田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

山茶花は枯れたが

2007-10-25 14:01:48 | Weblog
10月24日 水曜日 晴れ
●庭のサザンカが枯れてしまった。どうしてなのか? 理由はわからない。真夏日がおおすぎたためなのだろうか。わからない。花梨もあまり実をつけなかった。不作だ。
花梨の実でノド飴を毎年作ってきたのに、今年はどうなることやら……。オバァチャンのノド飴をたのしみにしている孫がいるのに残念だ。

●サザンカの花言葉は、理想。あるいは、理想の恋。そのサザンカが枯れてしまうなんて悲しいことだ。

●母の看病を30数年もしたので、とてもじぶんの理想などということは口にもだせなかった。その間父も患ったから凄惨な生活がつづいた。長女が生まれてから10年間ほどの記憶がまったくない。

●あの時のことを考えると今は幸せすぎてこわいくらいだ。天国にいる両親がわたしたち家族を見守ってくれているおかげだ。感謝している。仏間でご先祖さまの位牌とむきあって毎日原稿を書いている。 

●いまが一番理想的な生活を送っている。あまり幸せだからなにか欠けているものがあったほうがいいということなのだろうか。小説がなかなか売れない。これは、これでじぶんの才能にかかわることだから、精進あるのみだろう。

●病人がいることを承知で結婚してくれたカミサン。もの書きとしては、不遇であり、理想にはほど遠いが、理想の恋は成就できたとおもっている。そして過去形ではなく、いまもカミサンに恋をしている。と、しらっといえる。

●サザンカは枯れてしまった。わたしたちの恋はいまも緑に育っている。

●写真はカリンです。今年の収穫はこれだけです。平年の20分の一くらいだ。