ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

マイナンバーカードと保険証の問題 - 3 ( 氏の経歴と政治的主張 )

2023-09-08 22:15:30 | 徒然の記

  4.  マイナンバーカードと保険証の問題 河野デジタル相の責任問題 ( 10件 )

 河野太郎氏は話題の多い人物なので、多くの人が顔を知っています。様々な情報を整理する意味で、ウィキペディアをメインとして、今回は基本的な経歴から紹介します。

   ・1963 ( 昭和38 ) 年神奈川県平塚市生まれ、60才 

   ・ジョージタウン大学国際学部比較政治学科卒業

   ・前職    富士ゼロックス ( 現・富士フィルムビジネスイノベーション ) 社員 日本端子社員

   ・所属政党 自由民主党 ( 宮沢派 →  麻生派  )

   ・親族 曾祖父 河野治平  ・・元神奈川県県議会議長  祖父  河野一郎・・元副総理

       父 河野洋平・・元衆議院議長  大叔父 河野謙三・・元参議院議長

       弟 河野二郎・・日本端子代表取締役社長

   ・衆議院議員 神奈川15区 当選9回

   ・2022年8月より、第二次岸田改造内閣にてデジタル大臣、 内閣府特命担当大臣 ( デジタル改革、消費者及び食品安全 )   国家公務員制度担当大臣

   ・2021年10月より、岸田内閣にて自由民主党広報本部長 ( 2022年8月まで )

   ・2021年1月より、菅内閣にてワクチン接種推進担当大臣

   ・2019年9月より、第四次安倍内閣にて第20代防衛大臣

   ・2017年8月より、第三、四次安倍内閣にて第145、146代外務大臣

   ・2015年10月より、第三次安倍内閣にて第90代国家公安委員会委員長、内閣府特命担当大臣( 消費者及び食品安全、規制改革、防災行政改革担当大臣 ) 国家公務員制度担当大臣

 祖父・河野一郎氏、父・河野洋平氏、大叔父・河野謙三氏については新聞やテレビでよく知っています。つまり河野太郎氏は現在の言葉で言えば、神奈川県の名門政治家の家で育った「世襲議員」の一人です。

 私が氏についてどのような評価をしているのか、2年前の令和3年3月の「ねこ庭」のブログを引用します。

 「皇位継承策検討のため、有識者会議が開催されているというニュースは、4、5日前から共同通信社が、千葉日報に配信しています。今回の記事には、看過できない事実が報道されていました。」

 「旧皇族の皇籍復帰浮上」「保守派宿願、批判も根強く」「皇位継承の有識者会議」

 「安定的な皇位継承策を議論する、政府の有識者会議で、今後検討する10項目の中に、旧宮家 ( 旧皇族 ) の皇籍復帰が含まれた。」「男系で続いてきた『万世一系』の伝統を守るため、保守派が長く政府に求めてきた宿願だ。」

 「ただ菅政権内でも、600年前に天皇家から分かれた方たちを戻して、本当に受け入れられるのか ( 河野太郎行政改革担当相 ) と、批判的な見方がある。」

 以上が記事の内容で、これを読んだ自分の考えを次のように書いています。

 「父親の洋平氏は、韓国の慰安婦問題の言いがかりのもとになる『河野談話』を出し、国民に塗炭の苦しみを与えた官房長官でした。その子である太郎氏が、今度は〈日本崩壊〉の元になる意見を述べています。しかも、反日野党と同じ意見です。」

 「〈河野太郎氏を未来の総理に〉という、保守の人もいますが、私はずっと疑問を抱いていました。こうなると氏はまさに、〈親子二代の反日政治家〉となります。党内の害虫というだけでなく、日本国民にとって〈獅子身中の虫〉〈駆除すべき害虫〉です。」

 〈獅子身中の虫〉、〈駆除すべき害虫〉という言葉を使うと、goo事務局から警告が出されますので、今では使わないようにしていますが、私自身の氏への評価は今も変わりません。当時の「ねこ庭」の叙述を、もう少し紹介します。

 「11宮家の方々が皇籍を離脱されたのは、昭和22 (1947)年ですから、まだ74年しか経っていません。氏は何のために、600年前の話を持ち出してくるのでしょう。」

 「日本が戦争に負け、連合国軍の管理下に置かれなければ、たとえ600年前であろうと800年前であろうと、皇位継承は「男系」で続いていたのです。現在の反日左翼の批判・攻撃は、せいぜい明治以降の日本ですが、河野氏は600年も前の歴史を批判しています。」

 「歴史と伝統を守る自民党の中にいながら、氏は反日野党を超える愚論を展開しています。韓国や中国に対し、臆せず物を言う大臣として、一部の国民の共感を得ていますが、今回の発言はその全てを帳消しにします」

 2年前の自由民主党総裁選挙で、氏はマスコミの下馬評でダントツのトップとして報じられ、第一回目の投票では次のような得票でした。

   岸田文雄(64) 256票

   河野太郎(58) 255票

 両人とも過半数に達していなかったため、第二回の決選投票が行われ岸田氏が勝利しました。この時河野氏は総裁選の前まで、「女性宮家」容認論を述べていましたが、立候補して意見を修正しています。青山繁晴氏の話によりますと、氏の事務所に来て弁明したそうです。

 「女性宮家に賛成したのでなく、女性宮家に関する問題点を上げたということなので、誤解を解きに来ました。」

 保守政治家の基本の基本ともいうべき皇位継承論で、弁明しなければならないような曖昧な意見を述べることからして、私の評価はゼロとなります。曖昧さという面では、岸田総理も似ていますが、岸田氏は菅前総理同様「護る会」の提言に添い、皇位継承問題の解決策の中に「11宮家の皇籍復帰」を言葉として入れました。河野氏なら、ありえない決断ではないでしょうか。

