今日は12月4日、金曜日です。「日本の政治が乱れていますが、教育界も乱れています。」「どちらも、明日の日本のため、大切なことですから、しばらく教育関係の本を読みます。」と言って、下記の書名をあげたのが、11月4日でした。
1. 『教育への告発』 2. 『いま教育を問う』
3. 『いじめと不登校』 4. 『昭和教育史の証言』
5. 『教師』 6. 『学校は変われるか』
7. 『教なき国民は滅ぶ』 8. 『いじめ・不登校』
9. 『教育問答』 10. 『ジャカルタ日本人学校の日々』
11. 『日本の教師に伝えたいこと』
あれから丁度、1ヶ月が経ちます。青字で表示したのが、読み終えた本で、10の『ジャカルタ日本人学校の日々』を、半分読んだところです。まだ5冊の未読本が残っています。
どうしてこうなったのかは、ブログを見れば一目瞭然です。赤旗に掲載された不破委員長の記事、アメリカの大統領選挙、王毅氏の来日等々、「温故知新」の平穏を乱す出来事が続いたためです。
机に向かっている今でも、心の暗くなるニュースが飛び込んできます。誕生日を迎えられた秋篠宮様の記者会見、右往左往している千葉知事選の自民候補者問題、衆議院での憲法審査会等々、断捨離をしているのに、新聞のスクラップ帳が増えていきます。
自分がいつまで生きるのか、もちろん分かりませんが、新聞の切り抜き帳など、私以外の者には、「ゴミ」でしかありません。ケネディ大統領の暗殺、浅沼委員長の刺殺現場写真、毛沢東の中国が行った第一回目の原水爆実験など、学生時代に作ったスクラップ帳を、やっと処分したのに、またしても切り抜き帳が増えています。
浅ましい人間の煩悩なのか、生きている限り無くせない、本能的好奇心なのか、アメリカや日本の謎を言う前に、私自身の「謎」があります。このまま続けていますと、話がどんどん横道へ逸れますので、本題へ戻ります。
「劣化か、耐性化か」・・もちろん自分のことではありません。自分のことを棚に上げておかないと、ブログは書けません。赤旗の不破氏と同じです。自分のことは言わず、他人の批判と攻撃だけ・・なるほど、書きながら気づきますが、私自身も不破氏と似ています。
日本が大事、ご先祖さまが大事と、不破氏に負けない紋切り型の言葉を、365日綴っています。しかし、外見は似ていても、中身が違います。氏は、自分の住んでいる国を否定していますが、私は日本を愛しています。自分を産み、育ててくれた両親を、否定したり憎んだりするのと同じですから、不破氏は根っこが間違っています。私は多くの人と同じように、自分の親と、自分の国を愛しています。だから、不破氏とは違います。
と、反日・左翼の人間が聞けば、たちまち反対される意見です。「劣化か、耐性化か。」・・また、横道にそれました。本題は、こんなことではありません。本題は、私たち日本人全般というべきか、日本という国と語るべきか、これについての「劣化か、耐性化か」です。
秋篠宮様のお言葉も、共同通信社の捏造記事も、千葉知事選への自民党の混迷ぶりも、とてもお話にならない酷いものです。菅総理の政策にしても、同じです。今朝は机に向かい、「これは日本の、劣化なのだろうか。」と、しみじみ考えました。敗戦以来、国際社会ではアメリカの属国と見られ、何をやっても一人前として扱われていない日本だというのに、相変わらず気づこうともしない、多くの日本人がいます。
「自主憲法制定」の大切さも、「皇室護持」の意味も知らず、「今の日本で、どこが悪いの。」「陛下も、男女平等の時代」と、国の崩壊に無関心な日本人がいます。「トロイの木馬」たちによって作られた、戦後の私たち日本人です。アメリカの戦略にコントロールされ、今の自分がいると、そんなことは誰も思っていません。
誰にも支配されない自分がいて、自分自身で考え、自分の意思で生きていると、信じています。けれども、少し賢くなれば、戦後の私たちが、占領軍が残した「トロイの木馬」たちによって育てられた、従順な仔馬であるという事実に気がつきます。無意識のうちに、「日本国憲法」を素晴らしいと思い、なんの疑問も抱かないのは、「反日左翼学者」が育てた、反日教師から授業を受け、「反日左翼マスコミ」のテレビや新聞を見て、育った結果ですが、それさえも気づきません。
「憲法には、男女平等と書いてあります。」「結婚は両性の合意によると、書いてあります。」「二人が、結婚したいというのなら、親は認めるしかありません。」
悲しそうに殿下は、記者の質問に答えられていました。日本の歴史を知る者にとっては、信じられないご発言です。ネットを見ていますと、激しい非難と攻撃が、秋篠宮様に寄せられています。伊吹文明氏までが、強く批判しています。
しかし私は、殿下一人を責める人々を、逆に戒めます。憲法遵守の殿下を育てたのは、誰なのか。一般国民と同じように、男女平等、個人の権利、結婚の自由を教えたのは、誰なのか。それを考えず、殿下や眞子さまを批判する人々は、物事の本質を見ない馬鹿者の仲間だと、私は思います。
一番簡単な話をすれば、「憲法第一」として子育てをされたのは、上皇陛下と美智子様です。両陛下は、お子様たちを一般国民と同様にしたいと、ご自分の手で育てられ、皇室男子にあった「帝王学」を、退けられました。「開かれた皇室」を作り、国民と隔てのない教育をすると、それを実行されたのが美智子様でした。
その美智子様を育てたのは、いうまでもありません。「トロイの木馬」たちです。「日本国憲法」「反日・左翼学者」「反日・左翼マスコミ」です。素直なお子様として育たれた秋篠宮様を、一方的に責める人間を、馬鹿者の仲間と私がいう意味が、ここにあります。
まして伊吹氏のような、保守自民党の政治家なら、秋篠宮様を批判する前に、「トロイの木馬」を放置してきた、自分たちを責めなくてなりますまい。「自主憲法の制定」を棚ざらしにしてきたから、美智子様が影響を受けられ、秋篠宮様や、眞子さまがおられるのです。
情けなく、悲しい殿下のお言葉ではありますが、伊吹氏のような自民党の実力者には、むしろ怒りを覚えます。皇室の中にまで、自虐史観の「日本国憲法」が浸透していることを、国難として捉える方が先でしょう。憲法改正の議論を進め、「日本学術会議」の中の害虫を駆除し、「反日・左翼マスコミ」の中の害虫駆除を進めた上で、殿下を批判をしなさいと、私は言います。
「日本国憲法」は世界遺産だと、古賀誠氏は言い、自衛隊の明記にも反対しています。殿下をお諌めする暇があったら、自民党の中にいる古賀氏や、二階氏など、「獅子身中の虫」を退治して欲しいはありませんか。それとも伊吹氏は、弱いものいじめをする卑怯者なのでしょうか。
殿下は反論する手段を持っておられませんが、古賀氏や二階氏は、伊吹氏に反論するだけでなく、反撃する力と道具を持っていますから、攻撃相手を選んだのでしょうか。
ついつい、長くなり、「劣化か、耐性化か」の本題を、また外れてしまいました。次回は、心を鎮めて、本来のテーマに戻ります。ぜひ、「ねこ庭」へお立ち寄りください。