4. マイナンバーカードと保険証の問題 河野デジタル相の責任問題 ( 10件 )
河野太郎氏は話題の多い人物なので、多くの人が顔を知っています。様々な情報を整理する意味で、ウィキペディアをメインとして、今回は基本的な経歴から紹介します。
・1963 ( 昭和38 ) 年神奈川県平塚市生まれ、60才
・ジョージタウン大学国際学部比較政治学科卒業
・前職 富士ゼロックス ( 現・富士フィルムビジネスイノベーション ) 社員 日本端子社員
・所属政党 自由民主党 ( 宮沢派 → 麻生派 )
・親族 曾祖父 河野治平 ・・元神奈川県県議会議長 祖父 河野一郎・・元副総理
父 河野洋平・・元衆議院議長 大叔父 河野謙三・・元参議院議長
弟 河野二郎・・日本端子代表取締役社長
・衆議院議員 神奈川15区 当選9回
・2022年8月より、第二次岸田改造内閣にてデジタル大臣、 内閣府特命担当大臣 ( デジタル改革、消費者及び食品安全 ) 国家公務員制度担当大臣
・2021年10月より、岸田内閣にて自由民主党広報本部長 ( 2022年8月まで )
・2021年1月より、菅内閣にてワクチン接種推進担当大臣
・2019年9月より、第四次安倍内閣にて第20代防衛大臣
・2017年8月より、第三、四次安倍内閣にて第145、146代外務大臣
・2015年10月より、第三次安倍内閣にて第90代国家公安委員会委員長、内閣府特命担当大臣( 消費者及び食品安全、規制改革、防災行政改革担当大臣 ) 国家公務員制度担当大臣
祖父・河野一郎氏、父・河野洋平氏、大叔父・河野謙三氏については新聞やテレビでよく知っています。つまり河野太郎氏は現在の言葉で言えば、神奈川県の名門政治家の家で育った「世襲議員」の一人です。
私が氏についてどのような評価をしているのか、2年前の令和3年3月の「ねこ庭」のブログを引用します。
「皇位継承策検討のため、有識者会議が開催されているというニュースは、4、5日前から共同通信社が、千葉日報に配信しています。今回の記事には、看過できない事実が報道されていました。」
「旧皇族の皇籍復帰浮上」「保守派宿願、批判も根強く」「皇位継承の有識者会議」
「安定的な皇位継承策を議論する、政府の有識者会議で、今後検討する10項目の中に、旧宮家 ( 旧皇族 ) の皇籍復帰が含まれた。」「男系で続いてきた『万世一系』の伝統を守るため、保守派が長く政府に求めてきた宿願だ。」
「ただ菅政権内でも、600年前に天皇家から分かれた方たちを戻して、本当に受け入れられるのか ( 河野太郎行政改革担当相 ) と、批判的な見方がある。」
以上が記事の内容で、これを読んだ自分の考えを次のように書いています。
「父親の洋平氏は、韓国の慰安婦問題の言いがかりのもとになる『河野談話』を出し、国民に塗炭の苦しみを与えた官房長官でした。その子である太郎氏が、今度は〈日本崩壊〉の元になる意見を述べています。しかも、反日野党と同じ意見です。」
「〈河野太郎氏を未来の総理に〉という、保守の人もいますが、私はずっと疑問を抱いていました。こうなると氏はまさに、〈親子二代の反日政治家〉となります。党内の害虫というだけでなく、日本国民にとって〈獅子身中の虫〉〈駆除すべき害虫〉です。」
〈獅子身中の虫〉、〈駆除すべき害虫〉という言葉を使うと、goo事務局から警告が出されますので、今では使わないようにしていますが、私自身の氏への評価は今も変わりません。当時の「ねこ庭」の叙述を、もう少し紹介します。
「11宮家の方々が皇籍を離脱されたのは、昭和22 (1947)年ですから、まだ74年しか経っていません。氏は何のために、600年前の話を持ち出してくるのでしょう。」
「日本が戦争に負け、連合国軍の管理下に置かれなければ、たとえ600年前であろうと800年前であろうと、皇位継承は「男系」で続いていたのです。現在の反日左翼の批判・攻撃は、せいぜい明治以降の日本ですが、河野氏は600年も前の歴史を批判しています。」
「歴史と伝統を守る自民党の中にいながら、氏は反日野党を超える愚論を展開しています。韓国や中国に対し、臆せず物を言う大臣として、一部の国民の共感を得ていますが、今回の発言はその全てを帳消しにします」
2年前の自由民主党総裁選挙で、氏はマスコミの下馬評でダントツのトップとして報じられ、第一回目の投票では次のような得票でした。
岸田文雄(64) 256票
河野太郎(58) 255票
両人とも過半数に達していなかったため、第二回の決選投票が行われ岸田氏が勝利しました。この時河野氏は総裁選の前まで、「女性宮家」容認論を述べていましたが、立候補して意見を修正しています。青山繁晴氏の話によりますと、氏の事務所に来て弁明したそうです。
「女性宮家に賛成したのでなく、女性宮家に関する問題点を上げたということなので、誤解を解きに来ました。」
保守政治家の基本の基本ともいうべき皇位継承論で、弁明しなければならないような曖昧な意見を述べることからして、私の評価はゼロとなります。曖昧さという面では、岸田総理も似ていますが、岸田氏は菅前総理同様「護る会」の提言に添い、皇位継承問題の解決策の中に「11宮家の皇籍復帰」を言葉として入れました。河野氏なら、ありえない決断ではないでしょうか。
「日本人のクズ」伊藤貫君について先日まで「ねこ庭」で反論を続け、自己嫌悪に陥りましたので、なるべく個人攻撃は止めたいのですが、総裁選挙のことを思いますとそうはいきません。河野氏の経歴の中に出てくる日本端子について、次回は令和3年9月の「ねこ庭」のブログから紹介いたします。