 「日本人のクズ」伊藤貫君について先日まで「ねこ庭」で反論を続け、自己嫌悪に陥りましたので、なるべく個人攻撃は止めたいのですが、総裁選挙のことを思いますとそうはいきません。河野氏の経歴の中に出てくる日本端子について、次回は令和3年9月の「ねこ庭」のブログから紹介いたします。

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マイナンバーカードと保険証の問題 - 2 ( 消えた反河野姿勢 ? )

2023-09-08 14:13:02 | 徒然の記

  4.  マイナンバーカードと保険証の問題 河野デジタル相の責任問題 ( 10件 )

   7月27日 ・・保険証廃止  延期論広がる  与野党要求、政府は堅持

   7月29日 ・・保険証代替書期限見直し  首相、来秋廃止明言せず

   7月31日 ・・マイナ保険証不具合対策 「申立書」を来月新設 

   8月  5日 ・・保険証廃止  判断見送り  首相「必要なら見直し」 

   8月  9日 ・・不適切処理、現場で横行  政権楽観視も消えぬ不信  

   8月10日 ・・保険証廃止「決まっている」 河野氏利点を強調  

   8月13日 ・・マイナ事務負担多い94%   千葉県内市町村長アンケート 

   8月16日 ・・河野デジ相  閣僚給与返納 「初動遅れ、けじめ」と自身の発表

 河野氏に関する情報を紹介する予定でしたが、急遽変更しました。前回の紹介は7月27日の記事でしたが、8月13日の記事は、よく読んでみますと反河野氏でないことが分かりましたので、これを先に紹介します。

 共同通信社が、千葉県内の54市町村長にアンケート調査を行い、47名から回答を得ています。回答を寄せなかった4市と3町の非協力的自治体については、名前を公表しています。「マイナ事務負担多い94%」とタイトルだけでは、反政府・反河野記事に感じますが、最後まで読むと違った内容となっていました。

 〈 回答を寄せなかった4市と3町の非協力的自治体名 〉

   ・4市・・館山市、野田市、茂原市、富津市

   ・3町・・九十九里町、睦沢町、大多喜町

 〈 事務負担感に関する回答 〉

   ・重い、やや重い ・・44自治体 ( 94% )

   ・普通      ・・ 2 自治体

 〈 国の普及策に関する回答 〉

   ・評価する、どちらかと言えば評価する   ・・36自治体 ( 77% )

   ・評価しない、どちらかと言えば評価しない ・・10自治体 ( 21% )

   ・その他・・1自治体

 〈 実施に関する回答 〉

   ・廃止・延期を求める     ・・15自治体 ( 32% )

   ・予定通りの実行を求める   ・・17自治体 ( 36% )

 〈 熊谷千葉県知事の回答 〉 ( 公明党が支持する知事 )

   ・マイナンバーカードと保険証の一体化は、社会保障に関する経費の節減等に資するもので、積極的に推進すべき

   ・国の普及促進策は、どちらかと言えば評価する

   ・国民の不安払拭と、信頼回復に向けた取り組みを要望する

   ・事務負担は、「普通」。ただし市町村の事務負担への配慮が必要

 常に曖昧な返事しかしなかった前知事の森田健作氏に比べると、熊谷知事はハッキリと意見を言います。もともと反日マスコミに好感されているという訳でもないのでしょうが、共同通信社の姿勢が変化しています。記事の左端に掲載されている、「マイナンバーカード」の解説を読むとよく分かります。「ねこ庭」を訪問される方々のため、前回の解説と並べて紹介します。

  〈 前回の「マイナンバーカード」の解説 〉

 ・マイナ保険証とは、保険証の機能がついたマイナンバーカード

 ・カード取得後、保険証として利用登録すると使える

 ・7月9日時点で、カード取得者の約7割に当たる6千493万人が登録済み

 ・医療機関は、カード読み取り機を新たに設置する必要がある

 ・政府は過去の診察や薬の処方に基づき、良い医療につながると説明している

 ・医療現場では、読み取り機が故障したり、患者の情報がシステムに反映されず、「無保険扱い」となったりするトラブルが相次いでいる。

  〈 今回の「マイナンバーカード」の解説 〉 

 ・マイナンバーカードとは、国内に住む全ての人に割り当てた12桁のマイナンバー ( 個人番号 ) や氏名、顔写真を記載した I Cチップ 内蔵カード

 ・身分証明や、オンラインで行政手続きをする際の本人確認に使う。

 ・政府は行政のデジタル化を進めるには、カード普及が必須として、取得者に最大2万円分のポイントを付与する「マイナポイント事業」を展開してきた。

 ・用途拡大を進めており、健康保険証との一体化のほか、2024 ( 令和6 ) 年度末までに運転免許証の機能も持たせる予定。

 前回の説明では、読み取り機の費用が新たに発生するとか、読み取り機には故障など様々なトラブルが発生すると、後ろ向きな説明をしています。今回は、マイナンバーカードそのものの説明を丁寧にし、行政手続きとの関係や政府の取り組みである「2万円のポイント付与」の説明をしています。やがて「運転免許証」の廃止につながるとアナウンスし、早くやった方が得だと促しています。

 反日マスコミの記事は重要な案件について、いつも右へ倣えですから、共同通信社の姿勢が変わったということは、まだ確認できませんがNHKと朝日・毎日等の報道ぶりが変化しているはずです。

 本日 ( 9月8日 ) 河野氏の一番弟子と言われている秋本氏が逮捕され、一面のトップ記事になっています。今後、師匠である河野氏にマスコミの姿勢がどのように変化するのか予測不可能なので、次回は予定通り氏に関するネットの情報を紹介します。

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