよと言うとたちまちピースをやりだしました。


 
 思わず笑ってしまいました。本当に子供らしい可愛い子たちばかりです。



 私がいたころからずっと掲載していた口演部のスローガンが目に入りました。本当にスローガンの通りです、

 「ウリマルの中に未来が見える!」、「放送室を故郷のようにウリマルの花園に築こう!」何回読んでも胸が熱くなります。

 過ぎ去った28年が走馬灯のように駆け巡りました。

 この間、リファが熱を出したため1度抜けた代わりに、8月27日始業式の日に又会う約束をしてみんなと別れました。

 第4初級に向かう途中、可愛い花がたくさん咲いていました。












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2012・7・14 詩⑲ 「100万回お願いすれば」

2012-12-27 07:40:47 | 詩・コラム
*1年のまとめ



即興詩 ⑲ 「100万回お願いすれば」

20分間自転車でダッシュ
坂道をふうふう言いながら上る
カンカン照りの大阪府庁前
長崎さんの声が朗々と響き渡る



胸にはゼッケン
手には黄色いチラシ
道行く人々に呼びかける




「ご協力をお願いします
 朝鮮学校の子供たちを
 差別しないでください」

「熱い中お勤めご苦労様です。
 1度このチラシを読んで下さい。
 有難うございます」




何十回、何百回
何万回お願いすれば良いですか
何十回、何百回
何万回頭を下げれば良いですか



100万回お願いすれば
聞き届けてくれますか?
100万回頭を下げれば
差別をやめてくれますか?




自分の民族を誇りに思うことは罪ですか
母国の歴史や文化を学ぶことは駄目ですか
朝鮮学校の子供も同じ子供です
私たちも同じ大阪府民です



見えない明日を信じて今日も叫ぶ
朝鮮学校にも助成金を!
朝鮮高校にも無償化適用を!
子供たちの夢と希望を奪わないで!

                    (2012・7・14)



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