いつものように一週間ぶりに畑沢へ行ってきました。そして、いつものように背炙り峠へ向かう登り口、村山市中沢の道玄で、畑沢荒屋敷出身の鈴木E氏と立ち話です。鈴木氏の話によりますと、猿が出没しているのですが、猿は賢くて全く駆除できないでいるそうです。狩人が来ると反対側に行って、狩人が立ち去ると戻ってきて悪さをしているようてす。ところで、一週間前には、私も背炙り峠へ登っている途中で猿に会いました。猫よりも一回り大きい白っぽい獣が崖に倒れている木を素早く昇って行きました。私は、直ぐに何の動物かが分からずに、「白っぽいから兎かな。兎は木を登るんだったかな。そもそもこの季節に兎は白いのかなあ」と考えて、「ああ、猿だ」とようやく分かりました。白い猿がいるようです。米沢市内での白猿は有名ですが、背炙り峠の白猿は初めてです。
今回の畑沢行きには、ある目的がありました。それは二か所の草刈りです。一か所目は、墓場です。お盆の直前にするのが普通ですが、一週間前に石仏の調査のために墓地へ行った時に、あまりにも草が茫々としていましたので、早めに草を刈ることにしました。墓地へ行って、今年も感心しました。何方かが墓地入口から途中まできれいに草刈りしていました。 墓地の草刈りをしただけで汗びっしょりです。たいした作業ではないのですが、畑沢とは思えないぐらいにめちゃめちゃ暑いのです。さすがに夏に強い私でもコワグなり(疲れてしまい)ました。これで午前中の作業を終了としました。
午後にもう一つの草刈りを開始しました。もう何年も前からやりたいと思っていたことです。それは畑沢地区生涯学習推進センター(旧 畑沢分校)への通路のことです。センターへ行く通路は二つありました。一つは下畑沢方面からの通路で、もう一つは中畑沢方面からの通路です。下畑沢方面からの通路は自動車も入れる大きな通路ですが、中畑沢からのそれは、歩道程度です。中畑沢からの通路は、気付いた人が草刈りをしてくれていましたが、今はその人が減っています。草が茫々でした。しかも、道路拡張の際に変な所に側溝の蓋を置いたので利用しにくくなり、とうとう誰も使わなくなりました。それを復活させたいと思い続けて、今年、ようやく実行できることになりました。これもリタイアのお蔭です。小人閑居して不善をなすも、大人閑居して善をなす。えー、単なる自己満足です。自己満足結構。いいじゃないですか、悪いことをしている訳ではないのですから。
作業前の通路(草茫々)
草刈り機を上下左右に駆使して、何とか道ができました。でも杉の切株の除去が上手くできませんでした。チェーンソーの切れ味が悪かったのです。棒やすりで研いでから、日をあらためて再挑戦します。
疲れ果てて、近くの水溜りを見たら、我が愛しのミソハギが咲いていました。畑沢では珍しくなっています。昔は「盆花」として、墓前に供えられました。
田んぼは順調に生育しています。
稲の花が咲いています。
上畑沢に消防用の貯水池が完成していました。今の貯水池は地下に潜っていますので、水面が全く見えません。貯水池の端に赤いべべを着た消火栓がちょこんと立っています。
今年は雨が降らないので、水路の水が底の方にチョロチョロと濡らす程度に流れていました。とても魚が泳いでいたとは思えないほどです。
雨が降らなくても「上のずんど様」の山百合は元気です。大輪の花を幾つも咲かせています。