ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

12月20日、224回目の「火曜行動」です。

2016-12-20 19:23:17 | 火曜日










大阪城公園内の紅葉はほとんど散りました。

先週とはうって変わってしのぎやすい天候です。ホッとしました。





12時きっかりに長崎さんのアピールが始まりました。

今日のレポーターはハルモニ会の木村さんです。よろしくお願いいたします。

☆長崎さん
 先日開かれた「子どもの権利条約フォーラム」では、朝鮮高校の生徒さん2人が、日本の学校よりも豊富なカリキュラム、日本の学生との交流などについて話をし、子どもの人権に関心のある人たちが耳を傾けました。

 朝鮮学校が完璧であるとは言いません。時には軋轢やトラブルもあります。しかし、相手を無視したりといった陰湿ないじめはありません。

 韓国から朝鮮学校を見学に来た人は、朝鮮学校ではできる子どもができない子どもに教えている姿に感動したと言います。激しい受験競争社会である韓国では考えられないことだからです。文科省が朝鮮学校を見学に来た時も、この点については感動したと報告されています。

 ここに来ている仲間が何人も沖縄の高江で座り込みに行っています。沖縄の闘いと朝鮮学校を守る闘いとは相通じるものがあります。

 オスプレイの事故が二度も相次いだにもかかわらず、19日から演習を再開しました。翁長知事は「これはもう法治国家でない」と述べました。まさにその通りです。

 橋下氏は「くやしかったら選挙で勝って民意を示せ」といつも言っていますが、まさに沖縄では全選挙区で基地反対派が勝って民意を示しているのです。

 日本でオリンピックや万博を使用としていますが、オリンピック憲章では、差別のない社会を目指し、万博も共生社会を目指すことがテーマとなるべきです。

 ヘイトスピーチ条例が成立したのは一歩前進かも知れませんが、大阪府・市が行政として差別をするのは許せません。(レポート木村)





「火曜バンド」の皆さん、今日は出張やレポーターなどで活躍中なのでお二人だけですが、存在感は大です。

サンシンの森本さんの投稿です。

「今日は奈良の集会が2時からあって早々に中座しました。ごめんなさいね。短歌二首です。


  街宣に抱え来たれる心配事吹き飛ばすかにいつもの面々     


  中座して街宣の場を離れ行く耳に残れるマイクアピール」(森本忠紀)























アピールが続きました、まとめてご覧ください。


☆朴ヨンチさん 

 今日のビラでは1月26日に大阪府・市が補助金をゼロにしたことについての裁判の判決があることが書かれています。毎回同じビラだと思わずに、手にとって読んでください。私達はこの裁判にきっと勝利できると思っています。


 大阪府はこれまで全国に先駆けて朝鮮学校に補助金を出してきました。それは、大阪が日本で一番在日が多く住んでいる地域だからです。


 先日東成区の中大阪朝鮮学校で公開授業が行われました。日本人や大阪に住む他の在日外国人も見学に来ました。子どもたちの様子を見れば、何も政治的なことは吹き込まれていないことがわかります。


 知事は「オスプレイを八尾飛行場で訓練させる」という発言をしました。そんな、八尾の人たちも反対することを思いつく前に、どうして朝鮮学校に対して今まで通りの補助金を支給しようと思わないのでしょうか。

 大人の責任として子どもたちを同じようにかわいがってあげようではありませんか。

☆金さん(女性の保護者)

 私の娘は小学5年生で、バレーボールのクラブに入っています。12月24日と25日に日本の学校の子どもたちとバレーボールの親善試合をすることが決まりました。先生たちと地域のコミュニティがいっしょになってこの企画を作り上げました。
 こうしたひとつひとつの積み重ねが民主主義です。

 大阪府はここにいる人々の意見を受け入れてほしいと思います。

☆長崎さん
 11月20日に湊町で開催されたミナミダイバーシティフェスティバルでは、私達もブースを出しました。うれしいことに、ブースを回る高校生達の中で、朝鮮学校に行ったことがあるという話をしてくれた人がいました。こちらが朝鮮学校に対する差別について話すと素直に「おかしい」という感想を言ってくれました。


☆青年同盟高さん

 今年は中等教育が始まって70年目の節目の年です。多くの学校で記念の行事が行われました。朝鮮高校のリ・ソンア選手が女子サッカーの世界大会で優勝したのは、民族教育の生命力を世界に示すことができたうれしいできごとでした。


☆女性同盟の若いオモニ


気いつけや、あんたのことやでその差別。知らないうちに無関心。それが社会の差別を作ってる!

