「定期点検」と…札はありました。
エレベーターでは…珍しくないです。
気にせずに乗って…目的階に着きます。
少しの間…ほんの少し間でした。
用事をすませ…帰ることにします。
そしてエレベーターを…呼んでみます。
しかし何かが…なにか変なのです。
ボタンを何度押しても…無反応です。
そもそも…階を示す電気が消えてます。
一瞬で…パニクル僕です。
ビルに…閉じ込められます。
エレベーターは…動きません。
非常階段の扉が…開きました。
階段を降りて…1階に着きます。
しかし…その扉が開かないのです。
また階段を昇り…元のフロアに戻ります。
いくらボタンを押しても…何も変化なしです。
エレベーターは…まったく動いていないのです。
一人…フロアに残された僕です。
ポツンと…どうしようか考えます。
ただ…エレベーターを見るだけです。
エレベーター点検と…気づきます。
ネットで調べると…2時間ほどです。
こうなったら…時間との根比べです。
映画「死刑台のエレベーター」
殺人を犯した男が…その場から立ち去ります。
その乗り込んだエレベーターが…止まります。
男はエレベーターの中で…恐怖に怯えてます。
その映画を…思い出します。
でも…結末が思い出せません。
今度…観直そうと思っています。
そして…30分くらい経ちます。
急に明りがつき…音や声がします。
エレベーター君が…動き出しました。
急いで…ボタンを押し続ける僕です。
エレベーターが…直ぐに到着しました。
点検されたエレベーターに…乗り込みます。
無事…救出された僕です。
ハラハラドキドキ…僕です。
約1時間の…パニック劇です。
あのとき僕の頭の中は…
マイルス・デイヴィスのトランペットが流れ続けてました。