-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

楯跡調査へ行き、その途中で投稿です。

2019-05-06 19:35:36 | 近況報告

 2年ぶりに畑沢の楯跡調査へ出かけました。昨年は娘の里帰り出産があったために、調査の時期を逃してしまいました。今年は10連休に息子一家が里帰りしたために、調査する機会を如何に確保するか難しいところでしたが、たった1日だけお許しをもらいました。令和元年5月2日に張り切って畑沢へ向かいました。が、持病の「道草」をやってしまいました。延沢の車段から荒町へ向かう市道で、東南方向に大平山の絶景が見えました。いつもここで時間を費やしてしまいます。山の新緑は山毛欅(ブナ)です。左の新緑は荒町にある八幡神社々叢林です。見事な規模です。右の高峰は大平山で、畑沢と細野地区の間に聳えています。その大平山の手前にも新緑が見えます。その位置は細野地区側です。低地にブナ林がある所には、しばしば神社などがあります。まだ確認していませんが、その場所にも神社があるか、又は以前にあったのかもしれません。なお、写真に見える家屋は、荒町の集落です。

 

 荒町を過ぎて畑沢へ入ろうとしている所でも、絶景に見とれて足を止めてしまいました。中央に聳えているのは御堂森で、その山と大平山を水源としている朧気川の清流が一直線に流れ下っています。雪解け水で水量が多くなっているのですが、もう濁りはなくなっています。

 

 上の撮影場所から少し畑沢側へ行ってから畑沢を見ると、こちらも絶景です。既に耕耘された田んぼの向こうに松母の森と遠くに大平山が見えます。

 

 大分、道草をしてからようやく背炙り峠への登り口に到着しました。案の定、今年も冬季の通行止めが解除されていません。ゲートが立ちはだかっていました。歩いて峠へ向かうしかありません。まだ雪が多かった昔でさえも、五月の連休には通行可能でした。この峠だけは時代が進めば進むほど通行が困難になっています。

 

 しばらく歩くと、杉林の向こうで何やら動く気配がありました。「出た、イノシシか」と思ったのですが、幸いカモシカでした。カメラを手持ちで撮影しましたが、やはり手振れです。しかし、写真はこれだけですので、恥ずかしながら投稿しました。

 

 峠への中ほどで、路面に石が転がっています。法面から落下したようです。

 

 法面をよく見ると、犬走の少し下が横に掘り取られています。例えば凍上などによる自然な崩落ではないようです。何者かが掘り起こしたようです。人間による仕業ではなく、何らかの動物によるものでしょう。そのような悪さをするものとして一番疑われるのはイノシシですが、どうやって道路から10mもの高い急斜面で土を掘り起こすことができるのでしょう。イノシシ以外の動物の可能性もあります。最近、これまで考えられなかった動物が入り込んでいます。イノシシだけでなく、二ホンジカ、ハクビシンさらにはアライグマもいないとは言えません。

 「誰だー。こんな所に穴を掘るのはー。ハンターに言いつけるぞう」

 

 背炙り峠に着きました。当然ですが雪がありません。きれいなものです。遠くの山は甑岳です。

 

 峠から朝日連峰が見えます。雪で覆われた姿は、まるでヒマラヤ山脈のようです。一番高い山は大朝日岳です。老いたりと言えども、登りたい気持ちだけは湧き起こります。

 

 背炙り峠から、さらに背中炙り峠(古道)へ登ると、樹間から村山市側の道路が見えます。やはり雪はありません。どうして、昔ならとっくに通行できる時期になっているのに、進歩している現代になってからは通行できなくなったのでしょう。

 ところで、楯跡調査の結果については、後日に投稿といたします。

コメント
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