特に珍しいものではありません。それでも一応、ラン科です。畑沢だけでなく、山形市内でも宮城県でも見たことがあります。花も質素なうえに、栽培しにくい植物です。
秋の畑沢で山中をさまよっていたら、地面に笹の葉が雨に濡れてるような光景を見ました。ところが、笹の茎がなく、葉っぱだけが見えます。不思議に思い近づいてよく見ると、猩々の斑点があります。おっ、これはサイハイラン(采配蘭)。
さほど人気がない蘭でも、園芸店では商品としています。この種は栽培が困難ですので、他人の山からの盗品である可能性が高いと思います。畑沢の欄は、ことごとく盗まれました。エビネ、キエビネ、クマガイソウ、シュンランなどですが、外にもあったのかもしれません。