荒町から畑沢へ向かう途中に、「マツボ」があります。正式な地名は「松母」と書きます。何とも意味が分からない地名です。この場合、「松」にも「母」にも、意味があるとは思えません。最近、私が興味を持っている「縄文時代」から伝わっている地名かなとも考えて見たりしました。
平成30年10月20日に、たまたま似た地名に遭遇しました。数人の友人と大江町で松保(まつぼ)の大杉を見物してきました。千年以上の樹齢とも言われている大木です。さすがに畑沢の大杉よりも野辺沢城跡の大杉よりも、ずっと高齢な感じを受けました。
この大木がある場所が「松保(まつぼ)」です。この松保の地名も意味が分かりません。でも畑沢の近くの松母と発音が「マツボ」と同じです。地名の漢字よりも、「マツボ」に共通の何かがあるような気がします。
ネットで「松母」「松保」を探してみました。福島市に松保があり、発音は「マツボ」です。福島県相馬市に「松母」があり、畑沢と同じく発音も「マツボ」です。一方、西日本では「マツホ」と発音する鳥取市松保と山口県周南市松保町がありました。これらにも共通な何かがありそうです。
一応、ネットで縄文時代に因んだ地名に「マツボ」があるかと探しましたが、何方も研究対象にしていませんでした。
畑沢に残っている意味が分からない地名は、外にも「真木山(まぎやま)」「桂葉(かつらぱ)」「田南坊沢(たなんぼうさわ)」「屏沢(びょうざわ)」があります。