背炙り峠に至る県道29号線と背中炙り峠に至る古道の位置関係は、「背炙り古道のルート」で紹介しました。しかし、古道に入るには、それなりの覚悟と労力が必要ですので、簡単には見に行く決心がつかないと思います。
そこで、今回はその古道上にある「弘法清水」から県道を見下ろした写真と、県道から弘法清水方向を見上げた写真をお見せします。
先ずは、県道から見上げた弘法清水方向です。村山市中沢地区の道玄から峠方向に入り、背炙り峠(県道)が見えるころになると、背中炙り峠(古道)にある乳母木地蔵堂と弘法清水周辺が見えます。どちらも鬱蒼とした樹木の中にあり、その姿を直接、目にすることができませんが、大凡の位置関係を知ることができます。乳母木地蔵堂は尾根筋にあり、弘法清水は尾根より幾分、下に降りた場所であることが分かると思います。
今度は逆に弘法清水から県道を見下ろした写真です。大木(ミズキ)の葉影から、遠くに離れた県道が見えます。その位置は先の写真を撮影した場所です。樹木が生い茂っていますので、弘法清水周辺の斜面の様子が分かりませんが、古道から一歩崖下へ足を入ると怖ろしくなります。斜面は、岩盤でできた絶壁です。その昔、ここを通っていた村人の馬が、崖下に転落した時の伝説が残されているのも頷けます。