親知らず いよいよ来ました 執行日

2016年06月24日 | 僕…

朝を…迎えます。
ジッと…出来ません。
執行が…行われます。

しっかり…食事を摂ります。
そして戦場に…向かいます。
戦いは…午後の3時なのです。

待合室で…気持ちを作ります。
前の患者さんが…手古摺ってます。
付き添いのお母さんが…甘やかしてます。

15分遅れの…戦闘開始です。
ドクターが…優しく接してくれます。
「素直なお子さんだと…良いですね?」

      なるほど…親知らずですからね♪

麻酔を…かなり打ってる様子です。
一応の説明があり…さあスタートです。
果たして…どれくらいの時間が掛かるのか。

引っぱてる…感じです。
でも…びくとも動きません?
なにかを…削り出し始めます。

ドクターが…四苦八苦してます。
「根が深いので…2つに割ります」
そして削る…そして引っぱています。

僕は…ドクターに全てを任せます。
僕は…ドクターを全て信じてます。
僕は…ドクターに一生涯従います。

身体が固まる…僕です。
冷や汗ダラダラの…僕です。
早く終わって欲しい…僕です。

そして40分後…闘いは終わります。
なにがどうなったか…解ってない僕です。
でもドクターは…満面の笑顔で話してます。

「お疲れ様…無事離れましたよ」

      なるほど…親知らずですからね♪

闘いの様子を聞き…大工事だった事を把握します。
思ったよりも…素直な子供ではなかったようでした。
そして硬直した身体を解す…頑張った僕なのです。

終わって…口内は血だらけです。
絶えず…血の味がしているのです。
でも今夜には…これが止まりそうです。

苦労した…今日一日です。
凄い疲れた…今日一日です。
もう断りだった…今日一日です。

だから歯は…これから大事にしますよ!


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