〈 1. 自民党秋本議員の収賄事件・・風力会社との癒着 競走馬組合への出資 ( 9件 ) 〉
本日紹介するのは、令和3年3月23日の「ねこ庭」のブログです。
「3月17日の千葉日報に、千葉県9区選出の衆議院議員・秋本真利氏の記事が17面(社会面)に掲載されていました。氏については、3月4日のブログで「これが現実、私の選挙区」のタイトルで取り上げたばかりです。」
「脱原発講演会見合わせ要請」「自民・秋本議員に茨城県連」
社会面の左端に5段組で掲載された記事の見出しに、私は目を奪われました。
「自民党の秋本真利衆議院議員 (千葉9区) が、水戸市で28日に予定する、『脱原発』をテーマにした講演会をめぐり、自民党茨城県連が、党本部に、秋本氏の参加見合わせと、従わない場合は、『反党行為』として処分するよう求めていたことが、16日分かった。県連関係者が、明らかにした。」
「最初に記事を読んだ時、自民党の千葉県連が厳しい対応をしていると、勘違いしました。私のブログを読んだ千葉県連の関係者が、秋本氏に危機感を抱き、遂に厳く接するようになったかと喜びました。しかしよく読みますと、千葉県連でなく茨城県連でした。」
「考えてみれば、今回の知事選挙で、反党行為をした石井準一参議院議員でさえ、何の処分もできなかったのですから、千葉県連であるはずがありません。森氏の知事選妨害に対しても、一言も返せなかった千葉県連に比べると、茨城県連はずいぶん強気な対応です。」
記事によりますと、氏の講演会の概要は次のようなものでした。
・ 講演会は、秋本氏の著書の出版記念として行われる。
・ 著書名は、『自民党発 ! " 原発のない国 " の宣言 』
・ 計画は市民グループが行ない、実行委員会に野党系関係者もいる。
・ 秋本氏からは講演会に関し、茨城県連に事前連絡がなかった。
・ 海野透・自民党茨城県連会長代行らが、党本部へ対応を求めた。
・ 二階氏が対応を検討中。
海野・茨城県連会長代行は、記者の取材に対し、次のように述べていました。
「茨城県は原子力発祥の地で、日本原子力発電・東海第二原発は、運転再開に向け、準備している。政治家として何をするかは、基本的に自由だが、茨城まで来て、脱原発の講演をすることは、反党行為だ。」
「クリーンエネルギーとして、太陽光、風力、地熱発電などがありますが、電力の安定供給という面からは、まだどれもテスト段階です。水道・電気・ガスという生活インフラは、安定供給が一番大事です。不安定なエネルギーを優先すると、国民の暮らしが不安定になるばかりでなく、生命の危険が生じます。経済活動も、停滞します。」
「発祥の地だからという茨城県連の談話に、そのまま賛同しませんが、エネルギー源の模索段階で、脱原発を不用意に叫ぶのにはもっと賛成できません。まして今の日本で「脱原発」は、イコール「反日左翼」の主張で、その証拠に、秋本氏の講演会を計画・実行しているのは、市民グループと呼ばれる反日活動家たちです。」
「県知事選で他党推薦の熊谷氏を応援した石井氏は、同じく反党行為をしましたが、千葉県内での話でした。秋本氏は県を超え、しかも原発再開に向けて努力している茨城県で、「脱原発」の講演をするのですから、地元で騒ぎになるのは当然です。」
「自民党同士でありながら、茨城県連へ連絡をしないのは礼儀を失した行為です。同じく脱原発を党内で唱える河野氏は、〈お前は共産党員か〉と派閥内の議員から批判されていますが、その一番弟子を自称しているのが秋本氏です。」
「地元の立場も伺ったので、講演会の可否や内容についても、熟慮して対応したい。」
「茨城県連への非礼を詫びるでもなく、取材を受けた秋本氏の言葉です。 これでは氏が私の話を聞くはずがない・・・と、記事を読みながら以前の氏の対応に納得しました。やっていることは反日左翼の野党と同じですから、「憲法改正」も「皇室護持」も期待できませんし、するほうが無理です。 自民党 ! しっかりしてくれと、私はネットで発信し続けます。」
以上、「ねこ庭」の過去ブログを2件紹介しました。
秋本氏は、平成30年の10月当時国土交通省政務次官を務めていました。同省が洋上風力発電を普及させるため、全国一律の海域利用ルールを定めた時、「海域利用法」の制定を後押ししています。また、今回収賄事件を起こした日本風力発電との金銭授受のため、「競走馬組合」を設立し、口座を開設したのが令和3年の秋と言われていますから、茨城県連と「脱原発講演会」騒ぎを起こした時は、業者との癒着が深まりつつある時期だったことがうかがわれます。
氏を一番弟子と認めていた河野太郎氏と、親しい仲と言わせていた当時の菅義偉総理は、果たして無関係だったのでしょうか。氏が強引とも言える姿勢で「脱原発」を主張できたのは、二人の後ろ盾があったからだと、そう考えるのが一般人の常識である気がします。私は伊藤貫君と違いますから、自民党を侮蔑したり酷評したりするのが目的ではありません。
日本を再生させるのも、崩壊させるのも、自由民主党しかありません。保守自民党の名にかけてでも自浄してもらいたいと、「ねこ庭」から発信しています。