 私はこの年の初めに友達といっしょに松井知事から私達の子どもには「学ぶ権利がない」と松井知事から吐き捨てるように言われた母親です。

 今日も裏門に行ってみたら、松井知事が出てきましたが、ガードマンに近寄らないようにと遮られました。私は松井知事の背後から「あの言葉は知事の真意ではないそうですが、本当かどうか確かめたい!」と何度も訴えましたが、知事は何も言いませんでした。


 私達の子どもの学ぶ権利が社会から認められないという仕打ちをいつまで続けるつもりなのでしょうか。

 みんな手を携えていい社会を作っていきましょう。(レポート木村)






















今日はいつも来てくださっている方々殆どが来られましたが、チラシを配るのに集中したため写真は少しだけになりました。ご理解ください。

最後の合唱が終わり駐輪場に集まり総括しました。






時を同じくしてソウルの日本大使館前では、先日火曜行動に参加され激励してくださったモンダンヨンピルのキムソンミンさんが無償化実現を要求する「一人デモ」に参加されているというニュースが飛び込んできました。コマッスムニダ!元気が出てきました。





バイオリンの宮川さんが来られ、最後の合唱の伴奏をしてくださいました。

梁ハルモニは今日は定期検診の日なのでお休みされました。ご安心くださいね。











色々情報交換しました。来週は今年度最後の日なので大勢の方々が参加されることを願っています。













来週も頑張ります。^o^




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第7回朝鮮舞踊の夕べ「麗しき我が祖国」

2016-12-18 21:38:01 | イベント
文芸同大阪舞踊部主催の「第7回朝鮮舞踊の夕べ」が上本町の国際交流センター大ホールで行われました。ぼやけた写真だけですが、雰囲気だけでも、お楽しみください。

第1部




























第2部 舞踊組曲 「麗しき我が祖国」





















































































































































































































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尹東柱の詩18.「十字架」バイリンガル

2016-12-18 16:15:58 | 詩・コラム



「 십자가 」

윤 동 주

쫓아오던 햇빛인데
지금 교회당 꼭대기
십자가에 걸리었습니다.

첨탑이 저렇게도 높은데
어떻게 올라갈수 있을가요.

종소리도 들려오지 않는데
휘파람이나 불며 서성거리다가,

괴로워ㅆ던 사나이,
행복한 예수 그리스도에게
처럼
십자가가 허락 된다면

모가지를 드리우고
꽃처럼 피어나는 피를
어두워가는 하늘밑에
조용히 흘리겠습니다.

( 1941.5.31)


「十字架」

          ユン・ドンジュ

追いかけてきた陽の光なのに
いま 教会堂の尖端(さき)
十字架にかかりました。

尖塔があれほど高いのに
どのように登ってゆけるのでしょう。

鐘の音(ね)も聴こえてこないのに
口笛でも吹きつつさまよい歩いて、

苦しんだ男、
幸福なイエス・キリストへの
ように
十字架が許されるなら

頸を垂れ
花のように咲きだす血を
たそがれゆく空のもと
静かに流しましょう。



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尹東柱の詩17.「白い影」バイリンガル

2016-12-17 12:21:04 | 詩・コラム




「흰 그림자」

윤 동 주

황혼이 짙어지는 길모금에서
하루종일 시들은 귀를 가만히 기울이면
땅검의 옮겨지는 발자취소리, 땅검=땅거미의 잘못.

발자취소리를 들을수 있도록
나는 총명했던가요.

이제 어리석게도 모든것을 깨달은 다음
오래 마음 깊은속에
괴로워하던 수많은 나를
하나,둘 제 고장으로 돌려보내면
거리 모퉁이 어둠속으로
소리없이 사라지는 흰 그림자,

흰 그림자들
연연히 사랑하던 흰 그림자들,

내 모든것을 돌려보낸 뒤
허전히 뒷골목을 돌아
황혼처럼 물드는 내 방으로 돌아오면

신념이 깊은 의젓한 양처럼
하루종일 시름없이 풀포기나 뜯자.

   (1942・4・14)


「白い影」

            ユン・ドンジュ

黄昏が濃くなる街角で
終日 萎えた耳をすませば
夕闇がうつりゆく足音、

足音を聴けるほど
わたしは聡明だったのか。

いま 愚かにもすべてを悟り
永らく心の底で
悩んできた多くのわたしを
ひとつ、ふたつと ふるさとへ帰せば
街角の闇のなかへ
音もなく消え去る白い影

白い影たち
なごりつきない白い影たち、

わたしのすべてを帰したのち
虚ろに 裏通りを巡り
黄昏のように染まる部屋に戻れば

信念ぶかい 芯のつよい羊のように
ひがな一日 うれいなく草でも摘もう。



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尹東柱の詩16.「看板のない街」バイリンガル

2016-12-15 08:58:51 | 詩・コラム

「간판 없는 거리」

윤 동 주

정거장 플랫폼에
내렸을 때 아무도 없어,

다들 손님들뿐,
손님 같은 사람들뿐,

집집마다 간판이 없어
집 찾을 근심이 없어

빨갛게
파랗게
불 붙는 문자도 없이

모퉁이마다
자애로운 헌 와사등에 *와사등=가스등
불을 혀 넣고, *혀 =켜

손목을 잡으면
다들, 어진 사람들
다들, 어진 사람들

봄, 여름, 가을, 겨울,
순서로 돌아들고.

(1941)

「看板のない街」

            ユン・ドンジュ

停車場のプラットホ-ムに
降り立ったとき 人影もなく、

みんな訪問者(きゃく)ばかり、
訪問者(きゃく)のような人ばかり、

家々に看板がなく
家を探す心配がなく

赤く
青く
明減する文字もなく

街角ごと
優しい古びた瓦斯燈に
灯りをともし

手を握れば
みんな、穏やかな人びと
みんな、穏やかな人びと

春、夏、秋、冬、
季節(とき)はめぐり。

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