田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

掃除日和

2007-10-28 21:57:02 | Weblog
10月28日 日曜日 快晴
●昨日の雨がうそのように晴れ上がった朝をむかえた。
「いいお天気ね。昨日晴れていれば上野公園を歩けたのに、残念だわ」
「くやまない。くやまない。過去にこだわると、きりがないから……」
悔恨だらけの半生を歩いてきたわたしだから言えるとことばだ。いつも明日のことしか考えないようにしている。過去に拘泥する余り今を見失っているようでは困るのだ。これから書かなければならないことがあり過ぎる。

●カミサンはマスクをして家の中の掃除にとりかかった。わたしもブラッキーも掃除機の唸り声が苦手なので逃げだす。ブラッキーのほうが徹底している。どこをほっつきあるいているのか終日家に寄りつかなかった。わたしは、二階の書斎にワープロをもって退散した。カミサンは広すぎる家を呪いながらそれでも二部屋掃除した。床がおちかかっていたり、襖が猫の爪とぎで裂かれているがともかく15部屋もあるのだから華奢なカミサンにはたいへんな負担だ。家の中に塾の教室が二つもある。わたしが手伝えばいいのだろが、ものぐさ男ときている。よく親父にも「ものぐさいのは、くそ(下品でゴメン)くさいのより悪い」と叱られた。いつも反省して、思うのだが、カミサンがいなければまちがいなく「ごみ家敷老人」になるだろう。

●二階は暖かだった。うとうとするような陽気だった。でも階下でカミサンが掃除機の唸りをあげて獅子奮迅の活躍をしているのに怠惰に過ごすわけにはいかない。5枚ほど書いた。まだまだこんな筆力ではだめだ。立ち上がって、背筋を伸ばすために、イナバウアー。よろけてベッドにどすん。そのままねこんでしまった。

●夕刻カミサンとFへ買い出し。店内改装がすんで気持ち良く買い物ができた。

●掃除がすんで清々しくなった掘りごたつの部屋でHALに向ってブログを書く。ブラッキーがいつしかわたしのとなりにきてすわっていた。