ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

日米韓首脳会談と新時代のアピール - 3 ( ユン大統領の決断と勇気 ? ) 

2023-09-13 19:58:31 | 徒然の記

  3.  日米韓首脳会談と新時代のアピール  中国の反発 ( 記事7件 )

 ウィキペディアの情報から、ユン大統領の略歴を紹介します。

   ・1960 ( 昭和35 ) 年ソウル生まれ、62才 ソウル大学法学科卒業

   ・2017 ( 平成29 ) 年 ソウル中央検察庁検事長 ・・文在寅政権

   ・2019 ( 令和元 ) 年 第43代検事総長     ・・文在寅政権

  同じくウィキペディアの説明から、〈人物〉と〈政治主張〉の一部を紹介します。

 〈 人 物 〉

   ・正義感の強い人物とされている。保守派の朴槿恵政権時代は、大統領選に絡んだ世論工作の捜査が政権の不興を買い、左遷された。

   ・朴槿恵の友人による国政介入事件では、朴の捜査・公判を指揮した。

   ・このことから、進歩派の文在寅により検事総長に抜擢されたが、文政権による脱北者強制送還を非難したり、文の側近を巡る不正に対する捜査を指揮するなど「反・文在寅」の象徴として国民的な人気を集めた。

   ・大統領就任後は、日本との関係改善や日米韓3か国の協力立て直しを掲げる

 〈 政治主張 〉

   ・基本政治思想は反共主義・保守主義とされているが、偏った政治思想を極度に強調したことはない。

   ・まだ不鮮明であるが新自由主義的でもあると言われており、国内的には教育や労働、医療、年金の制度改革を掲げ、外交では対日関係の改善を主軸に据えている

   ・反日主義を提唱したことはなく、歴代韓国大統領の中では日本に好意的とされており、文在寅政権が悪化させた日韓関係の改善を、大統領就任前より強く提唱していた

   ・父親の尹起重  ( ユン・ギジュン )(延世大学名誉教授・経済学者)も日本に好意的とされており、日韓の学術交流に深く携わり、複数の日本人学者と面識があるとされている

   ・日韓国交正常化の翌年の1966 ( 昭和41 ) 年、一橋大学に留学していた父親が住むアパートを訪れ、一橋大教授の家で食事をしたこともあるという

   ・2023 ( 令和5 )年5月には、岸田首相との会談前に、広島平和記念公園の韓国人原爆犠牲者慰霊碑に総理と共に献花をした。(韓国大統領が慰霊碑を訪れるのは初)

   ・一方で共に民主党等の野党から、親日( 売国 )のレッテルを貼られ支持率が低下、政権基盤が揺らいでいる

 日本では親韓派を売国奴とは言いませんが、親韓派の国会議員に対して保守の国民は好感を持っていません。日本を罵倒する韓国政府に反論しない自由民主党の議員は、軽蔑されていても落選することはありません。岸田総理が日韓新時代の宥和政策を掲げたら、支持率が上がるのか下がるのか、微妙なところがありますが、ずっと嫌韓で来た私が、日韓新時代に期待しているように、案外支持率がアップしないとも限りません

 しかし韓国では違います。親日派の議員は憎しみを込めて売国奴と呼ばれ、身の危険を伴います。戦後の日本では、反日左翼と保守勢力の不毛な対立が続き、韓国では90%以上の国民が反日でまとまっていると、ほとんどの国民が思っています。しかし実態は、令和4年3月の大統領選挙の数字が教えています。

      尹 ( ユン )氏の支持率      48.56 %  与党・国民の力党

                 李在明 ( イ・ジェミョン ) 氏     47.83 %         野党・共に民主党

 韓国には炎上する国民が多くいて、マスコミが彼らを盛んに報道するため、反日ばかりの国と見えますが、親日の国民が半分いて支持しているのです。その代わり与党は、一つ間違えば政権を失う可能性が高く、日本以上に与野党の対立が激しいのです。日本と韓国の大きな相違点が、ここにあります。

 自由民主党に対する国民の支持が30~40%台しかなくても、ほとんど政権交代が起こらないのは、無党派層と呼ばれる慎重な国民が多数いて、野党支持者を1%台で抑えているからです。マスコミは無党派層と決めつけていますが、私は「慎重派層」、「中庸の国民層」と思っています。

 野党が政権を取ったのは、自由民主党が金権腐敗で「中庸の国民層」にまで愛想をつかされた、平成21年からの3年間だけです。つまり「中庸の国民層」とは、「物言わぬ保守層」だということです。従って日本の歴史と伝統を否定する反日左翼政党は、日本では「根なしの浮き草政党」であり続けます。

 ということで、韓国との協調を唱える岸田首相より、ユン大統領の方が政治的危険度から言いますと大きいのではないでしょうか。私たちは、岸田首相を支援すると同時に、ユン大統領がした決断と勇気を見守る必要があります。

 次回はNIKKEI ブリーフィングの記事から、ユン氏の具体的な発言を紹介します。

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日米韓首脳会談と新時代のアピール - 2 ( 3首脳の支持率比較 ) 

