千葉県以外の人には、関心のない話ですが、固有名詞を外し、日本の政治家と政党を考えますと、全国共通の問題が見えてきます。
「悪法の憲法」、「反日左翼学者」、「反日左翼マスコミ」という、「トロイの木馬」に守られ、左翼政党と政治家は、相変わらず我が物顔で意気軒昂です。自民党の政治家は、「トロイの木馬」に逆らうと、テレビと新聞で叩かれ、次の選挙で落選します。戦後76年間、それが怖くて自民党の議員たちは「トロイの木馬」に忖度し、彼らの機嫌を損ねまいと、まるで腫れ物にでも触るように接してきました。
「ねこ庭」を訪問された方々は、いったいこの話が、どこで石井議員と繋がるのかと、首を傾げられると思いますが、もう少し我慢してください。必ず繋がります。その前段として、「トロイの木馬」の説明が不可欠のため、敢えて続けています。
言うまでもなく、「トロイの木馬」の後ろ盾は、米国政権内の強力な反日勢力でしたが、多くの日本人はこの事実を知りませんでした。戦後自民党の政治家は、世界一の強国アメリカとの関係を最重要視し、従属国の地位に甘んじ、「自主憲法制定」の旗を掲げながらも、「悪法の憲法」を放置してきました。そうなると必然的に、「トロイの木馬」たちが主張する、「東京裁判史観」も甘受することになります。
しかし、度重なる韓国政府による「慰安婦問題」攻撃と、中国共産党政府による「南京問題」捏造と、「尖閣諸島・沖縄の自国領説」の吹聴に、国民の方が我慢できなくなりました。同盟国とは言いながら、「米国政権内の反日勢力」が、問題の背後には、依然として存在していることに、やっと気づきました。
「日本の過去を取り戻す」という思いは、以前は一部の保守の人々の考えでしたが、隣国の執拗な日本憎悪と非難のため、多くの国民の気持ちと重なりました。反日一辺倒の韓国政府、日本憎悪に固まる中国共産党政府、これを容認する米国内の反日政治家たち、この三つが、国民の目を覚まさせました。偶然だったのか、本気だったのか、その時に現れたのが安倍総理でした。
「美しい日本を取り戻す」「戦後レジームから脱却する」と公言し、「憲法改正」を明言した総理は、安倍氏が最初でした。GHQが残した「トロイの木馬」のうち、最強の木馬が「悪法の憲法」であり、東京裁判史観を発信し続ける「憲法」を改正しなければ、日本の再生が望めませんから、安倍総理の意見は、国を思う国民の心に共鳴したのです。
思えば、安倍政権の発足以来、日本の国論が目に見える形で二分されました。マスコミは別の言葉を使いますが、私の表現で言いますと、「国を愛する国民」と「反日左翼」の対立です。「国を愛する国民」とは、これまで黙っていたけれど、ネットという武器を得て、自分の意見が発信できるようになった、今の私のような庶民のことです。
「反日左翼」とは、いうまでもない「トロイの木馬」たちですが、もっと具体的には「反日左翼政治家」と「お花畑の住民」たちが加わります。現在の日本は、この二つの勢力に分かれていますが、優勢に見えるのは、「マスコミ」が味方している「反日左翼勢力」です。奇しくもその構図は、トランプ大統領対バイデン氏陣営の対立に似ています。
米国の大手マスコミは、バイデン氏の味方で、トランプ氏については批判と中傷を年中報道しますが、バイデン氏の不正選挙や収賄事件については、報道しません。何をやっても貶されるトランプ氏と、悪事を働いても問題視されないバイデン氏が、米国民にどのような印象を持たれているのか。言うまでもない話です。
米国民の多くは、最初は、バイデン氏の寛容さと粗野なトランプ氏の騒々しさを比較し、大統領選挙に臨んでいます。選挙戦の後半になり、マスコミの偏向報道の酷さに気づいた国民が、バイデン氏の当選に疑問を抱き始めています。
石井議員の話と、どうつながるのかと、相変わらず疑問を抱かれたままだと思いますが、もう少し辛抱してください。みんな繋がる話なのです。米国大統領選挙を持ち出したのは、偏向したマスコミが、どれほど世論を歪め、事実を見えなくするのかという実例のためです。おかげで米国は、建国以来の国難に直面し、世界に醜聞を晒しました。「民主主義国家の雄」という、アメリカのイメージも崩壊してしまいました。
すっかり同じことを、日本のマスコミがやっているのだと、私が言いたいのは、ここです。彼らは、私たちのような「国を愛する国民」を、まるで軍国主義者か好戦的な人間のように報道し、自分たち「反日左翼」は、平和と正義の人々であるように伝えてきました。この「反日左翼」勢力の、一番の間違いは、韓国政府と中国共産党政府に、なんの抗議もしないところです。それどころか、一緒になって自分の国の悪口を言います。彼らは、どこの国の人間なのだと、そんな疑問が湧いてきます。
文在寅大統領にしても、習近平氏にしても、どんな政治をしているのか、安倍総理の独裁どころの話ではありません。マスコミは「安倍独裁」と、散々こき下ろしましたが、文氏や習氏の行動を見れば、何が「安倍独裁」かと冷笑させられます。
「日本の過去を取り戻す」ために、今の私たちは、曖昧な立場では済まされなくなりました。「日本だけが間違っていた。」「日本だけが、ひどい戦争をした国だ。」という、東京裁判史観を消し、子供や孫たちに正しい国の歴史を伝えなくてなりません。「自主憲法の制定」が実現されるまでは、「国を愛する国民」と「反日左翼」の戦いが続くのです。この2分した思想の対立を乗り越え、ご先祖さまの築かれた「日本」を取り戻すまでは、どちらの立場に立つのか、旗色鮮明にしなければなりません。
それが、今の時代に生きる私たちの責務ではないかと、考えています。しかるに、自民党議員の石井準一氏は、この大切な時に、幹部議員の一人であるに関わらず、旗色不鮮明な言動で終始し、千葉知事選挙の妨害をしました。
ここでやっと、石井氏の話とつながりましたが、前置きが長くなり、ブログのスペースがなくなりました。次回は、石井氏の千葉知事選妨害行為について、詳しくご報告いたします。「石井準一」という固有名詞を外せば、似たように議員が、自民党の中に沢山います。「他山の石」の一つとして、読んでいただければと、幸いです。