5
思い出すことはもうひとつある。
じぶんには超感覚がある。
先祖から受け継いだ能力がある。
こういう緊急の時に忘れていてはいけないことだ。
それを忘れていた。
例弊使街道。
霊兵士。
今風にいえば、ESP(超感覚的知覚)所持者であることをおれは忘れていた。
おれという1人称代名詞で翔太郎は独白していた。
そして日光街道をまもった忍びの末裔であることを。
霊感があるからこそ、
京都からの朝廷の例弊使の影守護として働き、
いちども行列を襲わせたことはなかった。
影の世界では霊をもった忍びといわれてきた。
忍び、戦い人――それで兵士。
日光例弊使街道の霊兵士と呼ばれていたことを……
忘れていた。
いまその霊感覚がひさしぶりでよみがえったのだ。
ふたたび、使うことはないと思っていた能力だ。
敵であるオニガミが動きだしている。
悪魔が跳梁する。
危険だ。
害意は自由が丘に住む、
里恵と里佳子と孫の美智子を襲おうとしている。
いやもう襲っている。
どうして……それを事前に察知できなかったのか。
いまこそ、能力の封印を解くときだ。
そのときが、きたのだ。
翔太郎は東武新鹿沼駅から浅草に向かった。
車中で麻耶はバックを開いた。
孫の美智子からの手紙がはいっていた。
東武新鹿沼駅から浅草にむかった。
車中で麻耶はバックを開いた。
孫の美智子からの手紙がはいっていた。
メールできたものや手紙を妻の智子がプリントして整理したものだった。
妻は知っていた。
麻耶がまた能力に、目覚めたことを。
妻は知っていた。
麻耶が孫のところに向かったことを。
それで、いままでの孫からの手紙をいれてくれたのだ。
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先祖から受け継いだ能力がある。
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そして日光街道をまもった忍びの末裔であることを。
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いちども行列を襲わせたことはなかった。
影の世界では霊をもった忍びといわれてきた。
忍び、戦い人――それで兵士。
日光例弊使街道の霊兵士と呼ばれていたことを……
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いまその霊感覚がひさしぶりでよみがえったのだ。
ふたたび、使うことはないと思っていた能力だ。
敵であるオニガミが動きだしている。
悪魔が跳梁する。
危険だ。
害意は自由が丘に住む、
里恵と里佳子と孫の美智子を襲おうとしている。
いやもう襲っている。
どうして……それを事前に察知できなかったのか。
いまこそ、能力の封印を解くときだ。
そのときが、きたのだ。
翔太郎は東武新鹿沼駅から浅草に向かった。
車中で麻耶はバックを開いた。
孫の美智子からの手紙がはいっていた。
東武新鹿沼駅から浅草にむかった。
車中で麻耶はバックを開いた。
孫の美智子からの手紙がはいっていた。
メールできたものや手紙を妻の智子がプリントして整理したものだった。
妻は知っていた。
麻耶がまた能力に、目覚めたことを。
妻は知っていた。
麻耶が孫のところに向かったことを。
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