2023-09-13 14:27:55 | 徒然の記

  3.  日米韓首脳会談と新時代のアピール 中国の反発 ( 記事7件 )

 日韓新時代を築く3首脳の任期がいつまであるのかを、調べました。

   ・岸田首相  自由民主党総裁選挙 2024 ( 令和6 ) 年9月

   ・バイデン大統領 大統領選挙   2024 ( 令和6 ) 年11月

   ・尹大統領選   大統領選挙挙  2027 ( 令和9 ) 年3月     任期5年再選不可

 任期が一番長く安定しているのがユン大統領で、バイデン氏は来年の11月末まです。世界中の人々が知っているように、来年の大統領選挙はトランプ氏との対決となり、再選が危ぶまれています。だが習近平氏の中国が覇権主義的拡張政策を続ける限り、アメリカとの対立が続きますから、バイデン氏がいなくなっても日米韓結束の方針は変わらないだろうと思います。

 そうすると、鍵を握るのは岸田首相ということになります。自由民主党の総裁選挙が来年9月にありますが、秋本事件のおかげで河野氏と菅氏の総裁選出馬が難しくなり、岸田氏の再選は間違いなさそうに見えます。

 再来年( 令和7 ) 年の衆議院選挙で自民党が現有議席を守るか、それ以上を獲得すれば岸田政権が続くことになります。よほどのことがない限り、岸田政権は当分続くのではないでしょうか。

 岸田総理が一番気にかけているのは、マスコミが行う世論調査で支持率がどのようになるかだと思います。恣意的だとか、信じられないと言われながら、NHK、朝日、共同通信社などが行う世論調査は、有権者の投票に依然として大きな影響力があります。参考までに、3首脳の支持率を紹介しておきます。

   ・岸田首相の支持率 (

      「支持する」・・36%  「支持しない」・・43%

        ・尹錫悦 ( ユン )の支持率  ( 2022 ( 令和4 ) 年3月 就任時 )  

                   48.56 % 国民の力党

                          (  参考 :   李在明 ( イ・ジェミョン ) 氏   47.83 %    共に民主党 )

         ・バイデン大統領の支持率 (

                           36%     (  2023年2月調査時(42%)から6ポイント低下 )

 大手マスコミによる岸田氏の評価は、どれも厳しいのですが、彼らは「反日、反権力、反政府」の左翼勢力ですから、安倍政権時も同じでした。国民は本気で読まなくなっていると思いますが、参考までに一つを紹介します。

 8月21日の、朝日デジタルの記事です。

 「岸田内閣の支持率が、発足以来の最低水準に落ち込み、自民党内で危機感が広がっている。続発するマイナンバー制度をめぐるトラブルに加え、党女性局がフランス研修中にSNSに投稿した写真が批判を浴び、〈政治とカネ〉の問題も発覚。〈秋の解散は無理だ〉との声も強まっている。」

 「一番は、岸田文雄首相のリーダーシップが見えないところにあるのでは。『マイナンバー』にせよ、(東京電力福島第一原発の)『処理水問題への対応』にせよ、『物価高対策』にせよ、ぴりっとしない。一つ一つの対策に明確なビジョンが見えない。」

 国内外に難題を多く抱えながら、曖昧な意見を述べて、ノロノロと見えても岸田総理は頑張っていると考えていますので、私は朝日と同じ目で見ていません。マスコミの世論調査の冷酷さを比較すると、まだアメリカに敵いません。

 「民主党支持者に、2024年大統領選挙の民主党候補として誰を指名することを望むかと聞いたところ、〈バイデン氏以外の誰か〉が58%で、〈バイデン氏〉(36%)とする回答を大きく上回った。」(

 ところが7月14日の、NHK  WEB NEWSの記事を読みますと、一番安定していると見えたユン大統領の支持率が意外と安定していません。

 「韓国の世論調査機関が14日に発表した、ユン大統領の支持率が前の週に比べて6ポイント下がり、32%となりました。」

 「韓国政府が、東京電力福島第一原子力発電所の処理水に関するIAEA=国際原子力機関の報告書を尊重する見解を示したことが、背景にあるものとみられています。」

 「韓国の世論調査機関 韓国ギャラップが、13日までの3日間におよそ1000人を対象に行った世論調査によりますと、ユン・ソンニョル大統領を〈支持する〉と回答した人は、前の週に比べて6ポイント下がり、32%となりました。下げ幅は、今年に入って最も大きくなりました。」

 「また、〈支持しない〉と回答した人は57%で、前の週より3ポイント増えました。支持しない理由として最も多かったのは、福島第一原発にたまる処理水を薄めて海に放出する計画でした。」

 「韓国政府は先週、処理水放出の計画は国際的な安全基準に合致するとしたIAEAの報告書を尊重するとしたうえで、韓国周辺の海域に及ぼす影響はほとんどないという見解を示していました。」

 「しかし、一般市民の間で放出に対する懸念が大きいことは、別の世論調査でも明らかになっていて、韓国ギャラップは〈支持率低下は処理水放出計画に対するIAEAの報告書と無関係ではない〉としています。」

