中国の軍関連の大学と協定を結んでいる大学が、45校あると、記事に書いてあります。北海道大学、千葉工業大学、芝浦工業大学、大阪大学以外に、どんな大学があるのかを知ろうと、ネットで検索しました。
いくら探しても、まとまった情報がありませんでしたが、興味深い発見をしました。11月29日には、産経新聞の他に、共同通信社が配信した地方紙の同じ記事が、並んで表示されています。
北海道新聞、東奥日報、山形新聞、岩手日報、茨城新聞、神奈川新聞等々、どの新聞の見出しも同じです。全国の地方紙に、共同通信社が配信しているのですから、当たり前の話です。
不思議に思ったのは、全国紙と言われる朝日、毎日、読売が、この記事を掲載していないという発見です。これだけのスクープ記事を、朝日、毎日、読売が報じていないというのが、私の疑問です。朝日と毎日は反日新聞ですから、日本学術会議の味方なので、都合の悪いニュースをスルーしたのかも知れませんが、保守系と言われる読売が、なぜ報道しなかったのか・・どう考えても腑に落ちません。
朝日新聞やNHKと共に、反日・左翼の先頭を走っている共同通信社が、突然保守マスコミに変身したのでしょうか。産経新聞と共同歩調ですから、そうでも考えない限り、理解できない話になります。記事の書き出しを、もう一度確認しますと、また疑問が生じました。
「同国の7大学と、日本の国公私立大計45校が、」「学術・学生交流協定を結んでいることが、28日分かった。」
実は、日本の大学と中国の軍関連大学が連携協定を結んでいるという文書は、中国側が詳細にまとめ、日本語訳したものを、既に公開しています。公開した大学は、北京第二外語学院で、あの王毅外相が日本語を勉強した大学です。ネットの検索で偶然発見したことばかりですが、いつでも、誰でも見られる情報を、なぜ共同通信社が特種のように全国発信したのか・・、という更なる疑問に繋がります。
素人の推理ですが、共同通信社が菅総理を支援するため、故意にこの記事を全国発信したのではないのか。誰でも見られる公開情報のため、朝日、毎日、読売は、重要視しなかったのではないか。そう推測しなければ、話の辻褄が合いません。
推測が当たっているのかどうか、知っている方がおられたら、教えて頂きたいものですが、そんな物好きな人はいないでしょうから、一人で考えるしかありません。
菅総理は11月29日の閣議で、共同通信社の論説副委員長だった柿崎明二氏(59)を、10月1日付で首相補佐官に起用する人事を決定しています。政策の「評価・検証」を、担当するとのことでした。千葉日報の記事だったか、ネットの情報だったのか忘れていますが、このことを思い出しました。
柿崎氏は早大卒と、大学は違いますが、生まれが秋田県で菅総理と同郷だそうです。氏は共同通信社で論説委員、編集委員、編集局論説副委員長などの要職を務めていますが、首相補佐官になる直前の9月30日で退社しています。
共同通信社時代に、安倍総理の批判をしていた人物ですから、官邸入りした氏を皮肉る評論家もいるそうです。氏は59才とまだ若く、もしかするとあの竹中平蔵氏同様、野心と実力のあるやり手なのかも知れません。氏が補佐官になったから、菅総理の応援記事が書かれるようになったと、そう考えるのはおかしいのでしょうか。あれ以来菅総理への攻撃記事が減り、代わりに安倍元総理の「桜見の会」の報道が蒸し返されるようになりました。柿崎氏の安倍氏批判は変わらないのですから、まったくの変身ではありません。菅氏に関してだけ支援、という話になります。
ここからまた、私の疑問がはじまりました。
1. 共同通信社は、たった一人の実力記者の力で、記事の論調を変えるのか。
2. 不動と見えるマスコミも、内部の実力者が籠絡されると、記事の論調が変わるのか。
3. こんなことなら、どうして安倍総理は、菅氏と同じ手法で、反日マスコミの幹部を籠絡しなかったのか。
4. もしかすると、菅氏はとんでもないやり手で、こうした手法は誰にでもやれることではなかったのか。
5. 菅氏と柿崎氏の関係は、例外中の例外なのか。
菅内閣が成立して、まだ3ヶ月足らずです。結論を急ぐのはやめようと思いますが、不安と期待の入り混じる宰相であるのは、間違いないようです。今回は、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々へ、疑問の提起だけで終わろうと思います。
田中英道氏の動画が、ここまで私を導いてくれました。感謝せずにおれません。