-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

畑沢の初冬風景と今年最後の背炙り峠

2019-12-03 17:10:43 | 自然

  山形県のホームページで「道路規制情報」を開き、「冬季閉鎖情報」の表中、「主要地方道尾花沢関山線」の欄を見ました。簡単に申し上げますと、背炙り峠が通行可能かどうかを確認しました。すると、概要は次のとおりでした。 

尾花沢市畑沢~村山市たも山  4,600m  冬期閉鎖  全面通行止(12月3日14時~当面の間)  R01.12.03 ~
 当面の間
終日   冬期閉鎖のため当面の間全面通行止

 おっ、12月2日(月)までは通行できるようです。閉鎖を解除するのが「当面の間」と言うのが気になります。今年、は他の道路においてもこの表現を多用しています。これで県民への広報となるのでしょうか。言い逃れの準備としか言いようがありません。国会での政府答弁とどこか共通しているように感じてしまいます。雪が消えても当面の間、通行できないことになるのが心配です。

 さて、この最後の日に行かないわけにはいきません。でも、峠に直行できません。畑沢以外にも行くべき所がありました。尾花沢市の寺内地区と古殿地区です。従いまして、峠越えは帰路になります。

 さて、寺内と古殿で用事を済ませてから、荒町を経由して畑沢へ入りました。松母を過ぎると、下畑沢の景色が広がります。路面には積雪がありませんが、田んぼは薄く雪に覆われています。

 

 中畑沢と上畑沢の間から北の方角を撮りました。遠くに見える高い山は、11月13日に登った禿岳です。畑沢の人にとって、如何に禿岳が身近であるかがお分かりいただけると思う写真となりました。

 上畑沢の延命地蔵堂も雪囲いを終えました。雪囲いの一部を開放して中に入るのは、来年2月24日のオサイドの日です。

 

  実家で弁当を食べてから、古い墓石を調べるために荒屋敷地区へ行きました。荒屋敷地区の南端から「畑沢地区生涯学習推進センター」方向を撮りました。写真中央を少し斜めに見える窪地上の地形は千鳥川です。細野地区への道路が、中央を横断していて、千鳥川に橋が架かっています。なお、古い墓石については、後日、投稿する予定です。

 

 同じく荒屋敷地区から方向を変えて反対の北の方角を撮影しました。写真を撮影している時には感じなかったのですが、自宅で写真を整理していて気付いたことがあります。それは田んぼに雪が残っていないことです。不思議です。ここが他の場所と違うことと言えば、右側(東側 細野地区方向)に向けて沢が伸びていることです。そのために風が抜けやすいことと関係があるのかもしれません。ただし、この推理に自信はありません。

 

 冬は木々が葉を落としていますので、彩(いろどり)がありません。でも翌年に向けて果実が彩を添えています。柿がたわわに実っていました。柿は畑沢に限らず、収穫されることなく木に付いたままになっています。柿の実は上等な「柿酢」にすることができますが、極、少数の方が醸造するだけで、一般の方は柿の実を放置しています。私は現在、醸造に挑戦中です。木に放置したままにしておくと、困ったことにニホンザル、カモシカ、イノシシがやってくる心配があります。

 

 真っ赤な実は、ツルリンドウです。葉は完全に枯れました。葉が枯れていても不思議と名前を思い出しました。飛行機と魚以外は直ぐに忘れるのですが、覚えている植物もありました。

 

 次は数が少ないのですが、紫式部(ムラサキシキブ)です。これは葉が枯れ、実も殆ど落ちてしまいました。

 

 小さな赤い実が付いた蔓が椿の木に絡まっていました。実の形がマユミに似ていますが、実を包んでいる殻の色が全く異なりますし、蔓性の茎であることも大きな違う理由になります。この場所には昔、家がありました。椿があるのもそのためでしょう。この赤い実の植物も椿とともに、この家の方が育てていたのかもしれません。

 いつものように、閲覧して下さっている方のお力をお借りします。

 

 悪天候なので、早めに山形へ向かい、背炙り峠に上りました。この日が峠を越えられる最終日です。じっくり味わいながら、峠への道でハンドルを右へ左へ切りました。峠に着いて畑沢へ振り返ったのが下の写真です。切通しになっています、まるで、楯跡の大きな堀切の様です。

 

 峠から村山市方向を撮った写真ですが、このとおりの雲、雲、雲です。最終日ぐらいは綺麗な夕焼けを撮りたかったのですが、今年は一枚も夕焼けを撮ることができませんでした。実はこの写真を撮る前、雲間から陽が斜めに差し込んでいる絶景があったのですが、もう少し待てばさらに良い景色になるだろうと待ってしまいました。ところがこの有様です。直ぐに写してから次の機会を待てばよかったのです。

 

 最後の日という事で、甑岳が顔を出してくれました。今度は機会を逃すまいと直ぐに写しました。その後、直ぐに雲に覆われてしまいました。間一髪でした。

 

コメント (2)
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