その台詞 浮き浮きさせる 言葉です

2009年10月30日 | 僕…

稽古場に…足早に急ぐ僕です。
駅地下の通路を…小走りの僕です。
すると或る女性が…僕に近づいて来ます。

その若い女性は…ファイルを手にしてます。
絶対この人だと…僕を決め打ちしているようです。
「あの~アンケートに答えてください」と…話しかけてきます。

少し急いでる僕は…『チョッと』と断ります。
でも「2分で終わりますから」と…しがみつく女性です。
あまりの懇願に…仕方なく2分間お付き合いする事にします。

まず…「年齢は30代前半ですか?」と聞いてきます。
『僕ですか?…いえ違いますよ』と笑ってしまう僕です。
「それでは30代後半ですか?」と…真顔で僕に聞きます。

『いいえ…違います』と僕です。
「それでは結構です」と…彼女です。
『ええ?』と…キョトンとした決め打ちの僕です。

「アンケート対象が…30代なんですよ」と彼女です。
『あ~そうなんですか…僕は』と自分の歳を言おうとします。
しかし言っても仕方ないので…去っていく彼女には黙っている事にします。

急いでる僕を…強引に引き止めた彼女です。
そして年齢を聞いておいて…予想と違うと諦めてしまいます。
すると「もう良いです…ありがとうです」と言い去っていってしまいます。

こんな仕打ち…普段では怒ってる僕です。
しかし今日は…何故かニコヤカな僕なのです。
だって僕は…第一印象30代前半に見られたのです。

いや~気分の良い…路上アンケート調査でした。

その後…スキップして稽古場に行く僕でした。


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