 韓国には、日本以上に極端から極端に動く国民が沢山いますから、日本同様この国は政情の安定しない国です。日本は反日左翼と保守勢力の対立、韓国は知日派 ( 売国奴 ) 対反日派で、戦後ずっと不毛な対立を続けています。日本に関する問題になりますと、韓国には炎上する国民が多くいます。

 3首脳の中で日韓新時代の実現の鍵を握っているのは、どうやらユン大統領ではないかと思えてきました。次回は、一番安定していると見えたユン氏に関する情報を紹介します。

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日米韓首脳会談と新時代のアピール ( 結束誇示 ) 

2023-09-13 08:24:37 | 徒然の記

 日本人のクズ伊藤貫君の「雑談シリーズ」を紹介している間に、新聞のスクラップが下記のように溜まったことは、既に説明いたしました。

  1.  自民党秋本議員の収賄事件    風力会社との癒着 競走馬組合への出資 ( 記事9件 )

  2.  福島原発処理水に関する宮城漁協、全漁連の反対と中国の強硬な反対 ( 記事17件 )

  3.  日米韓首脳会談と新時代のアピール 中国の反発 ( 記事7件 )

  4.  マイナンバーカードと保険証の問題 河野デジタル相の責任問題 ( 記事10件 )

  5.  防衛費増額、防衛装備品輸出への動き、 ( 記事5件 )

    ☆.  毎年恒例の「終戦の日・反戦記事」 ( 記事20件 )

 6項目の中から、1.と4.の記事の紹介が終わりましたので、今回から韓国に関連する3.番目の記事を紹介しようと思います。韓国は日韓併合の過去を恨み、戦後歴代政権が反日教育を進め、「憎しみと対決」の姿勢を続けてきました。自分が生きている間には、仲良くできない国と諦めていたのに、尹錫悦 ( ユン・ソンニョル ) 氏が大統領になると、信じられない変化が生まれました。

 国際情勢の激しい動きが、日本と韓国をまとまらずにおれなくしたとは言え、それでもこの変化は驚くべきものです。暗く重いニュースばかりが続く中で、日韓の歩み寄りは明るい話題であり、これを本物の明るい現実にしなくてなりません。

 「ねこ庭」はいつから「お花畑」になったのかと笑われそうですが、在日コリアン問題の解決のためにも、流れを前向きに受け止め、日韓の歴史的融和を喜びたいと思います。スクラップ帳にある記事は下記7件ですが、今回は( 1 )番目の記事から紹介を始めます。

  ( 1 ).  令和5年8月12日 「日米韓首脳会談毎年開催」

  ( 2 ).  令和5年8月15日 「極超音速、迎撃へ日米開発」
 
  ( 3 ).  令和5年8月17日 「日米韓  AI で新協議体」
 
  ( 4 ).  令和5年8月19日 「徴用工解決策にブレーキ  韓国地裁判決」
 
  ( 5 ).    令和5年8月19日 「日米韓  AI で新協議体」
 
  ( 6 ).   令和5年8月20日 「首脳声明  中国名指し批判」
 
  ( 7 ).   令和5年8月27日 「北朝鮮、中ロと結束誇示」
 
 ( 1 )の記事は、岸田首相、バイデン大統領、尹錫悦 ( ユン・ソンニョル ) 大統領3人の顔写真入りで7段組、ページの約半分を占める大きな扱いです。まず記事の見出しを紹介します。
 
「日米韓首脳会談毎年開催」「結束誇示、共同文書発表へ」「バイデン政権が打診」
 
 首脳会談は、バイデン政権が打診と書かれています。日韓が率先して行ったのでなく、米国からの要請であることが分かります。書き出しの部分を紹介します。
 
 ・日米韓は、首脳会談を毎年開催する方針を固めた。
 
 ・3首脳が米国で18日に開く会談で合意し、共同文書に盛り込んで発表する方向だ。
 
 ・首脳による意思疎通の定例化で結束を誇示し、覇権主義的な行動を進める中国や、核・ミサイル技術を高度化させる北朝鮮への抑止力強化につなげる。
 
 18日の会議の6日も前から、会議の状況や内容が詳しく発表されるのは、異例ではないかと思います。共同宣言が二つと、別に「キャンプデービッド原則」も出されると言います。共同宣言の一つは中国への牽制、今一つは北朝鮮への警告のようですが、ここまで事前に発表されますと、3ヶ国の結束誇示を超えて脅しとも取られかねません。
 
  ・会談は原則として毎年、3カ国のいずれかで開催を目指す。
 
  ・今回3首脳は、ワシントン近郊にある大統領山荘キャンプデービッドで会談する。
 
  ・国際会議の合間でなく、独立した形で3首脳が集まるのは初めてである。
 
  ・バイデン政権が、キャンプデービッドに外国首脳を招待するのも初めてである。
 
 記事を読みますと、日米韓の3国がしっかり手を組み、力強く協力関係を進めている様子がうかがえます。しかし、果たして3首脳の国内政治基盤は盤石なのか。日韓の歴史的融和の実現のためには、この点が大事です。
 
 次回は岸田総理、尹 ( ユン ) 大統領、バイデン大統領に関する情報を紹介します。
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