田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

テレビドラマ。わが家のベストスリー。3「デート~恋とはどんなものかしら~」 麻屋与志夫

2015-12-23 08:29:50 | ブログ
12月23日 水曜日

●年末。
わたしとカミさんの慣例行事は今年の「わが家のベストテン」を話しあうことだ。

●下記はわたしの選んだ「テレビドラマ」部門です。

●1「探偵の探偵」
2「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」
3「デート~恋とはどんなものかしら~」

●カミさんは3の「デート」しか観なかった。
自覚していないが、
正真正銘、
まったく完璧な理系女の彼女は、
サスペンスドラマはお好みではないらしい。

●わたしも「デート」は観た。
高等遊民などいう死語が蘇ったのは、
シナリオライター古沢良太の功績だ。
セリフも聴いていておもしろく、
笑いながら楽しませてもらった。
完璧主義のカミさんとつきあって、
こちら側に、
文系にひきこもうとした、
わたしの努力は半世紀にいたってゆっくりと効果をはっきしている。
……つもりなのだが――。
家の中の日常使用する器具・家具類。
什物 (じゅうぶつ)が整然と在るべき場所にないとイライラするとか、
そのた諸々の潔癖症にはトホホノホだ。

●高等遊民のわたしと、
性格的に超理系女の結婚は、
しかしこのうえないハーモニーをたもちつつ、
おかげさまで金婚式もすませました。
もちろん、
ゴミ屋敷老人筆頭候補のわたしへの不満はかずかずあるでしょうが、
理系の我慢強さで耐えてくれています。
性格が真逆。
それでいて、
平穏無事な毎日を過ごせるのは、彼女の忍耐があってのことです。

● 1「探偵の探偵」北川景子の「妹と琴葉が世話になったな!」のセリフ。
そしてそのセリフの前後の演技が秀逸。
小説もよかった。
小説では、玲奈と琴葉の想いが、
「愛」の雰囲気を醸し出しほのぼのとした。
あいかわらず、松岡圭祐という作家の手腕に敬服した。

●2「サイレーン」橘カラを演じた菜々緒。
鬼気迫る演技だった。
もっとも、これは演出とカメラマンの力があってのことだろう。
カメラアングルもよく、
カツトのつなぎも随所に上手いなあとおもわせる場面があった。
松坂桃李もよかったですよ。

●テレビドラマのわが家のベストスリーを挙げみました。



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