goo blog サービス終了のお知らせ 

ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

劣化か、耐性化か - 4 ( トロイの木馬 )

2020-12-06 14:54:40 | 徒然の記

 国民に、汚染に耐える力を与えてくれた、「反日左翼マスコミ ( トロイの木馬 )」の愚かしい記事の具体例と言えば、一番に上げなくてならないのが、敗戦の日の定番記事です。

 日本中のテレビと新聞が、「戦争は悪だ」「平和が一番だ」「平和憲法を守れ」「日本の右傾化を許すな」・・・と、76年間も、馬鹿の一つ覚えというのか、オームの口真似というのか、大合唱を繰り返してきたことです。

 結局、言っているのは、東京裁判での判決の繰り返しです。「日本の軍国主義者が、アジア諸国を軍靴で踏み躙った」「陸軍の暴走が、国を破滅へと駆り立てた」「民主主義とファシズムの戦いで、日本は敗れた」・・彼らの軽薄なキャッチフレーズが、いくらでも思い出せます。

 戦後76年も経過すれば、国民の目を覚まさせる事実が出てきます。国内からでなく、米国の公開資料や出版物から現れているというのに、マスコミは相変わらず、「日本だけが悪かった」、「日本だけが間違っていた」と報道します。これではいくら従順な国民でも、「何かおかしい ?」と、首を傾げます。

 冗長な前置きはこのくらいにして、今年の敗戦の日の記事を、紹介します。千葉日報の記事ですが、この時期のマスコミは、どこの社の新聞であれ、みんな同じパターンですから、これで全体が掴めます。一度ブログにしているのかもしれませんが、ご容赦ください。

 1. 戦艦武蔵の元乗務員・早川浩二氏の話

  「戦争は、とにかく悪。」「全てを破壊する」

 2. サイパンで家族5人を失った、上地安英氏の話

  「サイパンで戦いが終わっていれば、沖縄戦や、広島・長崎の原爆はなかったはずだと、」「犠牲が広がったことに、悔しさが募る。」

 3. 特攻隊の生き残り・武井敏雄さんの話

  「命を捨てても戦争に勝てと教育され、大勢の若者が無駄死にした。」「こんな恐ろしい教育は、二度と繰り返してはいけない。」

 4. 広島被爆体験者。重田忠二氏の話

  「川にはたくさんの死体が、浮かんでいた。」「地獄絵図、そのものだった。」「戦争を、二度と繰り返してはならない。」「平和な日々が続いてほしい。」「戦争の記憶を伝えるのは、生き残った者の勤め。」

  なぜ戦争になったのか、原因はどこにあったのかと、そういう視点はどこにもなく、戦争は悪だ、やってはならないと、毎年念仏の様な記事が全国に溢れます。原因はみんな日本にあり、日本の軍隊が悪かったのだと、そんなトーンで終始します。

 いつから始まったのか知りませんが、年末になると、ベートーベンの「第九」の合唱が、あちこちのテレビで放映されます。年末行事として、定着しているようです。敗戦の日の大合唱も、76年間続く定番行事ですが、こちらは下手な合唱ですから、聞かされる国民はうんざりしてきます。まともな意見ならまだしも、日本攻撃の洗脳報道ですから、「耐性」もできますが、堪忍袋の緒も切れます。

 今一つ紹介する例は、最近の記事で、アメリカの大統領選挙に関する報道です。

 選挙が11月3日に終わり、もう1ヶ月以上経つと言うのに、いまだに結果が判明していません。日を追うごとに、混迷の度が深まっていますが、日本のマスコミは、米国の大手メディアのニュースしか伝えませんので、バイデン氏が当選したことになっています。

 肝心の米国では、トランプ大統領とバイデン氏が、現在進行形で戦い続け、どちらが大統領なのか、誰にも分からない状況です。ベンシルベニア州、ジョージア州、ミシガン州など、二人の当落を左右する5つの激戦区で、郵便による大量の不正投票の事実が、少しずつ明らかになっているからです。

 アメリカは今、トランプ氏を支持する共和党と、バイデン氏を押す民主党が、国を2 分する争いを繰り広げています。客観報道が使命と公言する、日本のマスコミなら、今は、どちらにも偏らない報道をすべき時です。この様な重大な出来事で、この様に微妙な時期なら、一層注意深い報道が求められます。

 しかし日本のマスコミは当初から、バイデン支持の、アメリカ大手メディアの側についています。ここで私が知らされたのは、次の事実でした。

 1. 日本のマスコミは、自主独立の報道をしているのでなく、アメリカの大手メディアのコントロール下にある。

 2. GHQが作った「日本支配」の構造は、現在もそのまま生きており、日本のマスコミは自立できていない。

 3. GHQを支配していたのは、アメリカの民主党で、その中には反日左翼の政治家が多数を占めていたが、今もその状況に変わりがない。

 4. クリントン、オバマ氏など、日本に厳しく、共産党の中国に肩入れした大統領は、今回もバイデン氏を強く支援している。

 トランプ氏が我が儘を言って、バイデン氏を困らせ、政治の停滞を招いていると、日本ではそう言う記事が、国際政治面のトップで連日報道されています。今回私は、そういうトップ記事でなく、11月17日に紙面の片隅に、小さく掲載された記事を紹介します。この記事は、共同通信社が、日本全国の地方紙に配信しています。

 タイトル・・「自分の子なら叱る 与党に説得を促すオバマ氏」

 「自分の子が同じことをしたら、叱るはずだ。」「オバマ前大統領は、15日放映のCBSテレビのインタビューで、大統領選で負けを認めないトランプ大統領を、」「競争に負けたのに、証拠もなく、相手がズルをしたと非難する子供にたとえ、」「与党共和党に、敗北受け入れを説得するよう " 決起 " を促した。」

 「オバマ氏はトランプ氏の性格について、負けるのが嫌いで、」「負けたと絶対認めないと、分析した。」「その上で共和党議員の多くが、事態を黙認し、」「トランプ氏の機嫌取りに終始していると、批判。」

 「次期バイデン大統領だけでなく、民主主義の正当性も、損ねようとしている。」「危険だ、と述べた。」「トランプ氏に対しては、大統領は公僕であり、」「自分のエゴや失望は脇に置き、国を第一に考えて行動すべきだ、」「と訴えた。」

 今の段階で、こうした民主党寄りの報道が正しいのか、間違っているのかは、判断できません。しかし今の段階でも判断できることは、共同通信社の非礼な姿勢です。大統領は国旗と同様、米国民には国のシンボルです。アメリカのメディアがするからといって、日本の通信社が、同じことを許されるとは限りません。大統領誹謗記事を発信するのは、陛下を中傷する記事を書いたに等しい行為で、礼儀を失しています。

 来年、トランプ大統領が再任となれば、日本メディアの偏向報道ぶりが、誰の目にも分かります。同時に共同通信社の、非礼さが問題にならなければと良いと、心配もします。報道を真に受け、早々にバイデン氏に祝意を表明し、電話会談をした菅総理の早とちりも、日本政治に大きな傷を残すかも知れません。

 もし、トランプ氏が再選され、一連の記事の嘘が判明すれば、私たち国民には、日本のマスコミに対する、本物の「耐性化」ができます。長くなりましたが、令和3年の結果を待ちつつ、今回のシリーズを終わります。

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする